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最終更新:2023/9/1

月の光で浄化は可能!?驚きの効果をもつ月光浴とは?月光冠と月暈(つきがさ)がもつスピリチュアルな意味も解説

あなたは「月光浴」という言葉をご存じですか?

月光浴とは、読んで字のごとく「月の光を浴びる」ことを意味します。
「日光浴なら聞いたことがあるけど…。」という感想が大半を占めるかもしれませんね。

確かに、一般的には月光浴という言葉を使う機会はあまりないでしょう。月の光は、太陽光と比較すれば、とても弱いもの。

「中秋の名月」や「スーパームーン」の時期などを除けば、月を意識すること自体が少ないかもしれません。

宇宙規模でみれば、地球に最も近い場所にありながら、決して目立ち過ぎず、静かに私たちを見守ってくれている天体…。しかし、だからこそ月は古来より神秘的な印象を人々に与え続けてきたのです。

とういうわけで、今回は月光浴がもたらす不思議な効果や、月光冠と月暈(つきがさ)がもつスピリチュアルな意味について解説していきます。

美しい月の光に魅了された経験をもつ人は、ぜひ参考にしてくださいね。

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月の光がもつ神秘性とは?

月の光がもつ神秘性

なぜ人は、これほどまでに月の光に神秘性を感じ、心惹かれるのでしょうか?

生まれた時から夜空を見上げるとそこにあって、やさしく見守ってくれる母親のような存在だから…?確かに、それも一理あるでしょう。

ここでは、月の光がもつ神秘性を、さまざまな視点から解説していきます。

天文学的な視点から読み解く月の光

よくよく考えてみれば、月は実に不思議な天体ですよね。太陽系においては、規格外れに大きな衛星としても知られています。

不思議という点では、「満月」についても同じことがいえます。満月とは、月が太陽の光を均等に反射し、欠けることなく「丸いお盆」のような状態で見られる現象のことです。

今さら説明するまでもなく、誰もが知っている当たり前の話と思われるかもしれませんが、実は天文学的に見て、満月はかなり不思議な現象です。

なぜなら、月以外の天体は「周辺減光」といって、中心部分から周辺部にかけて、徐々に暗くなるように見えるのが通常だからです。満月の光のように均一な明るさにはなりません。

白色光で撮影された太陽。周辺部に向かうほど暗くなっていく
白色光で撮影された太陽

参考画像:The Sun photographed on the 8th of May, 2019 in white light (true color) by MotloAstro is licensed under CC BY-SA 4.0

満月の光のタネ明かしをすると、月に降り積もった細かい塵(ちり)が、太陽光の反射に変化をもたらし、周囲までクッキリ明るく見えるのだそうです。

月という天体は、まるで誰かが計算したかのように不思議な特徴が多いことから、一部の科学者たちの間で「地球外生命体が造った人工物ではないか?」という大胆な憶測が飛び出すこともあります。

おとぎ話や言い伝えなどから読み解く月の光

古来より、月の光がもつエネルギーは、神聖なものとして崇められてきました。

言い伝えによれば、世界三大美女として有名なクレオパトラも、その美しさを保つために月光浴を習慣にしていたといいます。

世界三大美女として有名なクレオパトラ
クレオパトラ

参考画像:Frederick Arthur Bridgman – Cleopatra on the Terraces of Philae

国内に目を転じれば、おとぎ話や物語の世界で、月を題材としたものが数多く残されています。月の光に神秘性を感じる日本人の多くは、とりわけ『竹取物語』に大きな影響を受けているのではないでしょうか?

かぐや姫は、十五夜の月の光に導かれて、天へと昇って行きました。時代が変わっても決して色あせることがない、甘く切ない物語ですよね。

かと思えば、月の光は畏怖の対象となることもあります。思い起こしてください。満月の夜に変身する狼男の伝説を。

1943年のハリウッド映画『フランケンシュタインと狼男』において、はじめて登場した設定だといわれていますが、獣人伝説と月信仰から大きな影響を受けたことは間違いないでしょう。

このように、月の光は人種や宗教を問わず、あらゆる人々に畏敬の念を抱かせ続ける特別な存在なのです。

月光浴の効果に科学的根拠はある?

