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つい先日の11月11日、私の仕事場である鑑定室内で
相談者様のご相談を見守りながら、20年間ものあいだ
まるで私の”相棒”のように、側で見守り続けてくれている
高さ3mの「幸福の木」に、花が咲きました。「幸福の木」は、ご承知のようにドラセナとも呼ばれている観葉植物です。
この木は、和名・ニオイセンネンボクといわれ、
ジャスミンの花のような香しい芳香を放ち、そして
一本の木の一生の間で、一度咲くか咲かないかの確率で開花が
みられることもあるのでこの名を持つ、ともいわれています。それは、非常に稀有な形ではあるが、
開花するポテンシャル自体はある木、ということ。それが──今回でなんと、16回目の開花を迎えました。
しかも。「11月11日、1111の日」に、です。
さらに、本来、月下美人などのように夜咲き種の花なのに、
当日、明け方に開花し始め、「朝咲き花」として朝日を浴びながら開花しました。
スピ的にもこれは、新しい夜が明ける
そのような深い意味合いが、すべて符合することを示唆する開花です。
なんだか、ワクワクしますね^^そもそも、この木との出会いは、
20年も前のこと。花屋の前を通っていた時に
ふと呼びとめられたような気がして、振り向くと
この木が立っていたんです。この時まで観葉植物を買うつもりなどいっさいなかったのですが、
ふと、なにか”縁”のようなものを感じて、
鑑定場所である仕事場に置くことを、ほとんど一瞬の間に迷うことなく決めました。「鑑定室の主」となったこの木は、この後、思いもよらぬ舞台展開をみせてくれました。
それはあたかも、天窓を突き抜け、その向こうの青い空と太陽、
銀河系を目指すかのようにぐんぐん成長していき、
早くも2年後に花を咲かせました。「一世一代・これ限りと言わず、もっと自由に咲いていいんだよ」
と幸福の木と対話していたら、
この幸福の木は「そうですか、では」とでも言うように、1年間の沈黙の期間を経た後、
驚くことに、年にほぼ一回のペースで(通常11月に)開花をくりかえし
一体どこまで、「咲き続けること」を更新し続けていくのだろうと
あっけにとられる思いのなか、先日の開花を迎えました。その、花を持ち続けることを忘れぬパワフルな雄姿は、まるで
頤をあげ、真っすぐに、手を天に向かってのばし、
宇宙を求めてやまぬ姿を想わせます。まっすぐに
いちずに
ずっと
夢見て咲きつづけるゆがまない
たるまない
せつないほど まっすぐ
わたしが私であるための
原初へそのように朗々と歌い続ける、歌姫のようでもあります。
人も。植物も。すべて
いろいろな咲かせ方があるものです。さあ。これからあなたも
幸福の花を咲かせて参りましょう、存分に。あなたがあなたであるために
形にこだわることなんて、まったく、ない。
そして
何度も、何度も。これからもずっと。頑張れ!^^☆
幸福の花と、富樫ユキより
- 富樫 ユキ先生
- 2020年11月15日(日) 13:02:04