悩むことって無意味?それとも…意外と大事な「悩みの役割」について考えてみました
執筆した占い師:カレン愛深先生
更新日:2022年9月30日
皆さま、こんにちは。カレン愛深です。
電話占い絆の鑑定士として、これまで沢山の方々とご縁を頂き、心の底から感謝しております。
皆さまより寄せられるご相談の内容は本当に十人十色です。「人の数だけ悩みがある。」こう表現しても過言ではないと思います。ですが、それは必ずしも悪いこととは限りません。
そこで今回は、「意外と大事な悩みの役割」について解説していきたいと思います。
悩みとは、「もうひとりの自分自身」
まずは、「悩みとは一体何か」について考えてみましょう。
悩んでいる時の自分と、悩んでいない時の自分、それは陰と陽のように表裏一体で、常に背中合わせです。
さんざん悩み抜いた末に、ふとしたキッカケであっさり物事が解決した時、「私はなぜこんな事で悩んでいたんだろう?」と、我が身を振り返って、滑稽にすら思える事があるでしょう。
とはいえ、ほんの少し前まで悩んでいた自分は、紛れもなく今現在の自分自身と同一人物です。
そういった意味で、悩みとは「もうひとりの自分自身」であると言えるかもしれません。
普段、私たちは自身の影法師について、いちいち気に留めたりはしませんよね。悩みもそれと同じようなものです。
ふとした瞬間、夜道に浮かび上がった影に、普段気付けなかった自分の別の姿を見ることになるのです。
もうひとりの自分とは、あなたの深層心理を投影したもの。あるいは、「自分はこうなりたい」という理想の姿なのかもしれません。
影法師があなたよりも遥かに大きいのであれば、それは、現実のあなたと理想のあなたとの間に、それだけのギャップがあるという事ではないでしょうか?
自身と影法師が同じくらいの大きさなら、あるいは、多少なりともあなたの大きさが勝っていたなら、自身の影に怯える事もないはずです。
実際には、「理想の自分に到達できた」という人の話をあまり耳にした事がないので、悩みの種は尽きないわけですけどね。
悩みとは、「あなたの友人」
悩みは時として、「あなたの友人」であるとも言えます。
悩みと真剣に付き合えば付き合うほど、あなたにとって価値のある助言を受け取る事ができるでしょう。
当然、中には耳の痛い苦言もあるでしょうし、だからこそ、悩みは真の友人と言えるのかもしれません。
悩みを友人に見立てて、そこから得られる助言に耳を傾ければ、客観的に物事を見つめる事ができるようになるはずです。
悩みはいつもあなたそばにいて、「こうしてみればいいのに」というアドバイスを常に発信しています。
「ちょっと口うるさい友人」かもしれませんが、もし仮に、悩みの深淵よりもたらされる助言を受け取る事ができたなら、それは「人類の英知」と呼ぶに相応しいものになるでしょう。
「悩みによって初めて知恵は生まれる。 悩みがないところに知恵は生まれない。」という古代ギリシャの名言もあります。
相対性理論の生みの親であるアルベルト・アインシュタインは、このような言葉を残しています。
「私は賢いのではない。問題と長く付き合っているだけだ。」
悩みとは、「優先するべき課題」
悩みはまた、あなたが「優先すべき課題」を表しているとも言えます。
仮に今、あなたが恋愛関係で悩んでいるのであれば、恋愛を一番に優先するべきでしょう。
仕事に悩んでいるのであれば当然、まず優先するべきは仕事のことになります。
人は誰しも、様々な悩みを抱えながら日々生活していますので、当然、優先するべきことはあれこれと沢山出てくるでしょう。
ならば思い切って、悩みに優先順位を付けてみるのもいいかもしれませんね。
一番頭を悩ませている問題にフォーカスを合わせるだけでも、心の整理がつくかもしれません。
ただ同時に、悩みに関する事ばかりに意識が向かった結果、他の事に手が回らない…といった事態に陥ってしまうのは本末転倒です。
そういった状況が長く続けば、心の余裕も次第に無くなっていくでしょうし、あなたの本当の能力を発揮する機会も失われてしまいます。
「私は今、こうした悩みと向き合っているのだな」と意識するだけでも十分だったりするものです。
悩みが暗示するものを考察
人類の飽くなき探求心に終わりはありません。そういった意味で私たちは皆、常に発達の段階にあると言えます。
成長の余地があるからこそ悩むのです。悟りでも開かない限り、悩みが完全に消え去る事はないでしょう。
さて、ここからは少しスピリチュアルな視点での考察となります。
同じような悩みが何度も浮上する、または、長いあいだ同じことに悩まされているのであれば、それはあなたの人生におけるテーマ、あるいは課題と呼べるものかもしれません。
「そのテーマを生涯背負いながら、人生を完成させてほしい」という暗示です。
「悩み」という単語にはネガティブなイメージが付きまといますが、「人生のテーマ」と表現すれば、少しは気が休まるような気もしますね。
ある悩みが突然、急浮上してきた場合、それはあなた自身への警告かもしれません。
「きちん向き合い、早めに対処しましょう」という暗示です。
ですが、突然湧いてきた悩みほど早期解決が見込めるものです。後回しにせず、しっかり対処していきましょう。
悩みなんて本当は無い方がいい?
