不安遺伝子を克服するには
執筆した占い師:M.MIDORI先生
更新日:2021年5月21日
皆さん、こんにちは。MIDORIです…
私はこれまで10年以上、プロの占い師として数多くの鑑定をこなしてきましたが、その中で
「彼は今、私のことをどう思っているのだろう… 」
「彼に嫌われていたらどうしよう…」
などといった、不安な気持ちを抱えて苦しんでおられる方々の悩みに接してきました。
今回は、そんな「不安」をテーマにコラムを執筆しましたので、気になる方は、最後までお付き合いください…
不安遺伝子とは?
皆さんは、世界から日本人がどういったイメージを持たれているかという事について考えたことはありますか?紆余曲折ではありますが、オリンピック開催も間近に迫った今、気になる方も多いのではないでしょうか。
数年前、とあるマーケティングリサーチ社が興味深いアンケートを行いました。
「世界から見た日本人」ではなく、「日本人から見た日本のイメージ」を調査したのです。
日本全国1000名を対象に調査した所、回答の多数を占めたのは 「時間に正確」「勤勉」「自己主張が下手」「シャイ・奥ゆかしい」など…海外の方に日本人のイメージを聞いたら返ってくるであろうセオリー通りの結果となりました。
つまり、良くも悪くも「日本人は内向的」というイメージが国内外共に定着しているという事なのかもしれません。
その日本人気質とも呼べるようなものは、文化によって形成されたのでしょうか?ひょっとするとそれは遺伝子に起因するかもしれないという事が、最近の研究で明らかになってきました
セロトニンと呼ばれる脳内物質があるのですが、これは別名「幸せホルモン」などと呼ばれており、神経を安定させ、人をポジティブな感情へと導いてくれる役割があると言われています。
このセロトニンを伝達する役目を担っている遺伝子が日本人は先天的に少ない傾向にあるようなのです。
セロトニンを伝達する遺伝子の量が多い人は「L型」、少ない人は「S型」と分類されるのですが、例えばアメリカ人にはL型のタイプが多く、日本人にはS型のタイプが最も多いとされています。
S型の遺伝子タイプは「不安遺伝子」と表現される事もあるのですが、セロトニンを多く作り出す事ができるL型とは対照的に、S型はセロトニンの量が少ないため、うつ病などを引き起こす可能性が高いのだそうです。
愛情表現が苦手な日本人
恋愛に消極的な日本人が多いのは、不安遺伝子を持つ比率が高い事と決して無関係ではないと私は考えています。
幸せホルモンを多く作り出す事ができるアメリカ人は、人前でも平気でハグやキスをしますし、愛情表現がとてもストレートですよね。
奥ゆかしさは美徳であるという考え方もありますが、男女の関係においては時として、お互いに愛し合っている事を感じられないまま、不完全燃焼の恋愛に終わってしまう…というリスクも孕んでいるように思えます。
そして、恋愛に消極的な人の中には、自己否定の感情がとても強いケースが散見されます。
「私は誰かに愛されるような人間じゃない」と端から決めつけてしまい、彼氏から「綺麗だね」「かわいいね」と褒められると、かえって不安になってしまう事すらあるようです。
自分に自信が持てず、無意識の内に自己防衛の体勢をとってしまうので、他人からの愛情表現を素直に受け取る事ができないのです。可哀想ですね…
そういう方の悩みを聞いていると、幼い頃に抱えてしまったトラウマが記憶の上層に漂っている事が少なからずあります。
トラウマの正体は親からの愛情不足です。そのような方は心の痛みに敏感であるゆえ、ある面では気配り上手で周囲から好感を持たれる様なタイプも多いのですが、その一方で、自分の価値を否定する事に意識とエネルギーを無駄に消費してしまいます。
人は自分が愛されたことや、良くしてもらったことはすぐに忘れてしまい、逆に、傷付けられた事や不安に感じたことは鮮明にいつまでも記憶に残り続けるものです。
そして、その忘れられない嫌な記憶はいずれトラウマとして完全に定着化してしまいます。
つまり、愛情表現が苦手な親に育てられた子供は、結果的に愛情を感じ取る能力が欠如してしまう可能性が高いという事になります。
相手を知り、自分を知る
さて、ここからは不安遺伝子がもたらす悪循環から抜け出す為に一体どうすればいいのかという事について考察していきたいと思います。
愛情表現に苦手意識がある方は、まずは愛情を感じ取る感性を養う事が重要です。そうしないと、いつまでたっても自分の抱えているトラウマを克服する事はできませんし、自分から相手に愛情を伝える事も上手くできません。
近年は人材の能力開発を目的としたセンシビリティ・トレーニングが企業内プログラムに採用されたりして注目を集めています。
職種や年齢や社会的地位といったあらゆる面で性質の異なる人たちを集め、誰が何をするのか、何を話せばいいのかといった一切の目的を与えず、各人がどういった反応を示すか観察し、その時に得た経験を元に精神的な柔軟性を得るためのヒントにするといった訓練法です。
恋愛関係でパートナーからの愛情を感じ取ることができないという人は、相手の育った環境や生い立ちについて思いを巡らせてみると効果的だと思います。
笑顔が溢れる家庭でのびのびと育った人なのか?それとも、喧嘩の絶えない家庭でストレスを抱えながら成長した人なのか?もしチャンスがあれば、それとなく聞いてみるのもいいかもしれませんね。
