願いを叶える本物の「祈り」について解説します

執筆した占い師:悟光 蓮先生
更新日:2025年6月6日
いつも電話占い絆をご利用頂き、ありがとうございます。悟光 蓮です。
今回のコラムは、占い師である一方、阿闍梨(あじゃり)兼僧侶としての顔も併せ持つ私自身の立場から、「祈り」についてお伝えして参りたいと思います。
お時間のある限り、気楽にお付き合い頂ければと存じます。
願いを込めたお祈りは十人十色

皆さんは、お祈りをなさった事はありますか?
信仰による祈りは別として、願いを叶えるためのお祈りは、恐らく誰もが一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
- 「希望の学校に受かります様に」
- 「良い人に巡り会えます様に」
- 「我が子が元気に育ちます様に」
- 「病気が治ります様に」
- 「お金が貯まります様に」
などなど、人の数だけ願い事も存在するといえるでしょう。
その願い事が成就するよう、ご神仏に祈りを捧げる行為が「ご祈願」や「ご祈祷」です。
「ご祈願」と「ご祈祷」はどこが違う?

「ご祈願(ごきがん)」や「ご祈祷(ごきとう)」は、双方ともに「願いを成就させるためにご神仏の力をお借りする」という点においては違いがありません。
「ではご祈祷とご祈願は何が違うの?」と思われるかもしれませんが、ご神仏に祈りを捧げる際の「主体」が異なります。
「ご祈祷」は、神社であれば神主、お寺であれば僧侶の役職にある方が、参拝者の願いを代行して執り行う儀式を指します。
一方、「ご祈願」では参拝者自身が、神様や仏様に直接祈りを捧げる事で、願掛けを行うのが一般的です。
ご祈祷 | ご祈願 | |
---|---|---|
形式 | 儀式あり | 儀式なし |
主体 | 僧侶・神職が行う | 自分自身が行う |
お札・お守り | 授与されることが多い | 自分で購入・授与所で選ぶ |
お祈りの例 | 安産祈祷・厄除け祈祷 | 合格祈願・恋愛成就祈願 |
ご祈願・ご祈祷は自分自身を整えるためのもの

ご祈願・ご祈祷は、祈りを通じて願いごとをご神仏へと届ける行為ですが、それと同時に、自分自身が望む未来を再確認し、決意を固めるといった意味もあります。
天なる存在のお力添えを頂く事でココロの余裕が生まれれば、夢の実現に向けて、前向きなステップを踏むことが可能になるでしょう。
自分自身の願いを見つめ直し、釈然としない気持ちや、不安な感情が芽生えた際には、その違和感が一体どこから来るのか突き止め、ココロを丁寧に整えることも、ご祈願・ご祈祷を行う上では非常に意義深いものです。
ご祈願・ご祈祷によるポジティブな派生効果

自分のココロを整えつつ決意を固めることで、お祈りの効果は発現しやすくなります。
ご祈願・ご祈祷の後、すぐに願いが叶う場合もありますし、ゆっくり時間をかけてジワジワと効果が現れる方もいらっしゃるでしょう。祈りの効果は人によって個人差があります。
仮に「願いを叶える」「目標を達成する」という結果に至らなかったとしても、気持ちが強くなったり、心の平穏を取り戻したという方は、決して少なくありません。
このポジティブな派生効果が、ご祈願・ご祈祷を行う上で大きなメリットの一つとなっていることは間違いないでしょう。
いずれにしても、ご神仏のお力添えを祈願成就のために役立てることができるかどうかは、ご本人の行い次第ということになります。
ご祈願したのに願いが叶わないのはなぜ?

ご祈願・ご祈祷の効果には個人差があるというお話をさせていただきましたが、せっかくご神仏の御前でお願い事をするわけですから、「叶って欲しい」と思うのはごく自然な心の流れだと思います。
これは以前の話ですが、「若い頃に合格祈願をしたけど全部落ちた」と嘆いておられる方がいらっしゃいました。
よくよくお話を伺うと「祈願したらそれで受かると思っていたから、あとは何も(勉強)しなかった」とのこと。これ、一番勿体ない行いです。
自分自身が進むべき道が分かっていたとしても、歩みを進める努力がそこに伴わなければ、ご祈願・ご祈祷の真価を知ることはできません。
ご神仏に愛されると願いが叶いやすくなる?

ご祈願・ご祈祷によって得られるご利益を最大化し、願いが通りやすくなる「コツ(極意)」はご神仏に愛される人を目指すことです。
そうすれば、神様から贔屓にして頂く事に繋がり、お力添えを頂きやすくなるのです。これ、ホントの話です。
ご神仏に愛されるには、可能な限りエゴを捨て去り、公平無私 (こうへいむし)の心境へと近づく必要があります。
エゴが強い人の例をいくつか挙げてみましょう。
- エゴが強い人の例
- 頼み事をする時だけ愛想がいい人
- 大事な案件をいつも他人に丸投げする人
- いつも自分の事しか考えていない人
- 他人に何かしてもらってもお礼が言えない人
ビジネスの場において、あるいは、ご近所や友達づきあいの中で、思い当たる方はいらっしゃいませんか?
このようにエゴが強い人は人間関係においてもトラブルを抱えがちですし、ご神仏からの寵愛を受けることは叶いません。
「公平無私」の心を持つのはどういう人?

