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最終更新:2024/2/14

【最強の開運術】風水とは?誕生の歴史を学びつつ玄関・キッチン・寝室から正しく家相を改善!

突然ですが、あなたにとってもっとも馴染みの深い開運法は何ですか?

この問いに、多くの人が思い浮かべる開運法の一つが「風水」かもしれません。

風水は、テレビやファッション誌などでも特集を組まれることが多い人気の占術です。

ですが、風水には手軽に開運効果を得られるというメリットがある反面、誕生の歴史が深いゆえに、数々の複雑な理念も存在するため、風水を本格的に学ぼうとして挫折を経験する人も、決して少なくはないでしょう。

この記事では、風水とは何か、どのような経緯で誕生したのかという歴史的背景や、風水を日常生活に取り入れて、上手に開運する方法などを紹介します。

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風水とは?近代以前の歴史と基本的な考え方

風水誕生のイメージ

風水を活用した開運法を紹介する前に、まずは風水の歴史や基本的な考え方について解説していきます。

風水は古代中国発祥の「生きた知恵」

風水のもとになる考え方が誕生したのは、今から約5000年~6000年前、紀元前4千年頃の古代中国といわれています。

当時は稲作によって人々の生活基盤が支えられていたため、作物が育ちやすい土地を見極めることは死活問題でした。

稲作に適した土地を見出す際に、特に重要視されていたのが「」と「」です。これこそが「風水」という言葉の由来でもあります。

古代中国の人々は、自然との調和によって、大地の恵みを最大限に引き出すことができると考えていました。この考え方は、現代風水にも受け継がれています。

風水とは、幾多の人々が苦労に苦労を重ねた末にようやくたどり着いた、自然の摂理に関する統計学であり、先人の生きた知恵が凝縮された環境学でもあったのです。

陰陽五行説を取り入れ進化した風水理論

中国文明の黄金時代」と呼ばれた唐代(7世紀頃)に、風水は大きく注目を集めるようになりました。時の権力者も、風水をもとに重要な決断を行うことがあったといいます。

住宅の間取りや地形などを占う「陽宅風水」、お墓に適した環境を占う「陰宅風水」が誕生し、さらには、古代中国の都市設計においても、風水が大きな役割を果たしていました。

かつて、世界最大の都市にまで発展した長安(現在の西安)は、風水をもとに設計されたものです。「すべての道は長安に通ずる」という言葉からも、風水の採用が功を奏したことが伺えます。

唐の都・長安に建設された丹鳳門(復元)
丹鳳門

参考画像:大明宫丹凤门(复原修复) by Acstar is licensed under CC BY-SA 3.0

風水がここまで多方面で活用されるようになった最大の要因は、「陰陽五行説」を取り入れたことにあると考えられています。

陰陽五行説

陰陽五行説とは、自然界に存在するあらゆるものを「陰」と「陽」で捉える陰陽説と、「木・火・土・金・水」の5つの要素に分類する五行説とが一体になった考え方です。

陰陽五行説を取り入れたことによって、環境学としての風水理論がさらに洗練され、農業のみならず日常生活のあらゆる場面で風水を用いることが可能となったのです。

三国志の孔明も風水を使って大活躍

三国志のイメージ

史上最高の歴史ロマンと評され、日本でも人気が高い『三国志』に登場する諸葛孔明(しょかつこうめい)は、風水を駆使することで、軍師としての名声をほしいままにしました。

諸葛孔明と劉備の像
諸葛孔明と劉備の像

参考画像:statue of Zhuge Liang and Liu Bei, with the words “鱼水君臣” written on the pedestal, in reference to the quote “君臣魚水” from Records of the Three Kingdoms. by ping lin is licensed under CC BY 3.0

中でも「赤壁の戦い」で用いられた「奇門遁甲術」(きもんとんこうじゅつ)は特に有名で、孔明が季節外れな東南の風を操り、敵の軍勢を火攻めにしたという逸話があります。

奇門遁甲術とは、風水から派生した方位術の一種で、奏の始皇帝など、そうそうたる歴代の帝王の手を経て孔明に伝えられた「風水の奥義」とされています。

赤壁の戦いでは、敵側の曹操軍が24万の大軍を率いていたのに対し、孔明が軍師を務めた孫権・劉備軍は、わずか5万程度の兵力しかありませんでしたが、奇跡的な勝利を収めることに成功しました。

孔明は環境を味方につけることで、その後の歴史を塗り替えるほどに、運勢を大きく好転させることに成功したのです。風水に秘められた可能性を語る上で、象徴的なエピソードといえます。

日本に風水を伝えたのは聖徳太子?

