三元九運理論とは?歴史から読み解く未来のパラダイムシフト
執筆した占い師:南雲エマ先生
更新日:2021年3月12日
来月はいよいよ新年度を迎えますね。
お忙しくお過ごしになられている方々も多いのでは?と思います。
日々ご相談くださるお客様の中には子育て世代の方々も多いのですが、我が家におきましても、今年は卒業・入学があり、それに加えて確定申告…なかなかです(笑)
さて、最近メディアなどで「風の時代到来」という言葉をよく耳にします。
西洋占星術について私は専門外なので、「お!新時代が来るのか!」というワクワク感のみ持ったという、なんとも占い師らしからぬ残念な感覚(苦笑)
それでも、ふと、関連する事柄として「三元九運理論」が頭に思い浮かびました。
これは、風水における時間の概念になりますが、今回、これを基に歴史と未来を少しですが考察してみます。
三元九運の理論
三元九運とは、冒頭でも述べました通り、風水学(主に三元派)における「時間の概念」になります。その原理は、簡単に言ってしまえば「地の気が循環する時間のサイクル」のことです。
これは干支歴を軸にしており、180年で地の気が循環するという理論になります。干支と言えば、今年は丑年になりますね。
正式には、これに十干が入りますので、辛丑が2021年の干支であるということは、多くの方がご存知のことでしょう。
この馴染み深い十干と十二支の組み合わせは60通りあるわけですが、この60年を一元として三元、合わせて180年…これが、三元九運のサイクルとなります。
では、もう少し詳しく見てみることにします。この一元の始まりは必ず甲子の年になり、三元は、上元・中元・下元として表されています。
そして、更に各元は、一運・二運・三運…という感じで区切られており、三元合わせて九運ありまして、一つの運が20年となっています。(※五運は無いため、四運が30年、六運が30年となっています。)
ちょっと分かりづらいと思いますので、今年を例にとってみます。
2021年は、三元の中の下元に当たります。下元は七運・八運・九運(各20年)の構成であり、1984年(甲子)が下元の始まりであると同時に七運最初の年にもなっています。
八運は2004年~2023年となりますので、今年2021年は八運の終わりの方になるわけです。
ところで、現在が八運の終わりの方となると、180年のサイクルの内の残りの20年である九運が2024年からやって来る!ということに他なりませんが、この理論に沿って一つのサイクルの移り変わりの時期に的を絞って歴史を紐解いてみると、大きな出来事…それも時代が一変するような出来事が起こっている場合が多々あることに気が付くことができます。
もちろん、大きな出来事であればあるほど、人々の意識や世界のシステムの変革の始まりから終わりまでの期間が長くなるため、九運の20年間から一運の20年の内に変革が完了しているかと言えば、必ずしもそうではありません。
とはいえ、それに向かう種となるものがその期間に表れ、徐々に大きなうねりとなって変革に繋がっていることを知ることができるでしょう。
三元九運理論から読み解く歴史
私は、小中高と歴史の授業が嫌いでした。受験のための暗記科目にしか思えず、授業はいつも眠気と闘っていた記憶しかありません(笑)
大学に入ってからは専門分野に進むことができるので、やっと解放されるなぁと選択科目に目をやりながら、社会は頑なに避けて別科目で単位を頂きましたけれど。
それが、なんの因果か占い師になってから歴史に興味を持ち、調べるようになるとは!まさに、できなかった宿題を今やっているような気分です(笑)
それはさておき、皆さんはコペルニクスという人物についてご存知でしょうか?
