「塩むすび」に込められたスピリチュアルな意味とは?~お米と塩が結ぶ浄化と祈りの力~
執筆した占い師:月乃羽美先生
更新日:2025年12月5日
いつもコラムを読んで頂きありがとうございます。月乃羽美です。
それにしても1年が過ぎるのは早いですね。ついこのあいだ年が明けたと思っていたのに、もう12月になってしまいました。
今年最後のコラムは、塩むすびのスピリチュアル的お話です。
塩むすび?と思った方たくさんいらっしゃるかと思います
まずは、塩むすびに必要なお米のお話からしたいと思います。
お米に宿る神聖なエネルギー
お米は古来より、日本人にとって「命を育む神聖な食材」として大切にされてきました。
その一粒一粒には、自然の恵みに対する人々の祈りが宿ると考えられているのです。
お米にまつわる教えや習慣には、深いスピリチュアルな意味が込められています。
ここでは、お米に込められた神聖な力について紐解いていきましょう。
「米」という漢字が象徴する「八・十・八」の神秘
「米」という漢字は、「八」「十」「八」という三つの要素の組み合わせで成り立っています。
参考画像:This 米-order.gif image is depicting the stroke order of the character 米 (the traditional Kangxi radical 119) in order.gif style. by Micheletb is licensed under CC BY 3.0 「米」の筆順
そして、「八」は古来より日本で縁起が良いとされている「末広がり」の形をしていますよね。
つまり、この文字の成り立ちそのものが、お米の持つスピリチュアルな意味を象徴しているといえます。
「米」は、末広がりを示す「八」が二つ重なることで「無限の豊穣」 を表し、漢字そのものに神聖な力が宿ると考えられているのです。
お米一粒に「八十八の神様」が宿るという伝承
漢字が表わす意味だけではなく、「八十八」という数にも意味があります。
日本には古来より「お米一粒に八十八の神様が宿っている」という言い伝えがあるのです。
この八十八とは、稲作に関わる様々な手間ひまを象徴した数字です。
それはすなわち、「太陽の光」「水」「土」「風」「虫」そして何より「丹精込めて稲を育てる人々の労力」といったものに、それぞれ神様が宿っているのだと解釈されています。
神道でお米が最も神聖とされる理由
日本の神道において、お米は最も神聖な食物です。
参考画像:Votive offering of the Shinto,Katori-jingu,Katori-city,Japan. Sakaki tree,Sake,Rice,Rice cake,Vegetables,Fish,Fruits. by katorisi is licensed under CC BY-SA 3.0 香取神宮、御田植祭御斎田での奉納物(榊、酒、米、餅、野菜、魚、果物)
神棚に新米(御神米)を供える習慣や、神社の祭事でお米や日本酒(お米から作られたお酒)が欠かせないのも、この考え方に由来しています。
ご自宅に神棚がある場合、炊き立てのお米を神様にお供えして、毎回手を合わせた後に食事をするご家庭もあると思います。
これらの習慣は、お米が神様からの恵みであり、私たちの生命を育む源であるという深い感謝の気持ちをあらわしています。
お米の浄化力と古代の儀式「散米(さんまい)」について
お米には邪気を払う力があると信じられてきました。
相撲の土俵入りで塩をまく習慣は皆さんご存じかと思いますが、古代の神事には米をまく「散米(さんまい)」という儀式が存在しました。
散米にはお祓いとお清めの効果があるとされ、悪霊を退散させる意味が込められていたようです。
このように、お米に宿る神秘的な力に対する信仰は、日本の精神文化の中で深く息づいてきた考え方なのです。
「いただきます」「ごちそうさま」に込められた意味
「いただきます」は、お米作りに関わったすべての人と自然への感謝を示す言葉。
そして、「ごちそうさま」は、命を育んでくれた恵みへの感謝を示す言葉です。
「ご飯粒を残すとバチが当たる」「ご飯粒を残したら貧乏になる」などと言われたこと、聞いたことはありませんか?
