「もう迷わない」直感を信じる事で人生の満足度が大幅アップする理由
執筆した占い師:M.MIDORI先生
更新日:2023年1月20日
こんにちは、M.MIDORIです。
月日が経つのは速いもので、あれよあれよという間に年が明け、1月も後半に差し掛かりました。
季節外れの暖かさに、一足早く梅の花がほころび始めた地域もあるようで、春の訪れもすぐそこまで来ています。
「今年こそは自分を変えたい」「これまでとは違った一年にしたい」と毎年願っているのに、なかなか自分の思い通りにならないという方も多いのではないでしょうか?
人生は選択の連続です。決断に迷った際には、誰かに相談したり、あるいは占ってもらったりすることで、道が開ける場合もあるでしょう。
それでも迷いが振り切れないのであれば、今年は自分の「直感力」を信じて生きてみるというのはいかがでしょうか?
「直感」はどの程度まで信用できる?
日々を生きていく中で、私たちは選択や決断を避けて通れません。
「今日はどんな服を着て行こうか?」「今日のお昼には何を食べようか?」
こういった些細な選択から、その後の運命を左右するような大きな決断までが、ひとつひとつ積み重なって私たちの人生を形作っています。
そのような決断に迫られた際に、不思議と効果を発揮するのが「直感」です。
でも、この直感は、一体どこまで信用できるのだろうか?と疑問に感じる方も多いでしょう。
「Don’t think. Feel!(考えるな、感じろ!)」
このフレーズは、かの有名なブルース・リーが出演した映画のワンシーンで出てくるセリフですが、流石に何の裏付けもなしに、直感に身を委ねるのは難しいかもしれませんね。
そこで、直感の正しさに関する興味深い事例をご紹介したいと思います。
「直感」の正しさは科学的に証明できる?
ロンドン大学のLi Zhaoping博士は、生物学誌journal Current Biologyに「直感によって人は正しい選択をできる可能性が高まる」という驚くべき研究結果を発表しました。
研究内容は、10名の被験者に様々な図形が描かれた絵を見てもらい、そのあとで図形を逆にしたり、裏返したものの中から、目的とは異なる図形を選んでもらうというものでした。
そして、図形を選択する際に「全く考える時間を与えず即答させた場合」と「1.5秒の猶予を与えて回答させた場合」とで、正解率を比較しました。
結果は、即答させた場合の正解率が95%。その一方で、1.5秒の猶予を与えた場合では、正解率が70%まで低下したのです。
要するに、直感で物事を判断した方が、より正しい結果が得られるという内容でした。
勿論、さらにじっくり時間をかけて図形を確認すれば、正解率がより向上するのは間違いありませんし、例に挙げた研究結果から「直感で選択すれば必ず当たる」と言うつもりもありません。
ただ、私の経験則からしても、時間の猶予がそれほどないのに何かを決断しなければならない時は、かなりの確率で直感に頼り、後になって「やっぱりあの時の選択は正しかった」と感じる事が多いような気がしますね。
「直感」で選ぶと満足度も上がる?
また、アムステルダム大学の心理学者が行った調査によれば、高価な買い物をする際に、悩まず直感で選んだ人は、悩み抜いた末に選んだ人よりも満足度が高くなるという結果が得られました。
同時に、安価な買い物をする際には、じっくり悩んだ方が満足度が上がるという、高価な買い物と比べて相反する結果も報告されており、その理由について考察すると、それだけでこのコラムが終わってしまいそうですので、今回は割愛します。
いずれにせよ、高価な買い物をする方が、より大きな決断であると言えますし、それに伴うプレッシャーも相当な物でしょう。心理的ストレスに耐えながらのショッピングは、人によって楽しくないと感じるかもしれませんね。
下手に未練を残すくらいなら、「明日は明日の風が吹く」と直感を信じる方が、後味良くスッキリとした気分になって、満足度も大幅に向上するのではないでしょうか。
大企業の経営者も「直感」を信じる理由
責任ある立場の人は特に、様々な局面で重大な決断を迫られる事が多いでしょう。場合によっては、企業の命運を左右するような決断もあるかもしれません。
そんな時、大企業の経営者は意外にも直感を信じる事が多いようです。
孫正義氏にとっての「直感」
例えば、ソフトバンクグループ株式会社の会長兼社長である孫正義氏はこのような事を言っています。
どんなことでも10秒考えればわかる。10秒考えてもわからない問題は、それ以上考えても無駄だ 『孫正義 「リスク」を「成功」に変える28のルール』より
チェスの名人が5秒で考えた打ち筋と、30分で考えた打ち筋は、86%同じであるという説から生まれた「ファーストチェス理論」というものがあるのですが、孫正義氏の考え方はこれに似ているといいます。
実際、企画の採用プロセスにおいて、孫正義氏の決断はかなり直感的である事が多いようです。
故スティーブ・ジョブズ氏にとっての「直感」
これも有名な話なので、ご存知の方も多いかと思いますが、Apple社の創設者である故スティーブ・ジョブズ氏も、名門スタンフォード大学の卒業式スピーチで、直感の大切さを次のように語っています。
あなたの時間は限られている。だから他人の人生を生きたりして無駄に過ごしてはいけない。ドグマ(教義、常識、既存の理論)にとらわれるな。それは他人の考えた結果で生きていることなのだから。他人の意見が雑音のようにあなたの内面の声をかき消したりすることのないようにしなさい。
そして最も重要なのは、自分の心と直感を信じる勇気を持ちなさい。
それはどういうわけかあなたが本当になりたいものをすでによく知っているのだから。
それ以外のことは、全部二の次の意味しかない。 スティーブ・ジョブズ『スタンフォード大学・卒業式でのスピーチ』より
世界的な偉業を成し遂げたジョブズ氏だからこそ、「直感を信じる勇気」という言葉にも重みが感じられますね。
思えば、自作のマイクロコンピュータを販売するために「アップルコンピュータ(現Apple社)」を彼が設立した時、そのビジネスに秘められた可能性を一体どれほどの人が認識していたでしょうか?