では、公平無私の心を持ち合わせているのは、一体どのような人でしょうか?
良い例を一つ挙げてみましょう。コロナ禍によって世間が大きな混乱に陥っていた2020年、布マスクの不足が大きな社会問題になっていた頃の話です。
当時、山梨大学附属中学校の一年生だった女子学生が、薬局でマスクを探す高齢者の姿に心を痛め、「自分にも何かできることはないか」と考えました。
参考画像:COVID-19 Panic Buying by Dick Thomas Johnson is licensed under CC BY 2.0 新型コロナによるパニック買いでマスクが消えたドラッグストア
女子学生は、マスクの材料となる布やゴム紐などを、これまで貯めてきたお年玉を切り崩して購入し、全部で612枚のマスクを手作りして山梨県に寄付したのです。
参考:附属中1年・滝本妃さんが手作りマスク612枚寄付(山梨大学の記事)
「どうか私が感染症にかかりませんように」とお祈りするのと、「どうか少しでも多くの人々が感染症から守られますように」とお祈りするのとでは、どちらがよりご神仏の注目を集める結果に繋がるかは、論を待ちません。
もうお気づきだと思います。決して「我だけ守って」ではないという事です。
そのちょっとした気配りや心遣いを大切にすることで、ご神仏から愛される人へと近づくことができます。
祈願成就のカギを握る「身口意(しんくい)」とは

ここまで解説してきた内容を総括して、本当の意味で効力を発揮する「祈り」とは何か結論を述べるなら「心に決めて、願いをお伝えし、叶う様に努力する」ということに尽きます。
この一連の流れは、まさに仏教の教えでいう「身口意(しんくい)」です。
私は職業柄、多くの方から「いったいどのようにすれば運が開けるのですか?」と尋ねられます。
そんなとき、私は迷わず「身口意の一致です」とお答えします。
身体(行動)、口(言葉)、意(思考)の三つを一致させること、要するに、「やっている事と、言っている事と、思っている事が同じ」であることが重要なのです。
身口意が一致していない方は、意外に多くいらっしゃいます。身口意を疎かにしたままでは、自分自身のエネルギーがスムーズに循環するはずもないのです。
晴れて願いが叶ったら「お礼参り」をしましょう!

願い事が叶ったら、願掛けを行った神社やお寺に足を運んで、「お礼参り」をする事も、大切な心得の一つです。
日常生活において、ご恩を受けたら「ありがとうございます」と、感謝の意を表明するのと同じことです。
ご祈願・ご祈祷によって本心からの想いを捧げ、それに見合った行いを通じて、ご神仏にしっかりと願いを聞き入れて頂けるよう、このコラムが皆さまの一助となれば幸いです。
そして、「祈り」の力によって幸運を手にされた方が、お一人でも多く喜びの声を届けてくださることを祈念致します。
今後とも、皆様のお役に立つ「秘訣」を発信して参りたいと存じます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
▼悟光 蓮先生の前回の記事はこちら▼
日本人と占い
このコラム記事を書いたのは、「電話占い絆~kizuna~」占い鑑定士の悟光 蓮先生です。
悟光 蓮先生ごこう れん
鑑定歴 | 17年以上 |
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得意な占術 | 霊感、インスピレーションタロット、オラクルカード、ダウジング |
実績 | ・有名人材派遣会社のイベント出演 ・女性経営者主催の講演 ・パーティーイベント ・占いフェア ・占い教室講師など |
得意な相談内容 | ◆恋愛 ・相手の気持ち、出会いの方法、片思い、復縁など ◆パートナーシップの相談 ・恋人・夫婦関係向上、年齢差カップル、不倫、すれ違い、モラハラ、ダメンズ引き寄せ気質改善など ◆仕事の相談 ・人間関係向上、いじめ、妬み嫉み、疎外感、断れない、評価が気になる、言いたいことが言えないなど ◆物事のタイミング ・出会い(良縁引き寄せ)の時期、悪縁を断つ(別れの)タイミング、転職・退職、引越しなど お悩みのほとんどは、対人関係に起因しております。 関係性の中で、物事の受け取り方、考え方などを変容するために、ご本人の能力や才能、行動のタイミングなども鑑定しながら、よりよい結果に繋がるようお伝えしていきます。どうぞお気兼ねなくお話しください。 ◆人間の命に関わる事(寿命・生き死に)、病気・治療、試験の合否、ギャンブル・宝くじ、遺産相続、裁判の勝敗、犯罪に関するご相談は拝見致しておりません。 |
悟光 蓮先生よりご挨拶
ご覧頂き有難うございます。 鑑定士の悟光 蓮(ごこう れん)と申します。
高野山で四度加行を成満した高野山真言宗の阿闍梨兼僧侶でもあります。
僧侶としては、日々ご神仏に仕え読経を捧げ、天界からのお導きに耳を傾け、心を尽くしております。
ご相談者の皆さまからは「元気になった」というお言葉を多く頂きます。
それは、ご神仏やご先祖様のご慈悲・ご自愛を私を通じてお感じ頂いているからかもしれません。
占い師としては、ご相談者様が「日常でどのように幸せになれるのか」を受け取りやすい言葉で具体的にアドバイスしております。
過去を後悔ではなく「糧」に変え、今を満たし、相応しい未来を得られるように、お考えや行動をご自身で選び、叶えるために占いを上手にご活用頂きたいと切に願っております。
お一人では抱えきれない問題は、私がご一緒に寄り添わせて頂きます。
占いの力と、さらに目に見えぬ大きなお力から、よりよいご自身になりますよう誠心誠意お伝え致しますので、どうぞ安心してどのような事もお話し下さい。
お客様から頂いた口コミ
男性40代
僧侶をされていらっしゃったので兄のことを話したら思い出して涙が出ました
あんまり男泣きは恥ずかしいのですが自然と涙が出ました
今気になってる子に対しても的確にアドバイスをくれて助かりましたこの度はありがとうございました。