相手の心の傷を知ることで、その人の本来の姿が見えてくる場合があります。これは、あなた自身に対しても言える事です。相手を知るという事は、ひいては自分を知るという事でもあるのです。
何か一つでも知ることができれば、相手に対する見方が変わり、今までとは違った感情に繋がることで、気持ちに変化が現れるはずです。
または、男女間における価値観や行動原理の違いについても日頃から注意して観察する癖をつけておくと、今まで気付けなかった相手の心遣いや優しさが次第に見えてくるかもしれません。
愛情に満たされると…
恋愛における苦しみや悩みは、悲しいことですが自分自身が作り出している側面もあるのです。でもそれは仕方のない事。だから今、それらをしっかりと受け止めて自分の力で現状をより良くするしかありません。
全てを真正面から受け止めれば、自己否定の感情は次第に弱まり、相手からの愛情を素直に受け入れる事ができるようになると思います。そして、相手の事も心の底から愛せるようになるでしょう。
100%相手の事を理解できる人は皆無です。私たちは皆、不完全な存在です。だからこそ、そんな不完全な人間同士で愛し合えるのは、奇跡に匹敵するほど素晴らしい事ではないでしょうか。
相手を広い心で包み込む気持ちが大切なんですね…今までの自分はいかに利己的であったかに気付かされると思います。
愛情に満たされると、人はありのままの自分で相手に優しく接する事ができるようになり、同時に心の安らぎも得る事ができます。
不安遺伝子を克服する為には努力が必要です。ネガティブな感情に呑み込まれないように、心に少しでも感じ取って頂けたら嬉しいです…
M.MIDORIでした。
▼M.MIDORI先生の前回の記事はこちら▼
前向きに生きるための方法
▼M.MIDORI先生のインタビューはこちら▼
占い師インタビュー:M.MIDORI先生
このコラム記事を書いたのは、「電話占い絆~kizuna~」占い鑑定士のM.MIDORI先生です。
M.MIDORI先生ミドリ
鑑定歴 | 10年以上 |
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得意な占術 | 霊感タロット・未来予知・四柱推命・シンクロニシテイ・スピリチュアルリーディング.数理学.基礎心理学 |
実績 | 鑑定が終わった後で、「心が楽になりました、また頑張っていけそうです」と前向きになられ、 嬉しいお声をたくさん頂き逆に私がいつも力を頂いています。 メールでも嬉しいお言葉を多数頂いています。ほんとうに感謝でいっぱいです。 |
得意な相談内容 | 恋愛成就・復縁・不倫・浮気・結婚・離婚・片思い・相手の気持ち・仕事・適職・転職・習い事の選択・人間関係・嫁、姑問題・夫婦問題・子供の悩み・親子の問題・自分の弱点の対処法など・金運・開運 (生死にかかわる内容やお子様の出産前の性別。ギャンブル、受験や資格の合否などはお応えできませんのでご了承ください。 |
M.MIDORI先生よりご挨拶
相手の方とうまくいかない人に共通していることがあります。
●自分から今の状況を何とかしたいのに、相手を優先してしまう…
●慎重になり過ぎて、深く考え過ぎた挙句迷いやすくクヨクヨ悩むことが多い…
●付き合って長いのにあれこれ考え過ぎて結婚話しを切り出せない…
●相手の気持ちを知りたいのに聞き出せず、相手のペースに合わしてしまう…
などが挙げられます。こういう方達は、つねに不安がつきまとって悩んでおられます。
そういった不安とか悩みを解決させる前に、まず、自分を責めないようにしてください。そして絶対に卑下しないことです。
だから自分は駄目な人間なんだ…!とは考えず、ただ人より少しだけ敏感に反応しやすい気質なんだ…と率直な気持ちになって、そんな自分でも全く問題ないんだヨ~ 大丈夫!!!と、しっかり理解し受け入れることが重要です。
もしそれでも、いつもの思いが湧き出た時は、問答無用!!!と「鬼滅の刃」の如く切り捨てるのです。
一刀両断に素早く遮断し、一切の刺激を少なくできるよう、自分に合った対処法を習慣にしてください。
たとえば、好きな音楽や、自分のためになるYouTubeを観たり聴いたり、時には散歩に出かけたりなど、その場から離れるようにしてみてください。
まず、自分の気持ちを楽にする方法を身につけることです。
自分のことをちゃんと理解して受け止め、自分の感情をしっかり理解することで、感情のコントロールができるようになり、自分をしんどくさせるような否定的な考え方が減るので、すべての人間関係が上手くいくようになります。良くないしんどくさせる自分の癖からさよならしましょう。
「でも…とか、だって…」は禁句です!!!
一切、問答無用!!!です… 「えぃっ!!!(刃)」
M.MIDORIでした
お客様から頂いた口コミ
女性30代
この半年間くらいはずっと
婚活相談にのって頂いてて、
その度にミドリ先生には
勇気付けられていました。
明るくて前向きになれる
声にどれほど支えられたかは
分かりません。
そしてようやく
運命の人に出会えて、
その事を先生に
ご報告する事が出来ました!
とても喜んでくださって
本当に嬉しかったですし、
今まで傷ついたり苦しかった
時期が全てかけがえのない経験
だと思えました。
本当にありがとうございました。