「幸せの形」は人それぞれ？人生を輝かせる考え方について解説します。

こんにちは。カレン愛深です。

今回のコラムでは、電話占いをご利用頂いた皆さまより多く寄せられている質問について、私なりの考えを綴っていきますね。

その質問内容とは、「幸せになるには一体どうすればいいのか？そもそも幸せとは一体何なのか？」というものです。

少し長くなりますが、是非、最後までお付き合いくださいませ。

時代と共に変化してきた「幸せの形」

「幸せ」とは、空気のように至る所に存在しているもの。私はそう思います。

高度経済成長期には、「物質的な豊かさ」が幸せに直結しやすかったという側面もあるでしょう。

洗濯機・冷蔵庫・テレビが「三種の神器」と呼ばれていたような時代です。

ですが、今となってはそれらもありふれた家電製品に過ぎませんし、「家にテレビがあるから幸せ！」と感じる方も、あまりいらっしゃらないと思います。

むしろ、最近では「ミニマリスト」と呼ばれるような、「極力モノを持たないこと」に幸せを感じる方も増えてきています。

「土の時代」が終焉を迎え「風の時代」に突入した事で、この流れは今後さらに加速して行くと思います。

「精神的な豊かさ」をもって幸福度を測るのが、これから先のスピリチュアルな時代においてはトレンドとなっていく事でしょう。

そもそも、突き詰めれば幸せとは自然に感じるものであって、目に見えるようなものではありません。

言い換えれば、「幸せの形」とは、自分で作り出すものなのです。

「幸せの形」をイメージしてみましょう

例えば、寝坊する心配がない週末の朝を想像してみましょう。眠い目を擦りながら家を出る準備に追われる事もなく、昼過ぎまでゆったりベッドで過ごす事もできます。

もしくは、毎回ランチの時間に長蛇の列ができているお店に行ってみたら、その日はたまたま並ぶこと無く席につけたとしたらどうでしょうか？

「その程度の事では幸せを感じない」という方も勿論いらっしゃると思います。

人は皆、それぞれ異なるものですから、何をもって幸せとするのか、どこに幸せを見いだすか、それもまた人によって異なるのが当然ですよね。

逆に、上で挙げたような例えではハッピーになれないという方々が思い描く幸せも、他の人たちからすると「え？そんな事で？」というものであるかもしれません。

それらも含め、全てがれっきとした「幸せの形」なのです。

幸せとは手の届かない所にあるもの？

幸せとは、何かとてつもなく大きな夢のようなものであると捉えている方が、最近は特に多いような気がします。

例えば、宝くじで高額当選するとか、世間をアッと驚かせて一躍有名人になるとか。確かに、それらもまた、幸せの一つであると言えるでしょう。

ただ、そのように大きなことだけが幸福の条件であるならば、日常生活を楽しむ事はかなり難しくなるのではないでしょうか？何だか少し寂しい気もしますね。

SNSの功罪について

YouTubeやInstagramを開けば、派手な生活を送っているインフルエンサー達の日々の様子が、当たり前のように配信されています。

タワーマンションの最上階に暮らす企業経営者。高価なブランド品に身を包むタレントさん。大卒サラリーマンの生涯年収をわずか数年で稼ぎ出すスポーツ選手などなど…

そういったセレブ達の日常を、以前の私たちは殆ど窺い知る事ができませんでした。SNSが大隆盛時代を迎えた今、有名人と一般人の間にある垣根は、ある意味でかなり低くなってきたと言えます。