日本に風水が伝わった時期については諸説あります。一説によれば、推古10年(602年)に百済より渡来した僧侶が持ち込んだ風水書に、かの聖徳太子が興味を示したことがきっかけといわれています。

聖徳太子
聖徳太子

参考画像:「聖徳太子二王子像」(模本)江戸時代 天保13年(1842)狩野(晴川院)養信筆 東京国立博物館蔵 =東京国立博物館でのみ展示。この絵の原本である「御物 聖徳太子二王子像」は奈良国立博物館の前期のみ展示。

またある説では、遣唐使の吉備真備(きび の まきび)が、天平7年(735年)に中国大陸から持ち帰った占いの実用書に記されていた風水の教えが広まったといわれています。

日本に普及した風水は、その後、独自の進化を遂げて、平安京や江戸幕府のまちづくりにも大きな影響を与えました。

徳川家康が天下統一を果たした背景には、三代にわたって徳川家の将軍に側近として仕えたとされる高名な風水師、天海僧正の功績があるといわれています。

天海僧正(てんかいしょうじょう)
天海僧正

参考画像:天海像

しかし、天海僧正に絶大な信頼を寄せていた徳川家康は、その一方で、風水を恐れていたとする説があります。風水の力に敵対者が目をつければ、幕府の安泰を脅かすと考えたのかもしれません。

一説によると家康は、江戸幕府を開いてからしばらく経った後に、風水を封印したといわれています。

近代日本における風水の歴史

日本における風水のイメージ

ここでは、日本が近代化の道を進む過程で、風水がどのように一般大衆に受け入れられていったのかを解説します。

明治・大正時代に公の場から排除された風水

実をいうと、風水は明治時代にはすでに、草の根で一般大衆にかなり浸透していました。

しかし、明治維新後に発足した新政府は、東洋の英知とも呼べる風水を、快く思わなかったのです。大正時代の文部省制定教科書には「家相や方位は迷信」と記載されています。

文明開化とそれに伴う急激な西洋化が、風水の普及にとって逆風となったかもしれません。

文明開化によって西洋化した東京の風景(歌川広重作)
文明開化

参考画像:3代歌川広重『東京名所之内 銀座通煉瓦造 鉄道馬車往復図』(1882年)

政府から淫祠邪教(いんしじゃきょう)のレッテルを貼られたことによって、風水は公の場から姿を消しました。それでも、一部の人たちの間では、相変わらず根強い人気があったといいます。

1990年代のブームで再び脚光を浴びた風水

そんな風水が再び脚光を集めるようになったのは、1990年代に入ってからのことです。

小説家・翻訳家・タレントなど、幅広い分野で活躍する荒俣宏さんの著書『風水先生』などが火付けになって、いわゆる「風水ブーム」が巻き起こりました。

大手メディアなどで取り上げられる機会が急増したことによって、次第に風水は、多くの占い師が好んで選択するポピュラーな占術のひとつとなっていったのです。

家の間取り・インテリア・ファッション・雑貨など、日常生活に自然な形で取り入れることが可能で、なおかつ手軽に開運効果を得られるため、世間一般に広く受け入れられる結果となり、現在に至ります。

2022年、とある不動産管理会社が、戸建やマンションなどを購入した102名を対象に調査を行ったところ、実に3人に1人が風水や方位などによる運気の良し悪しを意識していました。

中国流風水と日本流風水の違い3選

日本で独自の進化を遂げた風水のイメージ

中国から日本へと渡った風水は、長い年月を経て、独自の進化を遂げました。今となっては、伝統的な中国の風水とは、ほとんど別物といえるかもしれません。

ここでは、中国流風水と日本流風水の大きな違いを具体的に3つ挙げていきます。

中国流風水と日本流風水の違い①:「鬼門」の捉え方

中国流風水と日本流風水の大きな違いとして、まず挙げられるのが「方位に対する考え方」の違いです。

例えば、日本において北東や南西は「鬼門」の方角です。「表鬼門」「裏鬼門」などと呼ばれ、その方角は鬼(邪気)が出入りするとされているため、一般的に良くないことが起きるというイメージがありますよね。

鬼門の方位を避けるように凹ませてつくられた京都御所の築地塀
京都御所の築地塀 北東角の部分

参考画像:京都御所の築地塀 北東角の部分 by 歴史忠実 is licensed under CC BY-SA 4.0

ですが、中国で鬼門は、必ずしも悪いものとは認識されていません。「鬼門の方角には水回りを作ってはいけない」などと、過度に忌み嫌うべきものでもなく、気の流れをコントロールすることで、吉を授かることすら可能だと考えられているのです。

