忘れられないあの人との復縁について
執筆した占い師:聖シェル先生
更新日:2020年11月6日
忘れようとしても忘れられない『あの日』がありますか?『あの人』がいますか?
お客様から数多くの御相談を頂いている、別れたお相手との『復縁』をテーマに、初のコラムを執筆させていただきました。
復縁する為に押さえておくべきポイント
一言で『復縁』と言っても、十把一絡げには語れない部分があります。恋愛模様は人それぞれですからね。
10代~20代の若者同士の淡くて可愛らしい恋から、結婚を見据えた大人のお付き合いもあるでしょうし、または、お相手が既婚者であったり、もしくは既にご夫婦の関係であったり、状況は無数に存在します。
別れた時期も数日前から数年前に遡るケースまで多岐に渡るものです。
当然、別れ方もまた千差万別あるのですが、お相手から別れを切り出されたのか、自分から別れを伝えたのか。「関係がうまくいってないから、このまま破局しても構わない」と、連絡を取らなくなって自然消滅したような別れ方もあるでしょう。
その時は本意ではなかったのに、一時の感情に流されて別れを告げてしまうことは、往々にして女性に多い行動だと感じます。
また、その時の運勢によって、別れに至りやすい年や月がありますし、自分やお相手の意志で決めていることではありながらも、運勢の影響を受けていることも否めないものです。
カップルによって別れた原因もそれぞれですが、一つだけ共通する事があります。
復縁する為の一番のポイントは『何故別れたのか?』について考えるという事です。
原因と理由があるからこそ別れに至った訳ですから必然的にそうなりますね。
『別れた原因』を紐解いてみましょう
二人が同じ時間を過ごす過程で、何か「足りないもの」や「要らないもの」を見落としていたという事はありませんか?
以前の関係に戻ることが望みであるなら、戻れることに越したことはないのですが、『原因となった問題点』を自分自身とお相手の中で解消・解決できていないままでは、例え復縁することができたとしても、それでOKとは言えないのです。
「何故逢えないの?逢いたい!とにかく関係修復したい!」と復縁することだけがゴールになっていては、復縁成就した後に、上手くいかない事も多いのです。
そもそも、あなたが復縁を望むお相手は、二人が一番幸せで、楽しかった頃の『あの人』のままで居てくれるでしょうか?
その人ともう一度付き合うことに意味があるのか、価値があるのかを客観的に考えることも大切なのです。結婚を視野に入れてお付き合いをしていた関係であれば尚更です。
統計学では、別れた後も復縁できる可能性が高い関係性や、別れたりヨリを戻したりを繰り返す確率が高い関係性というものも存在します。
復縁を希望される方にとっては、一つの参考となるデータですが、それが良いか悪いかは何とも申し上げれません。いずれにせよ、別れた原因となっているお互いの考え方や行動が改善されていなければ、やはり、再び別れの選択を迫られる可能性は高くなります。
そういった事を繰り返していては、いつまで経っても二人の関係性を次へのステップへと進める事はできません。
復縁にはもちろんメリットもあります。少なくともお相手のことは既によく分かっているケースが多いですから。
料理やファッションの好みは勿論のこと、二人で楽しく過ごせるスポットやお相手のちょっとした癖も把握しています。生活サイクルや、行動のパターンもほぼ予測できますね。
慣れ親しんだ関係だからこそ理解し合える面も多いのです。自分を分かってくれている人だという安心感もあるでしょう。
以前は気になった部分が、もう一度やり直せることで許容できるようになります。
別れていた時間の苦しさを乗り越えてやり直せたことで、自我を抑える気持ちや心遣いができるようになります。そして、その為にはお互いの成長も必要となります。
「やっぱり自分はこの人のことが好きだ、自分にはこの人が必要だ」と思ってもらえたら、どれだけ幸せでしょうか。
失って初めて気付く『大切な存在』
交際している時は、お相手との付き合いが長くなればなる程、傍に居てくれることが当たり前の存在になってきます。
お相手に対する気遣い、思いやりを徐々に忘れてしまい、自分本位になっていくことが増えてきます。「こうして欲しい」「ああして欲しい」と、求める気持ちが強くなり不満も積み重なります。
愛されているのか自信が持てなくなったり、猜疑心で心が乱れることもあります。喧嘩になることもあるでしょう。
しかしながら別れてみると、失ったものの大きさに改めて気が付いて後悔することがありますね。
失って初めて気付く大切な存在。裏を返せば、失うまでは気付かない…これも人であるが故の弱さと言えるでしょう。
