2021年2月後半は神事がたくさん!日本人なら覚えておきたい”祈念祭”と”天長祭”とは?
執筆者:電話占い絆編集部
更新日:2021年2月10日
平成の天皇誕生日は12月23日でしたが、令和になってから天皇誕生日の日付が変更になりました。
2月は祝日が少なく、休みがなくて嫌だなあと思った人も多いと思いますが1日増えてラッキーと思った方もいるでしょう。
天皇誕生日には神社で大きな式典が行われるのをご存知でしたか?
日本の神事、この国に住んでいるのに意外と知らないものがたくさんあったりしますよね。
実は2月は2回も大きな神事がある月。
今回は2月17日の祈年祭と23日の天長祭についてお話しします。
せっかく日本に生まれたのですから、伝統行事についてしり、その意味を知っておきましょう。
伝統行事の由来や内容を知るのも、案外面白いものですよ。
2021年2月17日は”祈年祭”
2月の最初の大きな神事は祈年祭です。
日付は2月17日、神社で行われる行事の中ではかなり大きな意味を持ちます。
知らない方もいると思いますので、祈年祭についてお話ししていきますね。
祈年祭とは
祈年祭とは、豊作を祈る式典のことです。
漢字と意味に違和感を感じた人もいるでしょう。
祈年の年(とし)=稲の美称、つまり作物の実りという意味、つまり今年も豊作で食べ物に困りませんようにとお祈りする行事です。
2月中旬は春に向けて耕作を始める時期であり、その時期に神様に豊作の御加護をお祈りします。
別名は「としごいのまつり」で、お米以外にも五穀がたくさん取れるようにという意味を込めて行われるものです。
元々は民衆が田んぼの神様に祈りを捧げる行事だったようですが、7世紀ごろに中国の文化が輸入され、律令国家祭祀として制定されました。
新嘗祭とは対をなす
11月23日に行われる新嘗祭は、祈年祭とは反対に「豊作のお礼を神様にお伝えする」ための行事です。
宮中では天皇陛下が自分で育てた稲を神に捧げて、陛下ご自身もその稲を召し上ります。
つまり祈年祭とは反対の意味をもつ式典ですが、どちらも日本の国民たちの生活に関わる大事な行事というわけです。
昔の日本人にとって作物がたくさん収穫できるかどうかは、命に関わることでした。そのため祈年祭と新嘗祭は、日本人にとっては大事な神事。
今でも神社などで伝統的にこの風習は受け継がれています。
2021年2月23日は”天長祭”
天皇誕生日は”天長祭”という式典が行われます。
この行事は意外と知られておらず、天皇誕生日=祝日という認識しか持たれていないことがほとんどです。
いわゆる天皇陛下のお誕生日のお祝いですが、意外と深い意味があるので説明していきますね。
天皇誕生日に行われる神事
天長祭とは天皇誕生日に行われる神事で、天皇陛下の長寿と繁栄をお祈りするためのものです。
キリスト教的な考え方で言うと、クリスマスに似ていますね。
旧称では天長節と呼ばれていました。
語源は天長地久と言う老子の言葉で、”天地が永遠に続くように物事が変わらないこと”を意味します。
つまり、この天地と同様に天皇が長寿で、天皇家が永遠に栄えていくように祈るお祭りです。
この習慣は古くは古代中国の王朝「唐」で始まり、日本にはら775年(奈良時代)の光仁天皇の時代に伝わってから国家行事となりました。
昔は臣下が天皇陛下の元へ好物やお酒を持ち寄り、盛大な宴を行ってみんなでパーティを行っていたそうですよ。
ちなみに皇后陛下のお誕生日は地久節と呼ばれますが、国民の休日には制定されていません。
天長地久の後半の部分が語源で、こちらも皇后陛下のご健康と長寿をお祝いする日です。
具体的にどのような祭典が行われるか
宮中では祝賀の儀や宴会、お茶会が開かれて天皇陛下のお誕生日を盛大にお祝いします。
伊勢神宮などの各地にある神社では、天長祭と言う式典を行って天皇陛下の地位の安泰を神様にお祈りするんです。
ちなみに一般参賀が行われる日でもあるので、宮中に国民が参内して陛下からお言葉を賜れる日でもあります。
年に3回しかないチャンスのうちの貴重な1回と言うことですね。
さらに海上自衛隊では、会場に停泊している自衛艦にて満艦飾と言う行事が行われます。
満艦飾とは、軍艦が記念日などの特別な日にだけ艦首からマストをとおし、艦尾まで旗を飾ること。
天皇陛下の誕生日をお祝いするために、旗を飾って敬意をします風習です。
港が近い方で軍艦が停泊している場合は、見に行ってみましょう。
旗が船の上を飾り、お祝いらしい雰囲気を醸し出していますよ。
天皇陛下のお誕生日だけあり、盛大なお祭りが全国で行われることは覚えておきましょう。
まとめ
今回は2月17日の祈年祭と天長節についてお話ししました。
日本という国に住んでいても、なかなか神事の内容や具体的に何を祝っているのかがわかりづらいものです。
天皇陛下の誕生日は祝日というだけでなく、日本という国がこれからも平和で暮らしやすい国であるよう、日本中の神社が神様に祈りを捧げる日です。
また祈年祭は今でこそ食糧不足がないのであまり意識しませんが、お米や穀物がたくさん取れるようにお祈りする日。
2020年から当たり前のことができなくなる時代がやってきました。毎日お米が食べられるのも当たり前、食べ物がいつでも豊富にあるのも当たり前ですよね。
ですが、その当たり前は失ってから大事なものであると気づいても遅いです。
ぜひ祈年祭には豊富な食料がある今の豊かな生活に感謝を、そして天皇誕生日には日本という国に生まれたことに想いを馳せてみてはいかがでしょうか?
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