中国流風水と日本流風水の違い②:方位の割り出し方

中国式の風水と日本式の風水では、方位の割り出し方にも違いがあります。

中国の伝統的な風水では、360度を均等に15度づつ分割した「24方位」で吉凶を占うのが一般的です。

一方、日本で独自の発展をとげた風水は、「8方位」を用いて占うやり方が、現在主流となっているようです。

360度を45度ずつ8等分したり、あるいは、東西南北を30度で4分割して、余った四隅を60度ずつ分けるなど、さまざまな流派が存在します。

日本式風水の方位分割

日本式の風水は、とりわけ神道の影響を強く受けた陰陽道や家相術の流れをくんでいるため、このような違いが生まれたのではないかと考えられます。

中国流風水と日本流風水の違い③:「龍脈」の重要度

風水学で、特に重要な意味を持つのが「龍脈(りゅうみゃく)」と呼ばれる概念です。龍脈とは、大地のエネルギー(気)が流れる通り道のこと。

日本式の風水でも、龍脈はもちろん重視されますが、中国の伝統的な風水における、龍脈の重要度合いは、その比ではありません。

例えば、中国の経済都市として有名な香港に一度でも旅行したことのある人であれば、建物の真ん中にぽっかりと大きな穴が開いたビルを、目にしたことがあるかもしれません。

香港の「風水ビル」
香港の高層ビル

参考画像:Hong Kong Feng shui building Hong Kong Feng shui building by timhill2000 is licensed under CC BY-SA 2.0

ビルに開いた大きな穴は、建築家の気まぐれで設計されたのではなく、龍脈の通り道とするために、あえて設けているのです。別名「風水ビル」と呼ばれている所以です。

龍脈は風水の根幹となる概念であり、運気の良し悪しは龍脈次第というのが、中国の伝統的な風水における考え方です。

住宅事情の違いなども背景にあるとは思いますが、中国では龍脈の確保を巡って、しばしばトラブルが発生することもあるといいます。中でも、中環(セントラル)の「風水戦争」は有名ですので、興味のある方は調べてみるといいかもしれません。

風水において「方角」や「色」が持つ意味とは

基本的な風水のイメージ

風水においては、「気の流れ」によって運気が左右するといわれていますが、それ以外にも、開運するために欠かせない要素がいくつか存在します。

例えば、「方角」や「色」にも象徴的な意味や相性が存在します。ラッキーカラーを意識している人は、意外に多いかもしれませんね。それぞれの意味について、簡単に紹介します。

それぞれの「方角」が持つ風水的な意味

金運・恋愛運・仕事運など、風水では、あらゆる運気にまつわるエネルギーが、特定の方角に流れると考えられています。

それぞれの方角が持つ意味を、以下にまとめましたので、参考にしてください。

それぞれの「方角」が持つ風水的な意味
方位 意味 運勢 属性
悪い気を流すとされる方位。冷静に才能を発揮し、信頼関係で物事を正常化する力がある 愛情運/金運 水の方位
北東 大いなる変化をもたらす方位。別名「表鬼門」とも呼ばれる。この方位を清潔に保っていれば、悪影響は少ないとされる。 相続運/転職運 土の方位
太陽のエネルギーに満ち、旺盛なチャレンジ精神で、物事の発展をもたらすとされる方位。 仕事運/勉強運/発展運 木の方位
南東 「縁結び」に関する運気を司る。コミュニケーション力を育み、人間関係を円滑にすることができる方位。 恋愛運/結婚運/対人運 木の方位
芸術性や知性、あるいは美貌などを司る。激しく燃え上がるような情熱がある方位。 芸術運/知性運/人気運/美容運 火の方位
南西 物事の安定を左右する。別名「裏鬼門」とも呼ばれる。トラブルが起きやすい反面、対策次第で家庭に円満をもたらすことができる方位。 家族運/健康運 土の方位
西 繁栄や豊かさを司る。商売繁盛を願う際には、特に意識するべき方位。人付き合いや恋愛関係にも良い影響を与える。 金運/仕事運/恋愛運 金の方位
北西 「天」を表す方位とされ、風水で特に重視される。出世や玉の輿を引き寄せ、臨時収入が入りやすいともいわれている。 出世運/事業運/金運 金の方位
中央 あらゆる運気が集まる場所。これまでの蓄積をもとに、風水で開運するための土台を作ることができる。 総合運 土の方位