かなり有名ですから、名前を聞いたことがある方々も多いことでしょう。
コペルニクスは、「地動説」を初めに提唱した天文学者です。
のちに物理学者のガリレオ・ガリレイやニュートンなどの手を経て地動説が確立されましたが、かなりの時間を要しています。
このコペルニクスの地動説は、現在では常識として普通に捉えられていますが、当時は天動説が当たり前であったため、地動説なんてそれこそまさに天地がひっくり返るような説であり、まともに受け入れられなかったことは想像に難くありません。
それまでの学問の状況もあいまって、この説が証明されるまでにかなりの時間を要しています。
コペルニクスが地動説を唱え始めたのが1508年頃からで、これをまとめ始めたのが1529年頃ですが、ニュートンの万有引力の法則によって証明されたのが1687年だと言われています。
この出来事を三元九運に当てはめてみると、180年のサイクルの始まりが1504年、つまり、1508年は上元の一運に起こった出来事であるのがわかります。
また、地動説が証明された1687年も、コペルニクスが地動説を唱えるようになった年から180年が経過しているため、やはり、上元一運に起こった出来事なのです。
この地動説が確立されたことは、その後の人類の発展の礎と言っても過言ではなく、同時に現代社会があるのはコペルニクスを筆頭とした多くの学者達のお陰と言えるでしょう。
それでは、次に、日本について的を絞って見てみることにします。
180年の始まりの年である1864年の頃、日本はちょうど幕末に当たります。明治維新を経て現代の日本の基となる大日本帝国に様変わりするための変革の時期にあったと言えます。
この変革をもたらすきっかけとなったのが、1853年の黒船来航という出来事です。中学時代を思い出すなんとも懐かしい響きです(笑)
この1853年は、1864年に始まるサイクルの前のサイクルの終盤に起こっています。つまり、下元九運に黒船は来航しているわけですが、これをきっかけに日本という島国は、諸外国との外交を本格化しなくてはならない状況となっていきます。
それを良しとする者もいれば、当然反対する者もいます。一般庶民にも生活に対する不安が徐々に広がり、一気に過渡期へと突入しました。
上元一運に起こった出来事は、1867年の大政奉還や新政府成立の1868年の王政復古の大号令(現代日本の政治基盤)、1871年の廃藩置県などなど、今の日本の仕組みの始まりとも言える出来事が起こり、大きく時代が動いたのです。
服装などの生活様式に始まって人々の意識も大きく変わり、日本における大きな変革が起こったと言えるでしょう。
その当時に生きていない私からすれば、今あることが当たり前。これらの変革について、言葉で言ってしまえば、それはいとも簡単なことのようにさえ思えます。
ですが、当たり前が当たり前で亡くなり、変革を受け入れて馴染んでいく…それも、個人レベルではなく国家レベル、はたまた世界レベルとなれば、それは本当に壮大であることと同時に決して簡単なものではないと、ほんの少し垣間見るだけで思いを馳せることができますね。
未来とパラダイムシフト
2021年は下元の八運に入りますが、2年後の2024年から下元九運に入ります。
いよいよ180年サイクルの残りの20年間に突入することになります。
そして、上元一運である2044年からの20年間を合わせたこの40年間という期間は、後の変革の元となる出来事が起こる可能性が極めて高い期間になります。
江戸時代の庶民が知った黒船来航のように自分たちの生活に一見関係のないようなことに見える出来事でも、または、コペルニクスのように誰からも見向きもされない出来事であっても、です。
ここで、思わず「パラダイムシフト」という言葉を思い浮かべてしまいました。
パラダイムシフトとは、今までの常識や旧態依然とした考え方、社会的価値観などが劇的に変化することを言います。
今、私たちがごく当たり前に持っている「常識」と言われるものが「固定観念」に過ぎなかった、と思えるような出来事が起こり、それに伴って社会全体、延いては世界が大きく動けば、まさにそれがパラダイムシフト(パラダイムチェンジ)です。
劇的な変化ですから、小さな種の発生から大きなうねりとなるまで時間も掛かるでしょうが、それが起こりえる40年間に私たちは生きている、というわけなのですね。
どういったパラダイムシフトが起こるのでしょうか?