二人にとって、そんな後悔や反省の気持ちを有意義に活かすことができるならば、やり直す意味もあると言えるでしょう。もう一度付き合って上手く行く可能性も高くなります。
別れた後に、元カレ・元カノという形で関係が続く場合もあります。女性側に多いケースですが、彼が態度をハッキリさせないままに誘ってくる事に納得はしていないけれど、好きだから会うという気持ちを優先してしまう。
それは良くないという事も心の中では分かっているのですが、ハッキリさせようとすれば彼に会えなくなるかもしれないし聞けないというジレンマに陥る事になります。
『まっさら』な状態の恋と復縁との違い
お相手に初めて出会ってこれから全てがスタートする恋愛はどうでしょう。
お互いに、もしくは一方が好意を抱き、lineや電話でのアプローチから始まる恋愛。ゼロから始まる好意や恋愛感情は、プラスもマイナスも含めて、今~未来へと積み重ねて進行して行く恋になります。
「相手のことをもっと知りたい!」
「自分のことをもっと知って欲しい!」
期待に胸をときめかせ、どんなデートになるのか、全てがお互いにとっても初めて!!なドキドキとルンルンした希望に満ちた恋なのですね。
お相手の話し方、センス、しぐさ、立ち振る舞い、表情、趣味や仕事に対する意識。
新鮮な発見があれやこれやとあるものですから、高揚感も高くなります。
復縁とまっさらの新しい恋とでは、明確なスタート地点の違いがあります。
もう一度やり直す恋だからこそ、努力も新しい恋以上に必要になりますね。
別れて何年か経った後に、復縁そのものがかなり難しいと分かっていても、そうしたいと願うのは「この人以上に好き!!」と思える人に出会わなかったからだと思います。
別れた後に気持ちを切り替えて新しい出会いにも心や行動を向けてみたけど、やっぱり彼や彼女ほど心が惹かれない、出会いがあっても恋愛関係に進展しないという場合があります。
ですから、最終的には別れたお相手に気持ちが行ってしまうことになります。
復縁が正解とは限らない?一つの恋からの『卒業』という選択肢
今でもその人のことが好きなのか、ヨリを戻したとして、本当に幸せになれる人なのか、時間は必要でも新しい恋に進んで行った方が良いのかを、自分としっかり向き合って考えてみましょう。
勿論、時間が経てば経つほどお相手の心境も環境状況も変化して行きます。
かなり以前の話になりますが、某女優さんが、当時付き合っていた男優さんと別れた際に理由を聞かれて、「この人から学ぶことはもう無いかなと思ったから。」と答えていました。(言葉に多少の記憶違いがあるかもしれません)
お相手は彼女よりも一回り以上年上の俳優さんでしたが、彼の立場も考えて発言してあげれば良いのにと感じたストレートな言い方でした。
少々辛辣ではありましたが、ハッキリしたもの言いは若さ故でもあったと思えます。そして、彼女の言葉には確かにその通りな点もあります。
愛する人・愛した人との別れ…それはお互いの役割と学びを終えた時でもあるのです。
その人から卒業して次のステップへと進む転換期でもあるからです。
どうしても復縁が叶わない時があります。お相手と連絡が取れないままどうすることもできない、または、お相手が既に新しい恋愛をスタートさせていたというケースです。
「どうしてあの時ああしてあげれなかったんだろう。」
「もっとこうしていたら良かったのに。」
何故、なぜ…と悔いる想いで一杯になることもあるでしょう。思い出すだけで涙が溢れてきたり落ち込んだりの繰り返しにもなります。
ですが、別れた辛さや悲しさはあっても、時間を掛けて過去の自分を乗り越えながら成長しているあなたが、きっとそこにはいる筈です。寂しくても今あなたがするべきことを日々積み重ねって行って下さい。
辛くても笑顔を周囲に向けて下さい。なりたい自分に向かって邁進して下さい。
落ち込んでいる時、悲しい時、暗く物憂げな表情になりがちなのは当たり前です。
でも、そんな時だからこそ、敢えて笑顔で、するべき仕事や勉強や趣味に力を注いで、身の回りを整えて生活するようにしてください。目標があれば、そこに届くべく努力して行きましょう。
お洒落にも手を抜かないでください。そんな時だからこそ、これまで以上に綺麗に輝いている、あなたでいて欲しいと願うのです。
答えを見つけるのは『あなた自身』です
自己研鑽を重ねて充実した時間を過ごすことによって、輝いたエネルギーに包まれていたら、あの恋は、あの人は、既にその時のあなたにとって、絶対に必要な対象では無くなっているかもしれません。
そしてもし、出来る事なら、かつて愛した人の幸せも願って欲しいと思います。
