「引き寄せの法則」～Dreams come true～

最近、10～20代の若い人たちとお話をさせていただく機会が多いのですが、皆さん目をキラキラさせながらこう言います。

「早く結婚して子供が欲しいです！」

「とにかく長生きしたいです！」

「将来的には起業したいです！」

「何か人の役に立つことがしたいです！」

ですが、私は「おや？本当に大丈夫？」と思ってしまうのです。

コロナは終息の兆しを見せず、オリンピックの延期も決定し、この先、経済がどうなるか不透明な情勢の中、生涯未婚率の上昇や少子化の問題も。。。

withコロナの時代に明るく夢を語れる若者たち

私が10代～20代の頃には想像も出来なかった程に、光のネットワークで世界中のあらゆるものがシームレスに繋がり、スマートフォンを始め、沢山のツールが世の中に溢れている現在、文明の利器を使いこなす若者たちが情報を聞き逃すことなどありません。

従って、若さゆえの無知でなく、暗い世相話も当然知っていながら、自身の明るい未来像を語るのです。楽しくキラキラと。。。。

民間のロケット事業のニュースなどを見て、高い技術と志しを感じさせるプロの仕事ぶりに私はただただ関心するばかりなのですが、若者たちに感想を聞くと。。。。

「自分にも似たような事ができるかもしれないから起業したい」

「人の役に立つことを目的とすれば、お金は後から付いてくる」

「自分が好きで楽しめれば、それがいつか仕事になって世の中から必要とされる」

。。。。などなど、人生の先輩も顔負けの意見が多く寄せられ、その純粋で前向きな姿勢に何となく気圧されるような感覚すら覚えます。

インターネットで得られる情報量が多く、何かをやろうと思えば一人でも学べる環境があるということは大きいかもしれません。

ここで、地の底から這うような暗い波長で批判の声が聞こえてきます。。。。

「私だって10代や20代の頃は夢と希望に溢れていたけど、それは世間知らずで無知だったからよ」

「若い内はいいけど将来大変じゃない？だって人生は願うようには、ねぇ」

「最近は女性が自ら命を絶つケースも増えてるし皆、不安なのよ。。。」

確かに今は世界的な緊急事態です。医学が進んでいるとはいえ、スペイン風邪の流行以来、人類が経験したことのないカタストロフが訪れています。

世界中の頭脳明晰な科学者たちが、ワクチンの研究開発に取り組んでいるその成果に期待しながらも、1年前には予測だにしなかった様々な社会の変化に不安感で胸が押しつぶされそうです。

そのような中で、なぜ若者たちは明るい未来を語ることができるのか、単純な疑問が湧いてくるのは仕方のない事でしょう。

どーしてそんなに明るいの？魂の成熟に年齢は関係ない！

「どうしてそんなに明るい未来を語れるの？」

「環境破壊で地球は汚れていて、病気も蔓延しているのに本当に長生きしたい？」

「待機児童問題もあるし、日本は先進国の中で幸福度は低いよ？それでも子供が欲しいの？」

そう、私とリモート通話などでソーシャルディスタンスを守りつつも、マスク越しに話す若者達でさえ、混沌とした世の中の状況の全てを知り、それらを受け入れた上で発言しているのです。

これには本当にビックリしました。魂年齢が驚くほどに成熟しています。

魂のレベルが高い人には、共通して以下の傾向がみられます。

• 不平不満や怒りをあらわさない傾向がある
• 「足るを知る者は富む」という事を無意識の内に察している
• 現状を受け入れて泰然自若に振舞う

人生が続く限り魂の修行に終わりはなく、悟り以前の未熟な魂であることには違いありません。

ですが、仮に人間が10万回くらい輪廻転生を繰り返しながら魂の修行を行うとするなら、その内、8万回くらいの転生を済ませて修行の終盤に挑んでいるような、そんな境遇に近い大先輩についてこれから少し話をしたいと思います。