それは、三元九運が時間の概念であるため、出来事を予測することは残念ながら難しいと言わざるを得ません。それでも、一つだけ言えることがあります。
大きな変革であればあるほど、混乱や痛みを伴う渦が発生する可能性が高い、ということです。
もちろん、それは全ての人が巻き込まれるとは言えませんし、混乱や痛みを経験する場合も立場によって大なり小なりになるでしょう。
それでも、これまで先人たちが歩んできた道程を思い返すと、必ずそれは未来の人々に必要なことであり、更なる発展を促す要因になる混乱や痛みに違いない、と私は思うのです。
これから訪れる40年の間に起こるかもしれないパラダイムシフトに立ち会えることが光栄だと思いつつ、そのパラダイムシフトに繋がる小さな種を感じ取ることが新時代にうまく適応するために必要であるかもしれません。
まとめ
西洋占星術の「風の時代」は今年からですが、この三元九運理論による考察もあながち無関係ではないように思えてならないのですが、皆様はいかがでしょうか?
これから訪れるであろう何かに私の胸はワクワクとザワザワが入り混じってしまいます。混乱や痛みに巻き込まれるのは、正直ご免被りたいと思いますが、うまく乗り切って適応するためのヒントがあるかもしれない…そんな気持ちを持って時代を生きていけたらいいなと思うのです。
と言いますが、今から40年後なんて、私の今の年齢からだとこの世にいるのかどうかすら微妙ではありますが(笑)
もしかしたら…確率的に考えればですが、小さなお子様のいらっしゃる方は、そのお子様がパラダイムシフトをもたらす種を持っているかもしれませんよ。
時代を変えるほどの大きな力を備えてこの世に生まれてきたのだとすれば、それこそまさに、天からのギフトに間違いないでしょう。
▼南雲エマ先生の前回の記事はこちら▼
願いを叶えるために必要なチカラ ~自分力を育む~
▼南雲エマ先生のインタビューはこちら▼
占い師インタビュー:南雲エマ先生
このコラム記事を書いたのは、「電話占い絆~kizuna~」占い鑑定士の南雲エマ先生です。
南雲エマ先生なぐも えま
鑑定歴 | 21年以上 |
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得意な占術 | 霊感・霊聴・スピリチュアルタロット・数秘術・九官飛星風水・八宅風水・夢診断 |
実績 | ◆女性誌の占い特集にて掲載 CLASSY.[占いに導かれた幸せの恋愛日記]/ BLENDA[キメる恋の占い]/ CLASSY[心が身体が魂が幸せになる占い体験]など多数 ◆有名女優やものまね芸人、モデルなど有名人の鑑定実績あり ◆アイドルグループのイベント開催時、アプリにて鑑定出演 ◆政界より某政治家ブレーンからの依頼及び鑑定実績あり ◆女性向けポータルサイトにて、開運についての記事執筆 |
得意な相談内容 | 恋愛全般(両想い、片想い、出会いなど) 結婚・離婚・不倫・復縁 仕事(適職、転職) 人間関係 時期予測(未来予測) 風水による開運・引越し 夢診断(ユング派) |
南雲エマ先生よりご挨拶
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
暖かかったり寒かったりと気候がなかなか安定しない毎日が続いております。
私南雲も体調を崩してから、良くなったり悪くなったりの繰り返しで今に至りますが、
咳一つするのでさえもためらわれるこのご時世、皆様も健康にはどうぞご自愛くださいませ。
お客様から頂いた口コミ
女性40代
私は感が冴えている方で、仕事や対人関係などだいたい上手くこなせてますが、どうも自分の人生の大事な選択を間違うことが多く苦労してきました。
自分の考えだけでなく聞いてみようと思ってエマ先生にお世話になったのが約2年前。
この2年で離婚、子育て、引っ越し、転職など幅広くアドバイスいただいています。
時期や対人関係のアドバイスをいただいていたお陰で心構えができ、いい方向に進んでいます。
不思議なくらい当たるんです。
特に時期や環境はピタッと当てちゃいます。
悪ければアドバイスをいただいて回避できていると思います。
長期的な目線で幸せになる方へ案内してくれるので、自然と自分もその幸せなほうへ舵を切っているんですね。
今日も元気チャージできました、ありがとうございました。