占星術の10惑星の冥王星の意味と特徴

占星術の10惑星の冥王星の意味と特徴

『占星術』には多くの情報があり、それぞれの星には意味があります。
加えてどの星座に、どの惑星があるか、そして惑星との角度によって意味が異なってきます。

そのため、一つの惑星の意味を知ることは、占星術上とても大きな意味を持ちます。
今回は占星術の『10惑星』『冥王星』の意味を紹介します。

出典(TOP画像):photoAC

冥王星は10惑星の中で死・蘇生・復活を表す

冥王星は、10惑星の中で死・蘇生・復活・終わりからの始まりを司る星です。

この死や蘇生・再生という意味は、全ての地上における今まであったものを覆し、新たなルールを作るという意味です。

時の変化や時代の流れにおける大きな変革を守護する星になります。

冥王星は公転周期が240年と長く、最も軌道が遠い惑星の為、影響力が弱いと思われがちですが、大きな変革が告げる星なので、星座が一つ移動する時変化が起こると言われています。

人間自身が左右することが出来ない時代の流れを司るのが冥王星の役割なのです。

冥王星の動きが、あった時代の大きな事件といえば、世界大恐慌、核実験の成功があります。

天王星と違うのは、天王星はあくまで世代間の人間の思考を潜在的に表す星なのに対して、冥王星の場合は、大きな括りにおける時代の変化であり、地上世界の根本を変えるというのが特徴です。

冥王星は、大きな時代の変化を示すため、無に期した後に必ず新しい仕組みを作り出します。
時代の潮流を示す星というのが冥王星の特徴です。

冥王星が示す12星座とは?

10惑星にはそれぞれ星座が割り振られています。
冥王星の星座はさそり座(ハウス名:天蝎宮)です。

古代の四大元素のサインですと水になり、不動宮を表しています。

さそり座は北半球で有名な星座の一つであり、全天の中でも明るい星が多い星座です。
形状は釣り針をしたような形と火星の輝きに近い一等星のアンタレスがあります。

神話では、大地の女神ガイアが地上の獣を殺しつくす残虐行為をするオリオンに死を与えるために、放ったさそりと言われています。

冬のオリオン座がさそりを避け、同じ宇宙には上がらない、まさに救世主なのです。

冥王星が示す意味

冥王星が星として象徴している意味は、革命や刷新・再生という意味です。
冥王星が人間の一生で司るのは、99~115歳の時期になります。

人間が生まれ持った性格と社会的な性格から人生の課題を学び答えを出す。
そして、新たな学びの為に他の魂として、学ぶために地上に生まれるという使命を持つ星です。

土星と意味が似ていますが、土星に関しては自分の人生に出てくる課題や試練といった一見マイナスの意味です。

冥王星は、土星が作り上げた課題や試練根本からひっくり返し、新たなスタートを切るための破壊と再生を担います。

つまり、破壊は規定概念やあらゆるものが壊れ、恐怖を感じる存在です。
しかし、その破壊によって先入観が解け、新しいものが出来るというのが冥王星の意味です。

タロットカードで見ると、冥王星は「審判」です。決断・再生・結果を意味し、積み重ねてきた答えが出るということになります。

冥王星と他の惑星のアスペクトの傾向

ソフトアスペクトですと、冥王星が他の惑星を強調し、ハードだと良い面を打ち消す方向や角度になります。

水星は、知性・コミュニケーション能力を意味しますが、ソフトアスペクトで見ると、
知性の開花・頂点・集中力の向上ですが、ハードアスペクトだと、集中のし過ぎ・頭脳の疲労を意味します。

同じ星でもアスペクトにより、意味も変わってくるため、角度は大変重要になってきます。

まとめ

『冥王星』は再生・復活・破壊を示す星で、人間が生きてきた時代の流れを示す傾向がある星です。

また、冥王星がどの位置にあるかによって、大きな時代の括りがわかるため、その時の流れをつかみやすくなります。

そしてアスペクトの意味における太陽から火星までの惑星が持つ長所の限界を超えることが出来る星です。

冥王星は、一番外にあるからこそ、他の惑星の長所や短所に大きな影響力を持つ惑星です。
重要な時期における変化において大きな力を持っています。

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