「徳を積む」にはどうすればいい?占い鑑定士として考えてみました。
執筆した占い師:堂園 りま先生
更新日:2022年9月16日
皆様こんにちは!堂園りまです。
日々、皆様とお話しできるご縁に恵まれた事に大きな喜びを感じ、また、嬉しく思っております。
さて、私が占い鑑定士として多くの方たちと接して来た中で、「徳を積む」という言葉を耳にする機会が非常に多くなったと感じています。
日常会話においては、あまり使用されなくなってきた言葉ではあると思いますが、今回はこのキーワードに焦点を当て、「徳を積むには一体どうすればいいのか?」をテーマにコラムを執筆させていただきました。
よろしければ最後まで是非お読みくださいませ!
「徳を積む」とは?
「徳を積む」とは、仏教における教えの一つです。善行によって少しずつ積み重なっていき、その積徳量に応じて天が幸運を授けてくれるというイメージを持たれている方は多いかもしれません。
もちろん、仏教文化が根付いていない国にも、「徳を積む」に近しい考え方はあります。
ちなみに、キリスト教では「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます。」と、新約聖書に記されています。
「信仰」がそのまま「徳」に直結している部分もあるので、私たちが考える「徳を積む」とは、厳密にいえばその意味は異なっている部分があるかもしれません。
東洋的な儒教の思想に基づくなら、何気ない日頃のお掃除でも「徳を積む」事はできるわけですから。
「徳を積む」のは特別なこと?
前漢の皇族であり、学者でもあった劉安(りゅう あん)が、識者を集めて書かせたと言われる思想書「淮南子(えなんじ)」の人間訓(じんかんくん)には「陰徳あれば陽報あり」という一節があります。
「陰徳」という言葉は聞き慣れない方もいらっしゃるかもしれませんが、この一節を要約すると、「人知れず密かによいことを行っていると、いずれ、よくわかる形でよい報いを得られる」という意味になります。
「徳を積む」という考え方は、人が道徳観念や社会規範を築き上げる過程で、とても重要な役割を担う事ができます。
その一方で、特にそのような事を意識しなくとも、私たちは日常生活において普通に他人を敬い、困っている人がいれば助けるように教え込まれてきました。
そういった意味で「徳を積む」という行為は、きちんとした社会人としての意識さえ身に付けてさえいれば、何も特別な事ではないと言えます。
「徳を積む」にはどうしたらいい?
「徳を積む」という行為は特別ではないと述べさせていただきましたが、「では一体どうすれば徳を積む事ができるの?」と疑問に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
一例として挙げさせていただいた掃除をする事の他に、人に対して親切にしたり、募金や寄付を行う事などが、積徳の具体例としてよく取り上げられます。
いずれにせよ、人生のある時期・ある期間だけ意識して徳を積むといった打算的な考え方は、あまりお勧めできません。
普段の日常生活における行動が、自然と徳を積む結果になっている事が理想的なのです。
人生を一足飛びにせず、コツコツと生きて行く中で、ふと後ろを振り返れば、結構な徳を積んでいた…ということになるでしょう。
「徳を積む」には、まず行動から!
「徳を積む」ためには、何を置いてもまず「行動」ありきです。「思考」は後から付いてくるものです。
何も考えず動かない保留癖は、徳を積む上で一番良くありません。
行動を起こすことによって初めて、人は徳を積むための入口に立つ事ができるからです。
「善き行いをしたいと頭では考えても、なかなか行動には移せないなぁ」という方は、思考ばかりが先行してしまった結果、肝心の行動に対するイメージが漠然としてしまっているかもしれません。
人間歳を取ると、保身に囚われて思い切った決断がなかなかできなくなる場合もあります。
「なんでもやってみる」という若さ故のヤンチャ気質も適材適所であれば、大きな徳へと繋がり、良い結果を得る事ができるかもしれませんね。
そして、行動に思考が追い付けば、より一層、徳が積み上がり、魂を成長させる事に繋がるでしょう。
それは「使命感」と言い換えても過言ではないかもしれません。
私なりにスピリチュアルな世界を見聞きしてきた中で、「他者のためになる」という使命感を持って行動する事がいかに大切であるかは身をもって痛感しています。
これは、仮に自分の為に起こした行動であっても、周り回って他者の為になるという場合もあります。
例え他者に対して苦言を呈するような事があったとしても、その根底に相手のためを思う気持ちさえあれば、陰徳を積むこととなり、後々必ず形を変えて陽報となるでしょう。
徳を積んだらどうなるの?
