占星術の10惑星の月の意味と特徴

占星術の10惑星の月の意味と特徴

夜空に煌めく星は人間の運命を司っています。

その煌めく星と産まれた日時から運命を決める『占星術』、その中の月はどのような役割をもち、加えてどのような意味があるのでしょうか?

占星術を学ぶなら知っておきたい、10惑星の『月』の意味を紹介します。

出典(TOP画像):photoAC

月は10惑星の中で心を示す

月は10惑星の中でも、人間が持っている心を表します。
太陽が性格に対して、月はその人自身が持っている本心を表します。

人間は社会的に持つ性格だけではなくて、自分が本能のままに心地よい状態があります。
月が司るのは、こうしたありのままの自分を司る心なのです。

そのため、月が示すのは意識していないで出てくる根本的な自分です。

例えば、大雑把な雰囲気を人前では魅せるものの、実は根が繊細という内面が出てくるのはこうした月がどの位置の星座にあるかによって大きく変わります。

月の性格が出てくるのは幼少期、その幼少期から地球に生まれて生きて、太陽が持つ性格を身につけて社会へと生きていきます。

そのため、月が持つ性格を知っておくと、自分の心のケアが出来るのです。

また、月は28日で形が大きく変わります。
人間の性格での喜怒哀楽と言った感情の変化を大きく左右しているのもそのためです。

ありのままの自分を知って傷ついた心を癒やす要素を教えてくれる、加えて、生活していく上の自分をよく知る為に必要な星なのです。

月が示す12星座とは?

占星術では、10惑星はぞれぞれの星座が割り振られています。
月が割り振られている星座はかに座で、ハウス名は巨蟹宮です。

古代の四大元素で分類するサインでは水を司り、12星座の中でも活動宮に分類されます。

12星座の中で、かに座は友人思いの星座で有名で、ヘラクレスに退治されそうだったヒュドラを助ける為に自分の身を呈した優しさがあります。

その後、その優しさに免じてヘラが天空にあげたのがかに座の起源となっています。
月の優しさと、いざとなった時に動く活動的な面を示した逸話です。

月が示す意味

月が星として象徴している意味は、夢、感受性、神秘、変化、不安という意味を表しています。
月は太陽と対になる意味が多く一見するとマイナスな意味が多いのも特徴です。

これは、社会で生きていく上で、人間は全て心地よい環境というわけではなくて、傷ついたり悔しかったりと言ったマイナスの感情が出ることもあります。

人間の移りゆく心の変化全体を示す意味を含めるため、マイナスの意味を持っているのです。

プラスの意味では、直感が冴える、好転の兆し、解放、マイナスの場合は、不安、情緒不安定、幻滅、トラウマ、危険が迫るという意味になります。

かつて月は女性が見ると気が狂うという言い伝えがあるため、月を見ることはあまり良くないと言われていた時期があります。

人間が狼男になるのも、この話が波及してできた伝承です。

また、妊娠、出産といった事も月の満ち欠けの影響を受けていることから、男性よりも女性に大きな影響力を持っています。

また、占星術と切っても切ることができないタロットカードでは、「女教皇」です。
女性らしさと、加えてタロットの図面に月が描かれているデザインもあるため割り振られています。

月と他の惑星のアスペクトの傾向

月と他の惑星のアスペクトの意味は良い角度であるソフトアスペクト、悪い角度のハードアスペクトではどの様に変わるのでしょうか?

ソフトアスペクトの場合は、月の良い意味が他の惑星の意味を強調させ、ハードの場合は、良い面を打ち消すような方向になります。

火星は積極性・行動力・活気を示す意味がありますが、ソフトの場合アスペクトの場合は行動力アップ・勝ち気・大胆と言った意味、ハードの場合は、感情の起伏が激しい、短気といった意味になります。

この様に、ホロスコープの星の意味によっては同じ星でも大きく意味が変わります。
ですので、星から運命を読む時は角度を意識して正しく読み取ることが大切です。

マイナスの角度でも、気をつければ、その影響を最小限にすることが出来ます。

まとめ

『月』は10惑星の中で、その人が根本的に持っている性格を司ります。
社会に生まれて持っている元々の性格ではなく幼少期から出てくるのも特徴です。

そのため、最近は疲れた、自分の心が痛い、ゆがみ等を感じる場合は自分の月がどの星座にあるか調べることで快適な心のあり方を知る事が出来る大切な星です。

また持っている星の意味は、感情を示す用語が中心で夢や幻惑、直感と言った心を示す用語が中心的です。

家庭では母親を意味し、父親を支える対の意味になります。

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