これは、自然の恵みに対する感謝の気持ちであるのと同時に、「食べ物を粗末にしてはいけない」という教訓でもあります。
お米が食べられるのは当たり前ではないということ、お米を作ってくださる農家の方々に対する感謝の気持ちを常に忘れないようにしてくださいね。
塩が持つ浄化と守護の力
私たちが日常的に使用する塩は、世界中の文化や宗教において「神聖なもの」として崇められてきました。
現代でも「清め」や「魔除け」の象徴として、生活に深く根付いているといえます。
塩は生命を維持するために欠かせない物質であるのと同時に、場を清め、悪い気を遠ざける力があると信じられてきたからです。
ここでは、塩が持つスピリチュアルな役割を見ていきましょう。
なぜ塩は特別視されてきたのか
塩は現代の食生活において、欠かす事の出来ない調味料ですが、古代においては、それ以外にも特別な意味が込められていました。
「人の体内の塩分濃度は海水に近い」といわれていますが、古代の人々は経験的に、塩が生命を維持するために必要であることを知っていました。
塩には強力な防腐作用があります。食物を守ってくれる塩が神聖視されるようになったのは、ある意味、自然な流れといえるかもしれません。
また、塩は人が生きるために欠かせないミネラルのひとつでもありますよね。
参考画像:This image shows a close-up of salt. The size of this image in real-world is 2.08 x 1.93 cm (0.82 x 0.76 inch). by Aka is licensed under CC BY-SA 2.5 塩の結晶
体の水分バランスや筋肉の働き、さらには神経伝達にまで影響を与え、摂取量が多すぎても少なすぎても体が正常に機能しません。
「命をつなぐために塩は必要不可欠」という事実は、すでに科学的にも証明されています。
日本における「清めの文化」
神道では、塩は穢れ(けがれ)を払い、場や人を清める神聖なものとされてきました。
相撲力士が土俵に塩をまく儀式は「散米」と同じく、邪気を払い清らかな空間を作り出すために行われています。
また、葬儀のあと体に振りかける「清めの塩」にも、浄化と厄除けの意味があります。
塩は「境界を清めるもの」として、古今東西で共通した役割を担ってきたのです。
盛り塩・持ち塩・塩風呂など身近な浄化方法
現代の暮らしの中でも、塩はさまざまな形で心身の浄化に活用されています。
スピリチュアルな実践法として代表的なものを以下に3つ挙げてみました。
| 盛り塩 | 空間に漂うネガティブなエネルギー(邪気)を吸収し、空間をクリアに保つ「結界」のような役割を果たします。エネルギーを吸収し終え、役目を終えた塩はトイレに流すのが一般的です。 |
|---|---|
| 持ち塩 | 小さな袋に粗塩を入れて持ち歩くだけで、外出先での悪縁や厄災から身を守るお守りになります。 |
| 塩風呂 | 浴槽に天然塩(大さじ1~2杯程度)を入れて入浴する「塩風呂」は、体についた一日の厄や疲れを洗い流し、心身をリフレッシュできます。 |
いずれも特別な道具などは必要とせず、日常生活に取り入れやすい浄化法といえます。
塩むすびは「食べるスピリチュアル」
炊きたてのご飯に塩をまぶし、両手で優しく包み込みながら、しっかりと握る。たったそれだけのシンプルな食べ物、「塩むすび」。
シンプルな素材だけで作られる素朴な食べ物ですが、塩むすびには日本人が古来より大切にしてきたスピリチュアルな教えや願いが数多く込められています。
食べるだけで心身を整えてくれる日本人ならではのパワーフードといえます。
塩むすびというシンプルな食べ物に宿る力
「ご飯を炊く」「塩をまぶす」「両手で握る」
端的に言えば、塩むすびはこの三つの工程だけで完成します。
ですが、その「シンプルさ」こそが、塩むすびの力の源です。
- 清めの力を持つ塩
- 八十八の神様が宿るお米
- それらを「結ぶ」という行為
これらが合わさることで塩むすびは「理想的な祈りの形」 を表す食べ物になります。
塩を体に取り込むことで内側から浄化する
神道の世界において、塩は穢れを払い、境界を清める神聖なものとして扱われてきたことは先述した通りです。
「塩むすびを食べる」という行為は、身体と心を内側からの浄化することに通じます。
日々の生活で知らず知らずのうちに溜め込んだネガティブなエネルギーやストレスを洗い流し、本来の自分を取り戻すための、手軽で強力なデトックス法です。
「結ぶ」という行為が持つ祈りと願い
「おむすび」という名詞には、「結ぶ」という言葉が含まれていますよね。
「ご縁を結ぶ」「努力が実を結ぶ」「和を結ぶ」など、めでたいイメージを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
誰かのためを思いながら握るおむすびには、
「末永く元気でいてほしい」「私の愛情を受け取ってほしい」「無事に帰ってきてほしい」
といった願いが、「握る」という動作を通じて米粒一つ一つに込められていくのです。
それは、見えない絆を結びつける、最も温かいコミュニケーションです。
「おむすび」と「おにぎり」には異なる由来がある?