一旦、「徳を積む」という考え方を脇に置いて興味深い話をすると、「他人の幸せを願う人は幸せになれる」という研究結果があります。
イェーテボリ大学のLena Johansson氏らが発表した論文によれば、嫉妬深い人ほどアルツハイマー病を発症する確率が高くなるというのです。
これは、被験者800人に対し、実に38年間もの追跡調査をした結果、得られた結論なのだとか。
こういった研究結果からも、積徳の重要性が垣間見えるような気がします。
「徳を積む」という行為は、「自身の精神状態を健全に保つ」という側面でも効果が期待できるからです。
そして、己の利益に固執せず、他人の幸せの為に動ける人は、自然と周りから感謝され、人脈にも恵まれます。
「あなたに会えて良かった」こんな嬉しい言葉を掛けてもらえたなら、それまでコツコツと徳を積み重ねてきた労力も報われるというものでしょう。
人知れず積み重ねた陰徳も、いずれ必ず日の目を見る事でしょう。何より、誰かのために行動出来たと自身が実感できれば、満ち足りた心情になれると思います。
自分以外の誰かの幸せを願い、その結果、自身の心も満たされれば、その境涯が即ち徳を積んだ証となるでしょう。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました!
▼堂園 りま先生の前回の記事はこちら▼
きっと全てうまくいく!「言霊」を活用した自己実現法とは!?
▼堂園 りま先生のインタビュー記事はこちら▼
「堂園 りま先生」ってどんな人?電話占い絆所属の占い師に直接インタビュー!
このコラム記事を書いたのは、「電話占い絆~kizuna~」占い鑑定士の堂園 りま先生です。
堂園 りま先生どうえん りま
鑑定歴 | 10年以上 |
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得意な占術 | 霊視 霊感 スピリチュアルリーディング 前世リーディング タロットカード 四柱推命 手相 人相 身相 |
実績 | 今までに占いをした最高齢は92歳の女性で、健康で長生きしてひ孫さん達に恵まれても、見たことのない未来はいくつになっても気になるモノだと思います。 また就活の学生の相談や、人間関係の相談を日々受けております。 |
得意な相談内容 | 心の悩み・すべての恋愛・人間関係 ・転職・適職 ・就活・なぜ?どうして?不安の解消糸口・過去世リーディング |
堂園 りま先生よりご挨拶
コラムをお読みいただき誠にありがとうございました!
絆の皆様には【知ってるよー】という情報かもしれませんが、人生には終わりが必ずありますので、命に限りがある人生において、時々立ち止まり【今どこ?】と成長を確認しながら日々楽しくお過ごしください
お客様から頂いた口コミ
女性30代
りま先生に依頼をした日はとても傷つく事があった日でした。
それまでも頑張った成果を期待した後に「期待ハズレ」でしょんぼりすることが続いていたのですが、この日は決定打がありました。
そんなに現状の自分は悲惨なのかと、今後どうしたらいいのか、どんな心持ちで居たらいいのかわからず依頼をしました。
電話口で現状を話すや否や「私の本質」を見抜かれてドキッ!
「期待ハズレ」な出来事の連続に翻弄されていた心が急に凪の状態に。
まさに目が覚めたような感覚でした。
りま先生のアドバイスで心が冷静さを取り戻し、明日からもまた頑張れる!私は大丈夫!と思える様になりました。
先生、本当にありがとうございました。