月光浴の科学的根拠

実際のところ、「月光浴の効果には科学的根拠がある!」と断言できるでしょうか?残念ながら、その効果の多くは、実験データに乏しいというのが実情です。

ですが、ここ最近、月の光を浴びることにより「セロトニン」と呼ばれる脳内物質の分泌が促進される可能性があるということが、さまざまな方面で語られるようになりました。

「セロトニン」は、自律神経を整える神経伝達物質の一種です。安心感や幸福感をもたらし、自己肯定感を高める効果があるといわれています。別名「幸せホルモン」と呼ばれることもある所以(ゆえん)です。

一般的に、セロトニンは朝から日中にかけて、太陽の光を浴びることなどによって分泌されるといわれていますが、月光浴にも同じような効果があるとするならば、これを活用しない手はないでしょう。

さらには、月光浴によって「睡眠ホルモン」と呼ばれる「メラトニン」の分泌が促進されるという話もあります。

メラトニンは、自然な眠りに欠かすことができない脳内ホルモン物質です。不眠症に悩んでいる人は、羊を数えるより月光浴を試す方が効果的かもしれませんね。

メラトニンに関係する話を、もう一つします。フグ目フグ科に属する魚の「クサフグ」は、新月や満月の時期に合わせて集団産卵を行うことが知られていますが、そのメカニズムは長年謎に包まれてきました。

新月や満月の時期に集団産卵を行うことで知られるクサフグ
クサフグ

参考画像:クサフグ。 by Totti is licensed under CC BY-SA 4.0

最近になって、クサフグの血液中に流れるメラトニンの量が、月の光の明るさで変化することにより、産卵のリズムにも変化が起こっていることが分かったのです。

参考論文:クサフグの松果体におけるメラトニン受容体遺伝子のウルトラディアン発現

月の満ち欠けが人間のバイオリズムに影響を与えている可能性は、古くから指摘されてきましたが、月の光が人体に与える影響については、科学で解明されていないことを含め、まだ数多く存在します。

月光浴で得られる効果3選

月光浴で得られる効果

ここからは、月光浴で得られる効果についてご紹介します。

月光浴で得られる効果3選

  • 月光浴で得られる効果①:美容効果
  • 月光浴で得られる効果②:リラクゼーション効果
  • 月光浴で得られる効果③:デトックス(浄化)効果

それでは、順番に解説していきますね。

月光浴で得られる効果①:美容効果

絶世の美女と呼ばれたクレオパトラが、その美しさを保つために月光浴を実践していたことは、すでに紹介しましたね。

月光浴をすることで、「幸せホルモン」であるセロトニンが分泌されているとするならば、血行促進などによって、基礎代謝を上げる効果が得られるでしょう。

これらの作用により、傷んだ髪の補修効果や、カサツキ気味のお肌への保湿効果、さらには、ダイエット効果なども期待できます。

ジムに通って熱心に運動しているのに、思うような効果が得られないとお嘆きのあなた。普段のトレーニングにプラスして、月光浴を取り入れてみてはいかがでしょうか?

月光浴で得られる効果②:リラクゼーション効果

忙しい毎日を送るなかで、心身のストレスは徐々に蓄積しています。何らかの不調を感じながら、心と体のSOSサインを放置してしまうと、自律神経の乱れを引き起こす原因となるでしょう。

そんなとき、またもや活躍するのがセロトニンです。セロトニンには、興奮した脳を鎮め、ストレスを解消するリラクゼーション効果があります。

そう言われてみれば、月の光をぼんやり眺めているとき、不思議と気持ちが落ち着いていくのを感じることがありますよね。

その背景に、セロトニンの作用があるとするならば、月の光でリラックスできるのもうなずける話です。

月光浴で得られる効果③:デトックス(浄化)効果

月光浴でパワーストーンを浄化

月光浴には、心の浄化や邪気払いなどをはじめ、さまざまなデトックス効果があるといわれています。

邪気は周囲を取り巻く人間の感情によってもたらされるといわれていますので、人間関係に悩まされている人は、月の光を浴びることを習慣にしてみるのもいいでしょう。

また、月光浴がもつ浄化の力は、人体に対してのみ有効なものではありません。例えば、ブレスレットなどのアクセサリーに使用されている、パワーストーン(天然石)に溜まった邪気を浄化する効果もあるとされています。

パワーストーンに月光浴をさせる方法は、至ってシンプルです。窓際やベランダなどといった月の光が当たりやすい場所に2時間以上置いておくと良いでしょう。

月光浴のタイミングですが、パワーストーンを浄化したいときは新月、石に力を蓄えるときは、月のエネルギーがもっとも高まる満月がおすすめです。

パワーストーンに月光浴をさせるタイミング
新月の夜半~午前0時頃 パワーストーンを清めたいときにおすすめ
満月の夜半~午前0時頃 パワーストーンに月の力を取り込みたいときにおすすめ