私自身、復縁できなかったことも復縁が叶ったことも経験致しております。はたしてその時折にどうなっていたら良かったのか、答えは時を経ても出ておりません。
ただその時は、「やり直したい」と願う皆様と同じく、別れた悲しさと苦しさで一杯でした。
絶対的な答えはきっと無いのですが、もし、願いが叶い、やり直すことができたのなら、もう一度手元に戻って来た愛を心から大切に育んで下さい。
もしもその先にまた別れがあったとしても、それもまた答えなのです。
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占い師インタビュー:聖シェル先生
このコラム記事を書いたのは、「電話占い絆~kizuna~」占い鑑定士の聖シェル先生です。
聖シェル先生せいしぇる
鑑定歴 | 16年以上 |
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得意な占術 | インスピレーションタロット・サイキック.タロット.オラクルカード・ダウジング・四柱推命・宿曜術・易経タロット・オーラ・ヒーリング・カラー |
実績 | 情報TV番組出演 新聞取材 新聞機関紙取材 企業様の機関誌占いコーナー 大手百貨店 他イベント出演多数 「彼はこう思っていますよ。」 「こう言ってあげるようにしてくださいね。」 と私が申し上げますと、お客様から、 「彼が昨日そう言ってました。」 「よく彼がそう言うんですよ。」 「この前彼にそう言いました!」 とおっしゃられることが多いです。 鑑定してもらった通りに彼氏ができた、というお客様もいらっしゃいます。 |
得意な相談内容 | ☆パーソナリティ(自己認識&他者認識) ・人は長年の思い込みや周囲からの評価で「私」を創っています 自己認識することで本来の持ち味や魅力.もっと伸ばして活かしていく面と、 注意していく面を知っていただけます ・自分を知ることで、気持ちの持ち方も楽になります ・家族や親族.恋人.友人.仕事や近隣の人間関係にも活かしていただけます ☆恋愛 ・自分の気持ちが分からない ・好きな人との相性や生まれ持った宿縁(赤い糸を見つけていきます) ・好きな人の気持ちが知りたい ・これから先どうなっていくのか ・出会いのタイミング ・好きな人が惹かれる相手のタイプ ・婚外恋愛 (一方が既婚・互いに既婚) ・LGBT ・復活愛(復活の可能性や時期をみさせて頂きます) ☆結婚 ・結婚のタイミング ・結婚する相手のタイプ ・好きな人が結婚する相手のタイプ ・好きな人の結婚のタイミング ・相手の結婚に対する気持ちを知りたい ☆運気*バイオリズム ・追い風を感じるとき、打って出るとき、控えて備えるときなど ☆人間関係の悩み・苦手な人との関り方.考え方 ☆金運 ・持って生まれた金運と運気的に巡って来る金運 ・金銭に対して必要な意識の持ち方 ☆仕事・適職・転職 ・チャンスが巡る時期をどう活かすか ・現在の運気的な心構え ☆家庭・家族 ・夫婦.親子.義理の父母.義兄弟姉妹との関係、関わり方 ・離婚.再婚 ☆パーソナルカラー・ラッキ-カラ-.アイテム.スポット ☆陰陽五行のバランスでの体質 ・体調に注意する時期 *医師の診断が必要な疾病についてはお答え致しておりません |
聖シェル先生よりご挨拶
最後までお読み頂いてありがとうございました。
コラムを担当させて頂きました聖シェルです。
絆様に就業させて頂いてから、あっという間に1年8か月が経ちましたが、毎日沢山のお客様とのご縁に心から感謝申し上げます。
今回はご相談の圧倒的に多い恋愛の中の復縁をテーマに執筆させていただきました。
私が恋して悩んで感受性一杯に日々を過ごしておりました頃には、占いそのものが今日のようにポピュラーではなく、敷居の高いものでした。
あの頃にもっと色々なことが占いで相談できて、知ることができていたら、果たしてあの恋はどうなっていたのかしらと考えることもあります。
私自身は出来る限りお客様の立場からの鑑定を、
またお気持ちに寄り添う鑑定スタイルを心がけていますが、結果が難しい時はそのようにお伝え致します。
占いは心のエッセンスのようなものだと思っております。
知らないよりも知っていた方がプラスになることがあります。
運勢も自分自身についても、大切な人についても。
占いの観点からの情報と、ご自身の思考判断がマッチングして活かされれば何よりの幸いです。
お客様から頂いた口コミ
女性20代
恋愛の悩みを聞いて頂きました。
彼の性格や、現状など細かい部分まで全部当たっていて驚きました。
優しい声な方で、とても話しやすかったです。
占いのスピードもとても早くて、短い時間でしたが沢山のことを知る事が出来ました。
本当にありがとうございました。