四季の変化が心に及ぼす影響について
執筆した占い師:カレン愛深先生
更新日:2024年4月26日
皆さん、こんにちは。鑑定師のカレン愛深です。いつもお電話いただき、誠にありがとうございます。
さて今回のコラムでは、季節が私たちの心に及ぼす影響や、それぞれの季節とヒトとの関わり方などについて考察してみようと思います。
というのも毎年のことですが、春が近づくと落ち着かない気分になることもあり、他の季節を考えてみても、その季節に合わせて気持ちが揺れたりすることもあるので。
改めて季節とヒトとの関わりについて書いてみようと思ったわけです。
本題に入る前に。特に日本人は、及び日本で長年暮らしている人は、季節によって心理状態が微妙に変化する人が多いかも知れないですね。それはもちろん、日本がはっきりとした四季に恵まれているから。
四季の変化によって、心理状態が多少なりとも左右される。太古の昔から、日本人の、日本で暮らす人のDNAに組み込まれていることなのでしょうか。
春
まず、春。春が近づくと、何かと新しいことをやりたくなってくる方は、たくさんいると思います。
ソワソワしてきたり、そろそろ重かった腰を上げようかなという気持ちになったり。4月から新しい年度が始まるということで、なおさらそういう気持ちになるのかもしれません。正に気分一新できる季節の到来です。
ただ何となく外を歩いているだけでも、花々のつぼみがふくらんできたな、そろそろ桜の開花の便りがきけるかな、などと思いをめぐらさずにいられないもの。
そうして植物の芽吹きを思いながら、私たちヒトも何かに向かって芽を出そうとするのは、自然なことでしょう。
春は、“張る”や“晴”と同音。新しいことに向かって気持ちも張ってきて、心の中も晴れてくる、という意味もあるのかもしれません。
日本語ってこうした同音異義語で意味を関連付けるのを得意としますね。(笑)思えば、冬の寒さや厳しさ、そのおかげで固まった身体が、春の訪れを思うだけでほぐれてくるというのも、張る、晴という意味に込められているように思います。
春に抱いた希望や願いは、実現しやすいきがします。なので、妄想とも思えるよう壮大な希望でも野望でも構いません、抱いてみましょう。
何といっても毎年3月20日辺りは(年によって、多少変わりますね。)春分の日。この日は「宇宙元旦」などと称されることもあるので、1月1日に新年の抱負を定めなかったとしても、春分の日にその年の抱負や目標を心に決めても大いに結構なわけです。
花の開花とともに心も新たに開花していくこの時期は、何かを始めるには、やはり最適な時期ですね。良い例が、入社式や入学式。新たな世界に、社会に、希望を抱いて一歩を踏み出していく。
春は“新しい領域に足を踏み入れていく”ヒトの背中を押してくれる季節。開花する花たちも、新たに開花しようとするヒトを応援してくれるような気がします。
とここでふと考えるのが、9月入学の是非。大学において実施はどうかと、このところ何年か検討事項になっているようです。
決して9月入学に反対ではありませんが、9月入学ですと、新たな学び舎に入っていく喜びと少しの緊張感が薄れるのではないかと、私は思うのです。
冬の寒さを乗り越えて、水が温むのを感じ、花の開花を目にして、新たな思いに胸膨らませる季節、春。新たなステージに足を踏み入れるには、日本において春が最適という気がするのです。
また春は、思いのほか天候不順な時期でもあります。春の嵐とはよくいったもので、突然の暴風雨などに見舞われることもあります。
この天候不順に沿うかのように、ヒトの心も乱れがちになるのもまた、春ならではないでしょうか。期待に大きく胸膨らむのと同時に、その大きさだけに不安も頭を持ち上げてきたりします。
期待と不安の狭間で揺れ動きながらも、新しい世界に踏み出していく。ときには足踏みしたりちょっとだけ後ろに下がったりしつつも、準備を整え前へと進んでいく。
春はそうして、ヒトにまだ見ぬ世界を見せてくれる勇気をくれる季節なのかもしれません。
夏
続いては、夏。この季節は、春に生まれた希望や目標、抱負などを、より大きく膨らませる時期でもあるでしょう。
元々、夏は開放的な雰囲気であふれる季節。さんさんと降り注ぐ夏の太陽は、ヒトの背中をグッと押してくれます。