見れたら幸運?月光冠と月暈の特徴やスピリチュアル的な意味

月光冠と月暈のスピリチュアルな意味

月はたびたび、「皆既月食」や「惑星食」などといった珍しい天文現象によって、普段とは違う特別な姿を私たちに見せてくれます。

意外に知られていませんが、月の光に変化をもたらすような珍しい現象は、地球の大気によっても起こる事があります。

ここからは、神秘的な「大気光学現象」として、密かに人気の「月光冠」や「月暈」に関する基礎知識と、スピリチュアルな意味について紹介します。

月光冠(げっこうかん)とは

月光冠(げっこうかん)
月光冠

参考画像:Gut ausgeprägte Corona in hohen Schichtwolken, in Irisieren übergehend. Bei den Wolken ist es nicht ganz einfach, sich für Altocumulus oder Cirrocumulus zu entscheiden. Ich plädiere für Altocumulus. by GerritR is licensed under CC BY-SA 4.0

月の周りを包み込むように、縁かもしくは青白い光が円状にうっすら見られる現象を「月光冠」と呼びます。

場合によっては、赤(外側)と紫(内側)の光の輪が現れ、月の周りに虹が架かったように見えることもあるといいます。「光冠」は「光環」と書くこともあり、太陽の光でも同様の現象が見られることがあります。

月光冠は、月に薄い雲がかかったときに見られることが多いとされています。

月暈(つきがさ)とは

月暈(つきがさ、げつうん)
月暈

参考画像:暈、2018年東京で観測 by Marcy ycram is licensed under CC BY-SA 4.0

月の周りをふちどるように、白い光の輪がうっすら見られる現象を「月暈」と呼びます。

肉眼ではほとんど白く見えますが、実際には赤(内側)と紫(外側)で形作られた虹のようになっているため、「白虹」(しろにじ)という別名もあります。

月光冠と同じく、月に薄い雲がかかったときに見られることが多いようです。また、太陽の光でも月暈と同様の現象が見られる点も、月光冠に似ています。

また、月暈の大きさにはいくつか種類があります。親指を月の中心に合わせた際に、小指が月暈と重なる角度が半径約22度であれば「内暈」、それより大きい半径約46度になると「外暈」と呼びます。

月光冠と月暈の違い

月光冠と月暈には似ている点もいくつかありますが、発生要因や見え方などが異なります。

まず、発生要因の違いについてですが、月光冠は雲を構成する水滴により、月の光が回折(光が障害物の裏側に回り込むように進む現象)することで発生する現象です。

一方、月暈は雲を構成する小さな氷の粒子(氷晶)内で、月の光が屈折することによって起こる現象を指します。

次に、見え方の違いについてですが、月を包み込むような光の輪が見て取れるのが月光冠です。一方、月暈は月を囲むリング状の光が特徴です。

月光冠と月暈の違い

また、月光冠で見られる光の色は、外側が赤、内側が紫の順番であり、月暈とは逆になっています。

月光冠と月暈のスピリチュアルな意味

観測日時が分かる皆既月食などとは違い、気象条件に左右される月光冠や月暈は、基本的にいつ出現するのか分かりません

偶然の産物によって幸運を手にすることを、理科系の人は「セレンディピティ(serendipity)」と呼ぶそうですが、スピリチュアル界隈では、偶然にも月光冠や月暈を目にしたとき、それは幸運の前兆だといわれています。

月光冠や月暈は、虹色の光として見えることがありますが、虹には「幸運」「希望」などの意味があるとされています。

そして、月光冠や月暈は、夜空を見上げることで初めて気づくことができる現象ですので、「上を向く」「前向き」「視界が広がる」などといったポジティブな意味もあります。

月のもつスピリチュアルな意味も併せて考慮すると、「心の中の本当の想いや願いに気付き、世界が広がることで幸運を手にすることができる。」というメッセージが読み取れます。

月光冠や月暈で月光浴をするなら満月がおすすめ!

満月前後、月の光の明るさが増す時期が、月光冠や月暈を観測しながら、月光浴を行う絶好のチャンスです。

なぜなら、月の光が最も強まる満月は、「膨張・拡大」のエネルギーに満ち溢れているため、相乗効果によって月光冠や月暈の幸運を呼び込む力もアップする可能性が高いからです。

雲が月にうっすらかかっている満月の夜、夜空を見上げる習慣を身につけておくと、月光冠や月暈を見つけやすくなるので、ぜひ試してみてくださいね。

まとめ

月光浴をする女性

いかがでしたか?今回は、月光浴に隠された秘密や、意外に知られていない月光冠や月暈の仕組みについて、できるだけ簡単にまとめてみました。心身のバランスをキープするために、月光浴を積極的に取り入れたいものですね。

人類の歴史が始まる遥か以前から、変わらず地球を見守り続けている唯一無二の存在。それが「お月さま」です。ネアンデルタール人も縄文人も、そして、現代に暮らす私たちも、皆が同じ月を見上げてきました。

月が見守ってくれていることが当たり前すぎて、感謝の気持ちを忘れてしまうこともあるでしょう。人生の幸福感は、当たり前に対する感謝の気持ちから生まれます。

今宵はスピリチュアルなサインを求めて、夜空を見上げてみませんか?

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