数秘術でみる2021年

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。

今年に入ってからも何度か寒波が訪れており、まだまだ寒い日が続いていますね。

さて、今回は数秘術を使って今年の流れを読み解いていこうと思います。

昨年から引き続き、今、世界中は感染症対策と経済対策に追われていますが、日本も例外ではなく、私たちの暮らしにも大なり小なり影響が発生しています。

こうした時こそ、なるべく先々の動きを読み解こうとするのが占い師の性であるのですが、今回、数秘術にて今年の日本の社会動向をみてみました。

占いは「転ばぬ先の杖」としての活用もできますので、皆さんの何かの気付きになればと思います。

数秘術とは

数秘術とは、簡単に言ってしまえば、数から色々なことを読み解いていく占術です。その歴史は大変古く、古代ギリシャの天才数学者ピタゴラスが提唱した学問が起源です。

「数には必ず意味があり、宇宙のすべては数の法則に従う」

ピタゴラスの有名な言葉です。

多少の表現は異なるものの、ドラマや映画などでもよく使われるフレーズですので、ご存じの方も多いかもしれませんね。

ピタゴラスの「数秘学」という学問を基に発展していったわけですが、その発展の過程でこれまた幾つか流派が生まれています。

大きく分けて３つあります。

• ピタゴラス式数秘術
• カバラ数秘術
• 現代数秘術（モダンヌメロロジー）

簡単な違いをまとめると、ピタゴラス式はマスターナンバーと呼ばれるゾロ目を使わず、カバラは神秘主義思想と結び付いたものでマスターナンバーやゼロ（０）の解釈が加わっているものです。

そして、現代数秘術は、アメリカの数秘術師がカバラ数秘術を基に現代に沿った解釈で読み解いているものになります。

この現代数秘術においては、細かくまた派生が生まれているようで、術師によって新たな手法を提唱していたりもするので、今もなお進化している占術だと言えるかもしれませんね。

とてもマイナーな話になりますが、ピタゴラス式の計算式はかなり複雑だったりします。誕生日から出す基本数は、計算途中の数の解釈の違いはあれど、カバラや現代のものと同じで足していくだけのものです。

ところが、人の人生の地図を作製する際の計算式は結構厄介なんですよね。とはいえ、それを簡単に出す方式を提唱している数秘術師もおり、私はその方法のお陰でとても助かってるんですよね。…ちょっとした裏話です（笑）

日本の今年のテーマ

昨年の日本は、一つの結果が出る年でした。数秘術から導かれた経緯をさかのぼれば、2013年が日本の新たなサイクルの始まりでした。

ちょうどその前年、2012年の暮れ押し迫る12月26日、自民党が前民主党から政権を奪還した出来事がありました。

その数日後には2013年を迎え、前首相は圧倒的な高支持率を背景に新しいスタートを切ったのです。そして、昨年はスタートから積み重ねてきた結果が出る年になっており、今年に至ってはそのサイクルが終わる年に当たります。

つまり、2021年の今年は、これまでの流れとその結果受けて、検証及び考察をして後始末をもしながら来年2022年に向けての準備をする年になっているのです。

言わずもがな、日本の動向は国の舵取りを担っている政府の手腕によって変わってきます。

世界規模の感染症に見舞われている現状、国民の生活への影響も平時に比べて大きなものになりますし、実際、日々の生活様式の変化から様々なことに影響が出ている人々が大多数であることでしょう。

故に、個人レベルでの生活自体をより良くする、或いは守るという意味においても、社会の動向が大変重要になってくるのです。

では、日本のテーマが「サイクルの終焉と次への準備」であるならば、今年の日本の動きはそれに沿うことができるのでしょうか？…それは、日本政府の動きによって吉凶が分かれるところです。

ここを読み解くために、現首相の今年の流れを数秘術で出してみました。

現首相の基本数をみてみると、実務能力が高く、大変真面目で論理的思考に長けている堅実なお人柄であることが伺えます。この方の場合、本来はトップの脇を固めるブレーンとしての能力が高いんですね。

例えば、トップやその周辺の人からの提案を実現するためには何が必要でどうすれば良いのか？ということを論理的考え、堅実に実行し実現する方なわけです。

では、トップとしての資質についてはどうでしょうか？あくまで数秘術からの観点からですが、政界トップに必要な創造性や求心力といった面では弱いようです。（政治家は、より良い未来を創る想像力と創造力が必要とされる職業であり、そのトップである首相には大いなるリーダーとしての資質も欠かせません。）

そして、革新的なことは苦手であるという傾向から、ブレーンからのアドバイスがあっても、論理的構築やその是非の判断に時間がかかってしまい、動きが遅くなったり、思い切った手段を講じることができなかったりします。

良くも悪くもセオリー通りであり、それを貫こうとしますから、メディアなどでも報じられている世論の「後手」、これがこれからも続いて行く可能性が残念ながら高いと言わざるを得ません。