それと同時に、幸せとは、自分の手が届かない所にあるものであるという「錯覚」も生じてしまっているように思えます。

当然の事ですが、SNSで目にする他人の幸せは、あくまでも一面的なものに過ぎません。その陰には見えない苦労もたくさんあると考えるのが自然でしょう。

仮に、その誰かの幸せを丸ごと自分のものにすることができたとしても、それが即ち幸せであるという保証はどこにもないのです。

意外と身近にいた「幸せ探しの天才」

皆さまは、この世で最も幸せを見つけるのが上手なのは誰だと思いますか？

私が考えるに、それは「子供たち」です。まさに「幸せ探しの天才」だと思います。

日常の些細なことに喜びを見出し、平凡な一日をビッグイベントに変えてしまうバイタリティに溢れています。

雑木林に秘密基地を作ったり、ママゴト遊びに没頭したり…幼少期を振り返った時、思い当たる事が誰にでもあるのではないでしょうか？

時として私は、そんな子供たちをお手本にしたいと思う事があります。「ピーター・パン」の作者であるジェームス・マシュー・バリーも、身近な子供たちからヒントを得て、ネバーランドの構想を思いついたと言われています。

大人は子供に比べて賢いと高を括ってしまいがちですが、幸せを感じる能力に偏差値というものが存在するとしたら、間違いなく「幸せ偏差値」では子供たちの方に軍配が上がると思います。

小さなお子さんがいる家庭では、子供が不思議な行動を取ったり、大人が何も感じていないような事で、ケラケラ楽しそうに笑っている姿を目にする場面が多々あると思います。

そんな時、怪訝な顔をするのではなく、「楽しいことがあるなら私にも教えて！」と、あえて子供に波長を合わせてみるのもいいでしょう。

日常の些細なことに幸せを見出す事ができるようになると、毎日が新鮮に感じられるようになり、暮らしに張り合いも生まれるでしょう。

幸せは大きく育てる事ができる？

日常に宿る小さな幸せを見つける事ができたとしても、それだけでは満足できないという方も中にはいらっしゃるかもしれませんね。

ですが、始めはそれでいいのです。なぜなら、一度見つけた幸せは、その後、大きく育てていく事ができるからです。

例えば、朝日を拝むという行為が、あなたにとっての小さな幸せであったとします。同じ太陽でも、富士山頂から眺めれば、より感動が大きくなると思いませんか？

となれば、富士山の登頂という目標が、あなたの人生により一層の彩りを与えてくれるようになるはずです。

富士山の登頂に成功したら、次はもっと標高の高い山を目指したくなるかもしれません。俳優の宍戸開さんは、趣味が高じて本格的に登山にのめり込んでいった事で有名ですよね。

育児にも通じる部分がありますが、小さな幸せを大きく育てようと思ったら、やはりそれ相応の努力は必要となってきます。ですが、そういった努力は大抵、苦痛にはなりません。むしろ、やっていて楽しいでしょう。

たまたま見つけた小さな幸せは、言うなれば「棚ぼた」のようなもの。そこから大きく育てた幸せは「自分の功績」です。

幸せを追い求める過程も含めて楽しむ事ができれば、それで良しとしましょうか。

「幸せの形を」自由に思い描きましょう！

ここまで述べてきましたが、最後に少しアンチテーゼを投げかけてみたいと思います。

そもそも幸せとは、常に感じていなければならないものでしょうか？

というのも、常に幸せを感じていると、いずれその有難みが、よく分からなくなってくるのではと思うのです。

例えば、どんなに好きな食べ物でも毎日毎日食べていれば、その内、あまり美味しく感じなくなるのではないかしら？「そんなことはない」という方も中にはいらっしゃるかもしれませんが（笑）

常に幸せだと感覚がマヒして、幸せを感じづらくなってくる。いつしか、「私は本当に幸せなのかしら？」と疑問を抱くようになるかもしれないのです。

貴女が仮に今、幸せを感じる事ができなかったとしても、必ずしもそれは嘆くべきことではありません。

自分なりの幸せを見つけようと考え、このコラムをお読みになった時点で、貴女は既に幸せを掴みかけているのです。

形のない幸せというものを、しっかりと思い描く準備ができているのですから。

幸せは形がないからこそ、考えるだけで楽しい気分になれる。そして、人生を輝かせる無限大の力を私たちに与えてくれるものなのです。

以上、ここまでお読みいただき、ありがとうございます。カレン愛深でした。

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