それぞれの「色」が持つ風水的な意味

風水において、運気アップと密接な関係がある色は、主に8色とされています。

それぞれの色が持つ特徴を、以下にまとめましたので、参考にしてください。

それぞれの「色」が持つ風水的な意味
意味
赤は「火」の象徴。物事を活性化する強い力がある。ただし、必要以上に赤を用いると、エネルギー過剰になって風水のバランスを崩してしまうことも。
金、黄色 金運アップと密接な関係がある色。「西」の方角とは特に相性が良く、健康運を底上げする効果なども期待できる。
青は「水」の象徴。冷静さや浄化を促す力がある。独立心やコミュニケーション能力の向上にも効果を発揮する。
緑は「木」の象徴。植物のように、地道に成長していく様子を表す。癒し効果や、才能を開花させる力がある。
黒は陰の気が強く、守りを固める力がある。その特性を活かして、悪い気を遮断し、良い気を逃がさないようにすることができる。
白は陽の気が強く、悪い気を浄化する力がある。同時に、ゴールドに近い意味合いもあり、金運アップの効果があるとされる。
紫は火の気に属するが、洗練された気品をも兼ね備えている。知性や感性を研ぎ澄まし、人気運を向上させる力がある。
ピンク ピンクは「女性らしさ」を象徴する色。恋愛運をアップさせる効果が特に高く、人間関係の改善にも効果を発揮する。

「方角」と「色」の相性が良い組み合わせ

風水でさまざまな運勢を象徴する各方角には、相性の良い色が存在するといわれています。

相性の良い方角と色の組み合わせを、以下にまとめましたので、参考にしてください

「方角」と「色」の相性が良い組み合わせ
方位
白、ピンク、黄色、オレンジなど
北東 白、赤、黄色、青など
赤、青、白、ピンクなど
東南 赤、オレンジ、ピンクなど
白、ベージュ、黄緑、ピンクなど
南西 ベージュ、黄緑、オレンジなど
西 白、金色、銀色、ピンクなど
北西 白、金色、銀色、紫など
中央

風水を日常生活に取り入れて上手に開運する方法

風水を取り入れた日常生活のイメージ

ここからは実際に風水を活用して、日常生活を送る上で無理をせず上手に開運する方法を解説していきます。

【玄関編】玄関マットや観葉植物で運気アップ

風水を日常生活に取り入れる上で、まず注目するべきは「玄関」です。

なぜなら、風水において玄関は、すべての運気を左右する、もっとも大切な気が流れ込む入り口の役割を果たしているからです。

玄関が整っていなければ、家の中を巡る気にも、全体的に悪い影響が出てしまう可能性が高いといえます。したがって、どんなに忙しいときでも、玄関だけは最低限こまめに掃除して、常に清潔に保っておくことをおすすめします。

玄関には、基本的にあまりモノを置かない方が良いとされていますが、インテリアをあえて選ぶとするなら、玄関マットや観葉植物などは、開運効果が高いといえます。

風水効果の高い玄関マットの選び方

玄関マットの色については、自分の家の玄関がどの方角に位置しているかを確認した上で、先に紹介した「方角と色の相性が良い組み合わせ」を参考に選ぶといいでしょう。

玄関マットを選ぶ際の参考例

  • 北向きの玄関におすすめの玄関マットは、白やピンクなど
  • 東南向きの玄関におすすめの玄関マットは、赤やオレンジなど
  • 西向きの玄関におすすめの玄関マットは、白や金色など

玄関マットの柄については、花柄やフルーツ柄といった自然を連想させるモチーフを選ぶのがおすすめです。

風水効果の高い観葉植物の選び方

風水効果の高い観葉植物のイメージ

風水において、観葉植物は「生命エネルギー」そのものです。邪気を払い、陰陽のバランスを整える開運アイテムとして、まさに玄関に配置するのにうってつけといえます

風水効果が高いとされる観葉植物の中から、代表的なものをいくつか紹介します。

風水効果の高い観葉植物

  • パキラ:別名「マネーツリー」などとも呼ばれ、金運アップの効果が高い
  • モンステラ:丸みを帯びた大きな葉が特徴的。人間関係を円滑にする
  • ポトス:ハート型の葉をもち、金運アップや恋愛運アップの効果が高い

ここで注意点を挙げると、観葉植物には定期的な日光浴が必要不可欠です。週に2回~3回程度はベランダ側に移動し、直射日光を避けながら、レースカーテン越しに太陽エネルギーをチャージしてあげましょう。