それに加え、今年の現首相の年運自体もパッとしません。ゆっくりでしか物事を進められない流れの中で、どうやら守りを固める以外しかできないようです。

今年の日本国家と現首相の動きを合わせてみるに、重要な動きは春と秋といったところで出てきそうですが、私たちが備えるとするならば。個人レベルではありますが、必要と不必要を丁寧に考察しながら取捨選択をして、要らないものや不適切なものは思い切って改変するなり捨てるなりすることが必要です。

そして、集団の団結も向上のカギとなります。この時期に周囲と軋轢が生じた場合、後々に尾を引いてしまいそうですので、個人主義を重んじる人はなるべく控え、連携を意識するのがベターでしょう。

ソーシャルディスタンスが大切な今だからこそ、人との繋がりを保つことが重要なのだと、数は語っているのかもしれません。

※今年のテーマを出すにあたり、日本の建国日が必要になるわけですが、私自身が建国とされる日を幾つかピックアップして研究している中で、大政奉還を受けて国家として現代日本の政治の始まりとなった出来事「王政復古の大号令（1868年1月3日）」が一番適切だと結論、採用しております。

基本数から皆さんへのメッセージ

それでは、それぞれの基本数から2021年のワンポイントメッセージをお出ししたので、
下記の「基本数の出し方」から皆さんの基本数を割り出して、よろしければご参考になさってください。

なお、今回は、ゾロ目のマスターナンバーや10(ゼロの入った数)などは除外しています。

基本数の出し方

生年月日（西暦）を順番に一桁になるまで足します。（これだけ！）

参考例	計算式	基本数
1987年6月5日の場合	1+9+8+7+6+5=36 ⇒ 3+6=9	9
1987年6月25日の場合	1+9+8+7+6+2+5=38 ⇒ 3+8=11 ⇒ 1+1=2	2
1987年6月15日の場合	1+9+8+7+6+1+5=37 ⇒ 3+7=10 ⇒ 1+0=1	1

それぞれの基本数に対するワンポイントメッセージ

基本数	ワンポイントメッセージ
１	積極性と開拓精神を持つ１の人は、2021年の流れを逞しく乗り切れるパワーを持っています。謙虚さと他者との連携を大切にすると、もっと大きな力を発揮できるでしょう。
2	バランスを保つことに長けている２の人は、自然に良い流れに乗ることができます。潤滑油的存在なので、必要な人として望まれる機会も多くなりますが、不必要な人脈は今年の内に清算しておくことが来年以降の幸運に繋がります。
3	豊かな想像力と人を楽しませる才能を持っている３の人ですが、こうしたご時世こそ、その能力を発揮すべき時です。いきなり表舞台に立つこともありそうですから、外部への発信は怠らないように。
4	方向転換が必要な今年になりそうです。これまで培ってきた考え方や価値観にとらわれず、柔軟性を意識してみましょう。新しいものの中にステップアップの可能性を見出すことに繋がります。
5	フットワークの軽さを活かせない今年は、ストレスが溜まってしまいそう。今の環境の中で興味を感じることがあれば、それは是非実行してみましょう。新たな貴方自身に出会えた時、好奇心と成功がセットとなる可能性も。
6	心を鬼にすることが必要になるかもしれません。物事を清算する方向へ進む流れの中で、何かと思い悩むことが出てくるかもしれません。大切な人のためにあえてシビアな判断をすることで、後々良かったと思えそうです。
7	情報に振り回されないように気を付けることが運気アップのカギとなりそうです。このご時世、色々な情報が飛び交いますが、持ち前の知性と冷静な判断力で情報の取捨選択をしましょう。
8	気分の浮き沈みに気を付けて、人との繋がりを大切に周りの人の意見に耳を傾けましょう。こういう時期だからこそ尊敬されるリーダーとしての才覚を発揮できますよ。
9	誰からも好かれる９の人は、他人のトラブルにも巻き込まれがち。今年の相談されることについては、ほどほどにしておくのが無難です。また、持ち前の思慮深さは少し脇に置き、思いついたことがあれば、とりあえず動いてみましょう。

まとめ

物事を取捨選択し、不必要なものは捨てることも求められそうな2021年ですが、個人レベル言えば、「心の中のゴミ」と表現することができるかもしれません。

それは、人への怒りや嫉妬であったり、凝り固まった価値観であったりなどの「負」であるのではないかと思うのです。

昨年より激動の真っ只中にいる私たちですが、感染症を発端とした良くない流れが一刻も早く落ち着いてもらいたいと願うばかりで、数秘術の通りに今年でなんとか抜け出したいものです。

そして、皆さんの社会的ポジションや暮らしがどうか安泰でありますようにと、心から願っています。

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占い師インタビュー：南雲エマ先生