春に生まれ出たものを、遠く空高く打ち上げる。そう、夏の風物詩ともいえる、花火大会の打ち上げ花火のように。
打ち上げ花火をながめていると、自分の心もどんと打ち上げられていくような気分になることがあります。自分の内にある思いが、天へと届けられるような感覚です。
花火は美しいだけではなく、それを見る人の思いを遠く空高く、送り届けるものでもあるという気がします。(なので、花火を見ながら願い事をするのもおすすめですね。)
春の間は迷いながらも一歩一歩進んでいきましたが、夏は自信を持って、ずん進んでいくといったイメージ。開放的な季節ですから、自身も開放させてあげて。
春に抱いた思いをより具体化させたり、その思いに肉付けをしたりといった作業で、自身を広げていくのに適しているといえるでしょう。また、夏は様々なものが輝いて見える季節。この時期、あなたも自身の思いをより輝かせてみましょう。
今なら自分はどんなことでも出来る!そういいいきかせて、春に思いついたことについては、今のうちにやれるだけ進めておくというつもりで。いつもなら、自分にはちょっと無理かなと思うようなことでも、意外やスムーズに出来るかもしれません。大いに背伸びしてみて吉という時期。
強い日差しにも負けまいと果敢に色々なことにチャレンジし、春に抱いた思いが必ずしや実現するよう努力してみる。そうすることで、“夏の気”をより受けやすくなりそうです。仮に、自分のやろうとすることに対して反対意見などがあったとしても、それを跳ね返す気合は十分。
この時期に何か迷いがあっても、それは気にすることはありません。夏は、迷いを払拭して無理でも押し通した方が良いときです。
ただ、夏になって初めてやってみようかなと思いついたことは、もしかしたら長続きはせずに、夏が過ぎるとともに終わる可能性も。夏は思い切りが良くなるのは結構なことですが。それをじっくりと長続きさせようとするのには、あまり向かない季節のような気がします。
この時期に思いついたことは、翌年の春まで温めておいた方が、良いでしょう。本当に自分がやりたいことなのか、翌春にゆっくり判断しても差し支えありません。
夏。様々なものが輝く季節。春に生まれたの思いをより成長させていくような心構えで過ごすのが、おすすめです。
秋
変わっては、秋にまいりましょう。実りの秋とはよくいいますが。春に生まれ、夏に手を広げてきた思いは、この季節に実りを迎えることが多いもの。というより、実現しそうな手応え、予感がするといった方がふさわしいかも知れないですね。
春に抱いた思いが同じ年に早くも実になるのは、難しいかもしれないので。ヒトの思いは農作物とは異なります。手塩にかけて育てても、目に見えて稲穂が実るようにはことが運ばないこともあるのではないかしら?むしろ、実りそうな予感がするだけでも十分だと思います。
実際に収穫するのは、翌年あるいは翌々年の秋でも全く差し支えないでしょう。(もちろん、夏に相当気合を入れて過ごたおかげで、ほぼ満足いく収穫が得られることもあるでしょう。)
上手く実りそうな予感がした方は、翌年に、その予感通りになるかどうか検討してみるのもいいですね。急かされるように降り注いでいた夏の日差しからも解放され、一息つける秋。自身の掲げていた目標などに無理はないか、見直す余裕もできるでしょう。
また、秋は物悲しさを感じることも。だんだんと日が短くなって、なんとなく寂しくなったり郷愁を抱いたり。一年で一番人恋しくなるのも、この季節でしょうか。だれかに、何かに、すがりたくなる気持ちが出てきやすいもの。
そんな秋に出会った趣味などは、一生ものとなる可能性が高いと思います。目標、希望以外で、自身のより所となるものが見つかったら。それは大切にしていきましょう。
秋といえば、紅葉の季節でもあります。鮮やかな紅葉を眺めれば、モノを見る目も冴えてくるでしょう。この時期に自分のお目に叶うものに出会ったら、それは本当に役に立つものかも知れません。目を肥やすためにも、秋は大いに紅葉を楽しみたいものですね。
気持ちも落ち着いたところで、より多くを収穫できるよう、春から取り組んだことなどを見直してみる。秋はそういう時期なのではと思います。
冬
続いては、冬へと移りましょう。ウインタースポーツを楽しむなどして、屋外で過ごすことも少なくない時期。
