【タロットカード】サッカー日本代表はどうなる? タロットで占ってみました(2)

【タロットカード】サッカー日本代表はどうなる? タロットで占ってみました(2)

ワールドカップ本戦直前での監督交代となった、「サッカー日本代表」

その前途を「タロット」で占います。

出典(TOP画像):Illust AC

ハリル氏の遺産は、ワールドカップで生かされるの? 【塔・逆位置】

【タロットカード】サッカー日本代表はどうなる? タロットで占ってみました(2)

出典:ashinari.com

ハリル氏は15年3月の監督就任から、約3年間に渡って日本代表を指導してきました。
3年というのはとても長く、重い時間です。

日本が西野新監督のもとでワールドカップを戦うにしても、ハリル氏が残したものを有効に生かさないことには、明るい結果は見えてこないでしょう。

果たしてワールドカップ本戦で、ハリル氏の遺産は生かされるのでしょうか?
タロットで観てみたところ、「塔」のカードが逆位置で導かれました。

これは「崩壊」「物事の中断」などの象徴であり、正直なところ厳しい暗示といわざるを得ません。

ハリル氏の戦術に一部の主力選手が反発したこともあって、今回の監督交代で、日本代表の戦い方も軌道修正されることになります。

それによって、ハリル氏の戦術のもとで蓄積されたエッセンスは、かなりの部分がムダになってしまうと考えられます。

そしてさらに深刻なのは、データ面での遺産がスポイルされることです。

ハリル氏はデータの収集・分析に熱心な監督として知られ、日本の選手たちの特徴についてはもちろん、これからの対戦国についても多くのデータを持っているものと考えられます。

本来であれば、それらのデータが西野新体制の元でも生かされることが望ましいのです。
しかし今回の監督交代で、サッカー協会とハリル氏は完全に決裂する形となってしまいました。

よってハリル氏のデータを西野新監督が引き継ぐことも、おそらくは難しいでしょう。

塔の逆位置は「崩壊」を意味しており、積み上げたものが崩れることを暗示しています。
おそらくは西野新監督の体制において、ハリル氏の遺産はあまり生かされないことでしょう。

西野新監督は、本戦までにチームをまとめられるか? 【力・正位置】

【タロットカード】サッカー日本代表はどうなる? タロットで占ってみました(2)

さて、ここでハリル氏の後を引き継いだ西野朗新監督にもスポットを当てたいと思います。
西野監督が脚光を浴びたのは、94年のアトランタ五輪でした。

彼はU-23日本代表(注)の監督として、日本を28年ぶりの本大会出場に導きます。
さらには本大会でブラジル相手に1-0で勝利し、サッカーファンを狂喜させました。

この劇的な試合は「マイアミの奇跡」(注)と呼ばれ、西野氏は日本サッカー史にその名を刻んだのです。

(注)U-23日本代表……23歳以下のナショナルチーム。
(注)マイアミの奇跡……アトランタ五輪でのブラジル戦が、アメリカフロリダ州のマイアミで行われたことから。
ブラジルは世界トップクラスのサッカー強豪国で、日本がブラジルに勝利するなど常識では考えにくいことだった。

その後、西野氏はJリーグ各チームで監督をつとめ、柏レイソル、ガンバ大阪をともに躍進させます。

特にガンバ大阪時代の05年には、チームをJ1リーグ戦初優勝に導くなど、大いに手腕を発揮しました。

Jリーグの監督として歴代最多の270勝を挙げており、国内のサッカー指導者としてはトップクラスの実績・経験を持つ人物なのは間違いありません。

そうは言っても、西野氏の監督就任に不安要素はたくさんあります。
彼は15年に名古屋グランパスを率いた後はサッカー協会の幹部となり、現場から遠ざかっています。

また監督としての国際的な経験も少なく、もちろんワールドカップの経験もありません(注)。

そもそも協会は、ワールドカップでの実績・経験を重視してハリル氏を招いたのですから、その後任の西野氏がワールドカップ未経験というのは、大きな不安材料といえるでしょう。

(注)ワールドカップでの経験……もっとも、日本人でワールドカップに監督として出場したのは岡田武史氏ただひとりです。

前置きが長くなりましたが、そんな西野新監督は、本戦までにチームをまとめられるのでしょうか?
タロットで占ったところ、「力」のカードが正位置で出ました。

これは「意思の力」を示しています。
仕事に関しては、何事にもねばり強く取り組み、強い意志でやり遂げることの暗示です。

意思―――このキーワードから西野氏の経歴を見ていくと、なるほど、思い当たるところがあります。

先にもお話ししたU-23日本代表の監督時代、西野氏と選手の間に戦術をめぐっての意見対立がありました。

血気盛んな若者たちが、西野監督に向かって戦術の変更を訴えたのです。
それでも西野氏は自分の考えを曲げることなく、アトランタ五輪を戦い抜きました。

その結果(得失点差で決勝トーナメントには進めなかったものの)2勝1敗の好成績を収めたのです。

西野氏は気さくな人柄で知られ、記者からの厳しい質問にもユーモアを交えて切り返すなど、包容力に定評のある人物です。

それでも指揮官として、自分の考えをつらぬく「意志の強さ」もあわせ持っています。
ワールドカップ本戦直前での監督就任は、西野氏にとってこれまでにない厳しい仕事となります。

それでも彼であれば、強い意志でチームをまとめていくことはできると思うのです。

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