ここまで書いてきましたが、悩みは時として自分の分身であったり、または、友人であったりと、私たちの人生と切っても切り離せない関係であるという事がお分かり頂けたかと思います。
「私は悩みが無いことが悩みです」と、たまに冗談めかして言う人もいますが、本気でそのような事を考えているのであれば、それはただ単に自身の悩みと真剣に向き合っていないか、本当は悩みを抱えているのに、その存在に気付いていないだけかもしれません。
ひょっとすると、悩んでいる状態が当たり前になってしまった結果、感覚が麻痺してしまっているという事もあるかもしれません。
そうなってしまうと非常にやっかいです。悩みの存在に気付けていないという事は、当然、悩みがもたらす大切な助言を受け取る事ができませんし、優先するべき課題を見誤ってしまう可能性もあるからです。
「悩み」を感じる事ができないというのはある意味、「痛み」を感じる事ができないのと同じくらい憂慮するべき状態であると言えるのではないでしょうか。
であるならば、悩みと上手にお付き合いしていくのが、私たちが取り得る最も賢い選択肢という事になりますね。
悩みと共に、陽はまた昇る
悩みとは、実に色々な顔を持っているものです。まるで怪人二十面相!と言いたいところですが、その正体を掴むことができたとして、逮捕できるものでもないですが。(笑)
とりあえずは、「人を困らせるばかりが悩みの役割ではない」という事を頭の片隅に置いておけば十分だと思います。
この先、悩みから逃れる事ができなかったとしても、陽はまた昇りますし、人生を歩んでいかなくてはなりません。
だからこそ、悩みとは一体何なのか、一度じっくり考えてみる機会があってもいいと思うのです。
以上、ここまでお読みいただき、ありがとうございました。占い鑑定師のカレン愛深でした。
▼カレン愛深先生の前回の記事はこちら▼
「幸せの形」は人それぞれ?人生を輝かせる考え方について解説します。
▼カレン愛深先生のインタビュー記事はこちら▼
「カレン愛深先生」ってどんな人?電話占い絆所属の占い師に直接インタビュー!
このコラム記事を書いたのは、「電話占い絆~kizuna~」占い鑑定士のカレン愛深先生です。
カレン愛深先生かれん めぐみ
鑑定歴 | 20年以上 |
---|---|
得意な占術 | タロットリーディング・霊感タロットメッセージ・オラクルカード・守護霊メッセージ・ハイヤーセルフメッセージ・神様メッセージ・数秘術・レイキヒーリング |
実績 | 癒しフェア、スピリチュアルマーケットに出演経験があります。また、一般企業のお祭りの余興として、占いブースで鑑定したこともあります。 |
得意な相談内容 | 不倫・浮気相談 結婚・離婚相談 相手の気持ち等の恋愛全般 人間関係のお悩み 転職・適職相談 心身のバランス調整 |
カレン愛深先生よりご挨拶
こんにちは、カレン愛深です。恋愛、家族関係、お仕事と、幅広く皆さんのお悩みをお伺いします。
ちょっと特殊な恋愛などの誰にもいえなお悩みも、親身になっておききします。ご安心下さい。
話しをきいて欲しいだけという方も、遠慮なくお電話下さいませ。
悩むこと、それはむしろ大いに結構なこと。
生きていれば、悩んで当然、ヒトは悩みとともに歩んでいる。そう言えるかもしれません。
カレン愛深でした。
お客様から頂いた口コミ
女性20代
穏やかで優しく、的確にご鑑定くださいます。
お話をするのが楽しく、あっという間に時間が経ってしまいます。
悪い方に考えていたのですが…ひとまず良い結果で安心しました。
上げ下げなく結果を伝えてくださり、その伝え方も豊富な言い回しでズバッと言ってくださるのでストレスがないです。
たくさん質問してしまいました。
飽き飽きすることなく聞いてくださり、ありがとうございました!またお電話します!