知識だけでは得られない「気付き」について
執筆した占い師：M.MIDORI先生
更新日：2021年6月18日
こんにちは、MIDORIです…
今年も、はや半年が過ぎようとしています。時の経つのは早いものですね…
みなさん、お変わりなくお過ごしでいらっしゃいますか…
今回のコラムのテーマは「角度を変えて世界を見ると、こんなにも心が楽になる」という事です。
よろしければ最後までどうぞお付き合いくださいませ。
野鳥が教えてくれた「気付き」
日々の占い鑑定を通じて、さまざまな方の悩みに接しながら、私が強く実感している事があります。
それは「今の私の人生は、親であったり、友人であったり、または私自身も気付かなかった多数のご縁のおかげで成り立ってるんだなぁ～」という事です。
自我に縛られ、こんな当たり前のことを考えすらしなかった自分が本当に恥ずかしいのですが、いろんな人との関わりの中で、怒ったり、泣いたり、笑ったり、感激したり、思い知らされたり…さまざまな感情が蓄積されて今現在の自分が成り立っている事は確かです。
以前の私は「なぜ人間関係でこんなにも苦しむのか…」と、ため息をつきながら、答えを求めてネットを彷徨ったり、書店へ出かけては心理学やスピリチュアルに関する本などを読み漁っていましたね。
ですが、いくら学んでも、小さな問題やら大きな問題が次から次へと湧き出て来ます！
あの時、あれほど理解できたのに…気付けたのに…腑に落ちたのに…相手の気持ちも理解出来たのに…
「こんなに勉強しているのに…私は一体何をやっているの！…」と、自己嫌悪に陥ったりもしましたね…。ですが、他人の心や感情というものは、そう簡単には理解できないのが人間なんです。
そんなある日ふと、「これは、ただ闇雲に頭の中に知識を詰め込めば解決する問題じゃない」 と気付いたんです。
それも、気分転換にフラっと立ち寄った公園で池のそばにあるベンチに座り、スズメやカモといった野鳥をぼんやり眺めていた時の話です… 面白いでしょ!
「気付いた事」というのは、関係が上手くいかない相手と自分との間にある考え方の違いや好き嫌いの差といった、人それぞれ固有に持っている感性の「癖」と言うべきものです。
勿論、出会う人間全てが自分と同じ感性の持ち主という事はあり得ないのですが、自分が良かれと思う事は相手にとっても同じであると人は錯覚してしまいがちです。
それは必ずしもネットや本から得られる知識だけで気付く事ではなく、実際にその人と接しながら感情のやり取りをして経験を積まないと見えてこない部分だったりするんですね。
似ているようで全く違う。そして絶妙なバランスで共生関係を保っている野鳥の姿を見て、私自身の課題がハッキリとしました。
これらのことをしっかりと理解して、絶対に忘れないようにしようと、その時思いましたね。
人間関係の軋轢をなくすには…
人の考え方は十人十色、感じ方も皆人それぞれです。
人間関係における思い違いや錯覚、誤解など、以前の私はかなり多い部類であったと思います。
それと同じくらいに言葉使いが不適切だったり、タイミングが悪かったり、自分では当たり前だと思っていても、相手からはそう受け取られずに、嫌な思いをさせてしまうことも結構たくさんありましたね…
さらに追い打ちをかけるように、その事を全く自覚できていなかったので、揉め事の発端になってしまっていたのです…
「私の方が正しいんだから!」とか「なんで私の言う事が分からないの…」などと、傲慢な態度でいれば人間関係の軋轢は増すばかりですよね…
人は「自分が絶対に正しい」と思い込むと、考え方の違う相手に対して偏った正義を振りかざそうとします。
そうして感情がヒートアップすると、脳の快楽中枢が刺激され、ドーパミンが分泌される事で一種の「麻薬中毒」にも似た状態になります。
個人差はありますが、ちょっとした事でも激しく感情が刺激されて、ドーパミンが大量に出る人も中にはいます。
もし感情がざわついた時は、｢今、私の脳内でドーパミン出てるなぁ。本能に流されてるなぁ」と割り切って考えるといいです。
そうすることで、客観的に自分を見つめ直すきっかけになりますし、その後、適切な対応が取りやすくなります。
例え意見が対立しても、決して相手を責めたり否定的な言葉は口にせず、こちらの思い違いである事に気付いたら素直に非を認めて謝罪するようにしましょう。
仮に相手の方に非があったとしても、全てを水に流して何事もなかったかのように向き合う努力をすれば、かならず自然な形で和解できるようになりますよ。
これは、私自身が気付きを得て学んできた中で実践し、証明された間違いのない真実です。
全ての人に絶対有効とは言い切れませんが、少なくとも今まで私が同様のアドバイスをしたご相談者様からは、状況が改善したという多くのコメントを頂いています。
もしも行き詰った時は…