マイクロソフトの創設者であるビル・ゲイツ氏は、「スティーブのセンスが欲しかった」と後に語っています。その「センス」とは、まさにジョブズ氏の「直感力」を指していたのかもしれません。
「直感力」を鍛えるにはどうすればいい?
「直感」と聞くと、自分の論理的思考とは関係なく、どこからか気まぐれに湧き出てくるものというイメージを持っている方も多いかもしれません。
ですが、実際はそうでなく、直感力が働く背景にもしっかりとした理由があるのです。
ニュートンは「直感」で万有引力を発見した?
ニュートンは偶然りんごが木から落ちるのを見て、直感的に万有引力を発見したと考えている方はいませんか?
この逸話には諸説あって、真偽のほどは定かではありませんが、少なくとも引力の存在自体は、ニュートン以前に既に知られていたのです。
つまり、ニュートンは引力を発見したわけではなく、既知の法則が万物に働く力であるという事を数式を使って証明したというのが真実です。それでも十分、歴史的には偉大な功績です。
「直感力」を鍛えるには経験を積む事
直感力を鍛えるためには、常日頃からさまざまな事に興味を持ち、できるだけ多くの経験と知識を身に付けることが必要です。逆に言えば、それ以外には何も特別な事をする必要は基本的にありません。
ニュートンに関して言うなら、万有引力の法則より前にケプラーの法則があり、そういった知識の裏付けがあったからこそ、ニュートンの直感力が輝きを放ったのです。
経験や知識を積み重ねることによって、決断を迫られた際に天啓の如く、最適な答えを瞬時に導き出せたなら、それこそ真の意味で「直感力」を発揮したと言えます。
取り留めのないアイディアも日頃から必ずメモするように心がけ、そのメモが役立つ時が来たら、どういった経緯でそのアイディアを選択し、決断するに至ったか、そして、その決断をしたことによってどのような変化が起こったかまでを事細かに記録する作業も直感力を鍛えるのに有効だといいます。
そうやって情報や知識を相互に関連付ける癖をつけることで、意識せずとも瞬時に最適な答えを導き出せるようになっていくというわけです。
考える時間が短くなっていくことで、さらに直感力に磨きがかかり、満足のいく結果を得られる可能性が高まっていきます。
「直感力」を鍛える際の注意点
直感力を鍛える際の注意点についても少しふれておきたいと思います。
情報をたくさん吸収するのはいいことですが、一度に処理する情報量が多過ぎると、脳がそれに追いつかず、直感を発揮する上で逆効果になる事もあります。適度なクールダウンも時には必要です。
睡眠学習という手法があるように、例え休息している時であっても、脳は外界から受け取った情報を常に整理して、大切な情報をすぐ引き出せる準備をしてくれています。
ですからあまり気を張らずに、休日には海や山へ出かけ、ちょっとしたバカンス気分を味わうのも大切なお勉強です。その際には、できれば携帯電話のスイッチをオフにしておいてくださいね…
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今年は是非、確固たる意志で直感力を鍛えて、「最高の決断ができる自分」を目指してみてください。
きっと、充実した一年を過ごせることになると思いますよ。
今回のコラムは以上となります。今年も一年、何卒よろしくお願いいたします。
M.MIDORIでした。
▼M.MIDORI先生の前回の記事はこちら▼
【2023年版】運気を上げる3つの方法
▼M.MIDORI先生のインタビューはこちら▼
占い師インタビュー:M.MIDORI先生
このコラム記事を書いたのは、「電話占い絆~kizuna~」占い鑑定士のM.MIDORI先生です。
M.MIDORI先生ミドリ
鑑定歴 | 10年以上 |
---|---|
得意な占術 | 霊感タロット・未来予知・四柱推命・シンクロニシテイ・スピリチュアルリーディング.数理学.基礎心理学 |
実績 | 鑑定が終わった後で、「心が楽になりました、また頑張っていけそうです」と前向きになられ、 嬉しいお声をたくさん頂き逆に私がいつも力を頂いています。 メールでも嬉しいお言葉を多数頂いています。ほんとうに感謝でいっぱいです。 |
得意な相談内容 | 恋愛成就・復縁・不倫・浮気・結婚・離婚・片思い・相手の気持ち・仕事・適職・転職・習い事の選択・人間関係・嫁、姑問題・夫婦問題・子供の悩み・親子の問題・自分の弱点の対処法など・金運・開運 (生死にかかわる内容やお子様の出産前の性別。ギャンブル、受験や資格の合否などはお応えできませんのでご了承ください。 |
M.MIDORI先生よりご挨拶
コラムを最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今回は「直感」に関する記事を執筆しましたが、直感で選択した結果が例え思うようものでなかったとしても、思い悩む必要はありません。
次に繋げるため、明日への糧としてください。「失敗は成功の母」という諺もあります。
私のアドバイスが必要でしたら、お気軽に電話占い鑑定をご利用くださいね!
M.MIDORIでした…
お客様から頂いた口コミ
男性40代
いつも複雑な鑑定内容にも関わらず親身に相談に乗ってもらって凄く感謝しています。
似通った事を聞いたとしても歓迎してもらえるし、自分自身が何かに気付けた時はまるで先生自身の事のように喜んで下さり、まるで当たりだった時の担任の先生のような雰囲気があります(笑)
またなにか行き詰まった時はよろしくお願いします。