観葉植物を選ぶ際には、日陰でも枯れにくい耐陰性のあるものをおすすめします。

【キッチン編】「火」と「水」の調和で運気アップ

風水を取り入れたキッチンのイメージ

風水で玄関を「気の入り口」に例えるならば、「気の出口は」水回りといわれています。

陰の気が「こもる」ことによって、エネルギーが不安定になりやすいとされていますが、そんな水回りの中でも特に「キッチン」は、「火」と「水」という相反する性質を扱うため、風水による対策が難しい場所です。

したがって、キッチンに風水を取り入れる際には、火と水のバランスを取ることに、できる限り神経を注ぐのがポイントです。

参考例として、「北」と「南」の方角に位置するキッチンについて、風水に基づいた開運法を紹介します。

北に位置するキッチンの色について

それぞれの方角が持つ風水的な意味」で紹介した通り、北に位置するキッチンは「水」の方角です。寒色系の色で統一すると、必然的に水の気が強くなってしまうため、風水的なバランスが悪くなってしまいます。

北の方角にあるキッチンでは、できる限り暖色系の色を取り入れて、温かみのある空間を目指しましょう。

金運アップを狙うのであれば、黄色の食器や調理器具で統一してみるのもいいかもしれません。あるいは、木の温もりを感じさせるパイン材やムク材の食器棚もおすすめです。

南に位置するキッチンの色について

北の対極に位置する南側のキッチンは「火」の方角です。赤系の色は火の性質が強すぎるため、避けた方が無難といえます。

白やアースカラーといった、スッキリした色で全体的に統一する方が、風水的なバランスを取りやすくなります。黄色も欲しい場合には、緑の混じったイエローグリーンなどを選ぶといいでしょう。

悪い気を調和させるために、観葉植物を飾るのも効果的。手軽なサイズ感で風水効果が高いとされる「ペペロミア」などが、キッチンにはおすすめです。

【寝室編】睡眠の質を高めて運気アップ

風水を取り入れた寝室のイメージ

風水において、「寝室」は運気の再生を行う場所とされています。悪い気を浄化し、明日への活力を養う「癒しの空間」として、開運のカギを握るといっても過言ではありません。

大まかに見積もって、人生の3分の1を、多くの人は寝て過ごすわけですから、質の良い睡眠を得ることは、健康運のみならず、あらゆる運気アップに欠かせません。

というわけで、風水を取り入れた寝室の整え方を最後に紹介します。

寝室におけるカーテン選びのコツ

寝室は、「陰」の要素が優位に働くとされる場所です。したがって、可能な限り心身共にリラックスできるような空間づくりを意識しましょう。

寝室のインテリアを選ぶ際、特に重要なのは「カーテン」です。睡眠の妨げにならない程度に「陽」の気をさりげなく取り入れるのであれば、淡い暖色系のカーテンがおすすめです。

カーテンの素材は、コットンやリネンなど天然繊維のものを選んだ方がいいでしょう。静電気が起きにくく、ホコリの吸着を最小限に抑えられるため、悪い気を防ぐ効果があるといわれています。

風水的に「北枕」は縁起が良い?

北枕で寝る女性のイメージ

国内を見渡して「北枕」に良いイメージを持っている人は、ひょっとすると少数派かもしれません。ですが、「北枕は縁起が悪い」というのは、この国で古くから培われてきた習慣によって根付いた、日本特有の考え方です。

風水において「北枕」は、金運や健康運を引き寄せるとされ、むしろ開運効果が高いと考えられています。さらに、北の方角は「水」の性質を持っているため、悪い気を水に流すことができるといわれています。

風習の違いをもとに、どちらかが正しいと断言することはできませんが、風水の考え方も頭の片隅に入れておけば、人生をより豊かにするきっかけとなるかもしれません。

まとめ

風水的な調和が取れた日常生活のイメージ

いかがでしたか?今回は風水の歴史を紐解きながら、その環境哲学を日常生活に活かしつつ、上手に開運する方法について解説してきました。

ですが、今回紹介したのは風水学を語る上で、ほんの入口部分に過ぎません。それだけ風水の世界は奥が深く、基礎知識の習得には、それなりの経験も必要とされるのです。

ただ、風水が生まれた歴史的経緯や、その背景にある想いを、私たちの日々の暮らしに照らし合わせて考えてみれば、自然に納得できる部分が多いと感じるのではないでしょうか?

それこそが、時代を超えて風水が多くの人々から愛されてきた最大の魅力といえるのかもしれません。

今回紹介した風水の実践テクニックなども参考にして、是非とも「運活」にチャレンジしてみてくださいね!

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