話は変わりますが、私はこれまで執筆してきたコラムの中で、親と子供の関わりについて繰り返し取り上げてきました。
なぜなら、多くの人が抱えている心の悩みは、その原因を探っていくと幼少期まで遡るケースが大半であり、そして、親の影響によって良くも悪くも今現在の自分が形づくられているという現実があるからです。
親から愛されて育った子供は、例え辛いことや嫌なことがあったとしても、それを前向きに受け入れる事で、自然と人間関係がスムーズに運びやすい傾向にあると思います。とてもラッキーな人達です…
一方で、親から身体的な暴力や言葉の暴力を受け続け、心が傷ついた幼い子どもは、常に不安と恐怖を感じながら、同時にやり場のない強い不満を抱えて大人になります。
そうすると、物事が上手くいかなった時に全てを親のせいにしてしまったり、または「何もかも私が悪い」と自分の殻に閉じこもってしまう悪循環に陥る事になります。
幼少期のトラウマを引き摺ったままでは、幸せになろうと一生懸命に努力をしても、なかなか思うような人生にはなりません。
結果、さまざまな依存症を抱えて生きている人が多いのです。
例えば、パートナー間におけるドメスティック・バイオレンスといった社会問題にも依存の構図は存在していて、相手から暴力を振るわれても「愛されたい」「見捨てられたくない」という心理が強く働くので、なかなか別れる事ができないといったケースが散見されます。
そういった問題を克服するために最も重要なのは、自分自身を信じる強い意志です。
失敗を繰り返しながらも、前向きな気持ちを忘れずに自分の信じた道を突き進む事さえできれば、徐々に周囲の人からの信頼が芽生えていきます。
そうする事でいつの日か必ず、良好な人間関係を築き上げる結果に繋がり、心も次第に安定するようになっていくと思いますよ。
願わくば、相手の人にも同じ意識で問題に取り組む姿勢があれば尚いいのですが…
そして、行き詰った時は外に出て、気分転換に散策しながら眺めの良い景色を探してみてはいかがでしょうか？
きっと今までとは違う考えが、雲の隙間から顔を覗かせ、心が晴れ晴れすると思いますよ。
MIDORIでした…
▼M.MIDORI先生の前回の記事はこちら▼
不安遺伝子を克服するには
▼M.MIDORI先生のインタビューはこちら▼
占い師インタビュー：M.MIDORI先生
このコラム記事を書いたのは、「電話占い絆～kizuna～」占い鑑定士のM.MIDORI先生です。
M.MIDORI先生ミドリ
| 鑑定歴 | 10年以上 |
|---|---|
| 得意な占術 | 霊感タロット・未来予知・四柱推命・シンクロニシテイ・スピリチュアルリーディング.数理学.基礎心理学 |
| 実績 | 鑑定が終わった後で、「心が楽になりました、また頑張っていけそうです」と前向きになられ、 嬉しいお声をたくさん頂き逆に私がいつも力を頂いています。 メールでも嬉しいお言葉を多数頂いています。ほんとうに感謝でいっぱいです。 |
| 得意な相談内容 | 恋愛成就・復縁・不倫・浮気・結婚・離婚・片思い・相手の気持ち・仕事・適職・転職・習い事の選択・人間関係・嫁、姑問題・夫婦問題・子供の悩み・親子の問題・自分の弱点の対処法など・金運・開運 （生死にかかわる内容やお子様の出産前の性別。ギャンブル、受験や資格の合否などはお応えできませんのでご了承ください。 |
M.MIDORI先生よりご挨拶
コラムを最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
人は自分の人生を諦めるような状況に追い込まれると自分自身が見出せなくなる時があります。
自分は駄目な人間だとは絶対に責めないで下さい。自分を責め続けることは最悪な状態で、好転させるには大変なエネルギーと時間がかかります。自分で立ち上がることが困難になります。
早く立ち止まり、なぜ上手くいかないのかを考えることです。結果には必ず良くない原因があります。
いい悪いも含めて、過去に関わったまわりの人の強い影響を受け、それが癖となり無意識に感情や表情、しゃべり方、所作、それがその人の考え方、生き方になってしまい、今、あなたの悩みの原因になっているのかもしれません。
今の苦しみは人生を変えるためにあると知ってください。
あなたが勇気を持って諦めずに行動すればきっと何かが変わり始めます。
数々の壁を乗り越えてきた私と一緒に人生の幸せへ通じる道を探していきましょう！
お客様から頂いた口コミ
女性40代
昨日は鑑定していただきありがとうございました。
とても優しく丁寧に視てくださるお人柄の良い先生だったので、私も心を開いてお話しすることができました。
先生の言葉からは、思いやりの心がたくさん伝わってきて、私も見習わせていただきたいなと思いました。
彼の気持ちもたくさん感じることができて幸せを感じました。
ゆっくりと進んでいきます。
ありがとうございました。