明恵上人の逸話と悟りについて

昔、京都の山奥のお寺に華厳宗の高僧、明恵上人(みょうえしょうにん)がいらっしゃいました。

言い伝えや文献によると、「人は徒党を組み集まると流れが悪くなる」として、少人数で修行をされていたとお聞きしております。

ある日、瞑想状態の明恵上人が座禅姿のまま部屋の中を空中浮遊しているところを、一人の御弟子さんが偶然目撃しました。

「浮遊なさるなんて我が師匠はスゴイ！修行を極めるとあのような境地に至れるのか！」

驚きながらも感動しきりで、修行の邪魔をしないよう静かにその場を後にしましたが、興奮冷めやらず、弟子仲間にその出来事を語って聞かせたのです。

すると、明恵上人はその御弟子さんを呼び出し、静かな口調でこう言われたそうです。

「空を飛ぶのを見て騒ぐとは何事ですか。だからあなたは悟れないのです。」

えっ？そこ！？
飛んでる人を見て驚いちゃいけないの！？
そんな、そしたら、私は悟るの無理！！

…って正直思いました。ハードルが高過ぎます。何万回くらい輪廻転生を繰り返せば、私も空中浮遊を見ても驚かない境地に至れるのでしょうか？？？

悟りを開いた人物として明恵上人は歴史に名を残しました。しかし、悟りとまではいかなくとも、withコロナの時代に明るい未来を語れる若者たちにもまた、スピリチュアルな覚醒の可能性を秘めた強い魂があるように思えます。

実際に話をした10代、20代の方々は、決して力説しているわけでもなく、虚勢を張るでもなく、とても心地好い波長の穏やかな声で明るい未来を語っていました。

その事に力強さ感じながら、同時に安心感を得ている自分に気付きました。

「引き寄せの法則」を証明したある心理実験

10年以上前に世界的な大ベストセラーとなったスピリチュアル本『ザ・シークレット』が切っ掛けとなって、日本でも一時期ブームとなった「引き寄せの法則」ですが、これはザックリと言えば、「自分の身に起きる事は全て、自分が思った事が元になり実現する」という事です。所謂「言霊」ですね。

この効果に近いものは、実は脳科学の世界でも証明されているのです！

有名な実験としては、ニューヨーク大学の心理学者ジョン・バルフ氏らが1996年の論文で発表したものが挙げられますので、ご紹介しますね。

実験内容は、大学生をいくつかのチームに分け、それぞれのチームに任意で選んだ単語のセットを与えてから、そのセット内の単語を組み合わせて短い文章を作るよう指示するといったものです。

ただし、一つのチームには「薄毛」「物忘れ」「しわ」といった風に、高齢者を意識させる単語を意図的に混ぜて渡したのです。

文章の作成が終了した後、大学生たちの歩行速度を測定した所、なんと高齢者を意識する単語のセットを与えられたチームは、その他のチームよりも歩くスピードが平均的に遅くなってしまったという驚くべき結果が報告されています。

つまり、歩行速度が落ちたチームの大学生は、無意識の内に高齢者のように振舞うようになってしまったという事なのです。

この現象は、「プライミング効果」とも呼ばれています。

未来を信じて夢を引き寄せましょう！

明恵上人の逸話や現代の科学的な研究から導き出される答え。。。
単純明快な話ですが、夢は信じれば現実となるのです。

ですが、当然この「信じる」という行為は、口先だけでは力を発揮する事ができません。

心の底から幸せになることを信じて疑わず、現実となるのが当たり前のように感じているからこそ、いつしか夢を引き寄せることができるのだということを成熟した魂は知っているのです。

先行きが見えない不安な時代であっても、自分を信じて突き進むことの大切さがお分かりいただけたら嬉しく思います。

withコロナでも明るい未来、若者たちに幸あれ！私はあなた達を応援しています！

コラムを最後まで読みいただき、ありがとうございました。

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スゴい宇宙はとっても近くに～COVID19をきっかけに明るい未来を考えました～

▼堂園 りま先生のインタビューはこちら▼

占い師インタビュー：堂園 りま先生