「おむすび」と「おにぎり」。どちらも同じ食べ物ですが、それぞれの呼び名には異なる由来があります。
「おむすび」が人と人とを結ぶ食べ物だとするなら、「おにぎり」にはその名の通り「鬼を切る」という意味が含まれています。
おにぎりを食べることで災いを断ち切り、良い運気を引き寄せるといわれているようです。
どちらの呼び名にも、スピリチュアルな意味合いが込められています。
その日の気分や願いに合わせて、呼び方を意識してみるのも面白いかもしれませんね。
「塩むすび」が繋ぐ心と新年への願いを込めて
塩むすびは、お米の神聖なエネルギーと塩の浄化力とが一つになった、まさに日本の心とも呼べる食べ物です。
朝食に塩むすびを食べれば、清々しい気持ちで一日のスタートが切れ、ランチに塩むすびを持参すれば、握ってくれた人の愛情を午後の活力に変えることができます。
そして、疲れた時に塩むすびを食べれば、その素朴な味わいが心を落ち着かせ、本来の自分自身を取り戻すきっかけになるはずです。
説明が長くなりましたが、「塩むすび」は私たちにとって最大のスーパーパワーフードなのです。
以上、最後までお読み頂きありがとうございました。どうぞ良い年末をお過ごし下さいね。そして、来年も宜しくお願い致します。
2026年が皆様にとって素晴らしい一年となりますことを、心よりお祈り致します。
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「月乃羽美先生」ってどんな人?電話占い絆所属の占い師に直接インタビュー!
このコラム記事を書いたのは、「電話占い絆~kizuna~」占い鑑定士の月乃羽美先生です。
月乃羽美先生つきのうみ
| 鑑定歴 | 11年以上 |
|---|---|
| 得意な占術 | 霊感、霊視、霊聴、オーラ、タロット、エンジェルカード、エンジェルヒーリング、風水、夢占い |
| 実績 | 対面鑑定、電話鑑定、メール鑑定。 これまで電話鑑定、メール鑑定では、多数のお客様に信頼を得ています。 特に霊視は、霊力の強い守護霊様に導かれていて、お客様には、よくわかると好評です |
| 得意な相談内容 | 恋愛、片想い、復縁、不倫、夫婦問題、子育て、お仕事、心の悩み、人間関係、運気アップ |
月乃羽美先生よりご挨拶
今回のコラムはいかがでしたか?
コラムの内容などについて、何かご相談ごとがあれば、いつでも電話占い鑑定をご依頼くださいね!
今回お伝えしたことが、あなたのお役に立てば幸いです。
もしよろしければ、次回のコラムもご覧になってくださいね。
お客様から頂いた口コミ
女性50代
本当に丁寧にお話しを聞いてくださり、また内容も的確でとても納得のいくものでした。不安だった心が落ち着きました。常々、思って感じていた深い部分の答えを引き出してくださり、本当に安心いたしました。わたし自身も反省するところはして、自分が好きな自分であるように、そうありたいと思います。微笑みを忘れずに。優しく、心ある時間をありがとうございました。また、何かありましたら、お話させてください。とても信頼できる先生に出会えて、よかったです。ありがとうございます。
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