一方、屋内にこもりたくなるのもまた冬。この時期は、自分とじっくり向き合ってみるのもいいですね。春に抱いた新たな思いことなどはいったん置いて、自分の在り方ついて考えをめぐらせてみもるのも、冬ならではの過ごし方かも知れません。
自分と向き合ってみる機会は意外と少ないもの。また自分と向き合うことは、勇気のいることだったりします。こもることも多い冬なら、自分と素直に向き合えるかも。
じっくり向き合うことで自分に必要ではないものがわかってきて、デトックスもできそうです。身軽になっていく春に向けて、心も軽くしておきたいもの。デトックスで心が軽くなると新たなものを生み出す余裕も出てきそうです。
この時期、春になったらどんなこと始めようかなと、思いをめぐらせるのもまた、楽しいでしょう。
また冬は、特別なイベントに事欠かない時期でもあります。せっかくの機会ですから、そうしたイベントに参加する際に、いつもとは違う自分を“演出してみる”のも良いでしょう。
普段はどちらかというと落ち着いた感じのヒトが、思い切りはじけてみるなど。そうすることで、新たな自分を発見することになるかも。春に向けて新しい目標を掲げるにあたって、ヒントが得られる知れません。
今までの自分に向き合いつつも、新たな自分を見出すこともありそうな季節、冬。自ずと次のステージへの準備をしているのでしょうか。やがてやってくる春に自分がスムーズに花開くよう、つぼみを少しずつ緩めておくつもりで過ごしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
こうしてみてくると、やはり日本に住んでいれば、四季ごとにその“季節の色”に心の持ちようが多少なりとも影響を受ける気がします。それも日本に住んでいるからこその利点ではないでしょうか。
季節を節目のひとつとして生活していく中で、自身の中に色々と見出すものもある。もちろん、この季節だからこうするというように、左右される必要はありません。
ただ、四季のはっきりした国に暮らしていると、自ずと季節に応じた過ごし方になっていくこともあるのでしょう。そうした生活の中で、自分なりの四季それぞれの生活様式もまた、出来上がっていくのでしょうね。
今回のコラムは以上ですが、いかがでしたでしょうか。日本に暮らす人の心にDNAに染み込んだ、四季の移ろい。普段はそうではなくとも、ときには四季を意識してみるのもいいですね。
四季と自身の気持ちの関係などについて、ちょっとした発見があるかもしれません。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
▼カレン愛深先生の前回の記事はこちら▼
【2024年度版】今年の運勢をズバリ予測!12星座別の開運アドバイス
▼カレン愛深先生のインタビュー記事はこちら▼
「カレン愛深先生」ってどんな人?電話占い絆所属の占い師に直接インタビュー!
このコラム記事を書いたのは、「電話占い絆~kizuna~」占い鑑定士のカレン愛深先生です。
カレン愛深先生かれん めぐみ
鑑定歴 | 20年以上 |
---|---|
得意な占術 | タロットリーディング・霊感タロットメッセージ・オラクルカード・守護霊メッセージ・ハイヤーセルフメッセージ・神様メッセージ・数秘術・レイキヒーリング |
実績 | 癒しフェア、スピリチュアルマーケットに出演経験があります。また、一般企業のお祭りの余興として、占いブースで鑑定したこともあります。 |
得意な相談内容 | 不倫・浮気相談 結婚・離婚相談 相手の気持ち等の恋愛全般 人間関係のお悩み 転職・適職相談 心身のバランス調整 |
カレン愛深先生よりご挨拶
改めまして、カレン愛深(メグミ)と申します。主にタロットやオラクルといったカードで鑑定しております。
恋愛、仕事、人間関係など、どのような内容でもお気軽にお電話下さい。とにかくだれかに話をきいて欲しいという方もどうぞ。
お客様から頂いた口コミ
女性40代
いつも色んな相談をさせてもらってるのですが、とても安心感があります。
今日も些細なことまで聞いていただいて、占いを交えてのお話しとても参考になりました(^ ^)
もうやりきった!くらい頑張ったので今日明日あさってとのんびり休みたいと思います。
言葉選びもとても丁寧な先生で女性としても憧れます。
また聞いてください(*^^*)