【人生を180度変える幸せメソッド ②】自分の「ペルソナ」や「シャドウ」とどう向き合う?

執筆した占い師:M.MIDORI先生
更新日:2023年3月17日
こんにちは、M.MIDORIです。
前回のコラムより「あなたの人生を180度変える幸せメソッド」についてお伝えしています。
今回は「幾つもの仮面を使い分ける自分と向き合う事で、人生を好転させるメソッド」についてお話しします。
今回も興味のある方は是非、最後までお付き合い頂けますと幸いです…。
なぜ「心の仮面」使い分けるのか?

例えば、何かに熱中したり、喜怒哀楽の激しい感情に包まれたとき、ついつい我を忘れてしまったことはありませんか?
「普段とまるで別人みたい…」と周囲から指摘され愕然とすることも、別に珍しい話ではありません。
「本当の私はこんな人間じゃないのに…」と後悔することは、長い人生の中で一度や二度くらい誰にでもあると思います。
ですが、あなたが認識している「本当の自分」というものは、あなたが普段演じている「もう一人の自分」に過ぎないかもしれません。
「ペルソナ」とは「心の仮面」
社会生活を送る上で、私たちはさまざまな環境に適応する必要があります。時と場合に応じて、求められる役割も変わってくるでしょう。
ですから、多重人格とまではいかないまでも、人は皆「心の仮面」を普段からいくつも使い分けて生活しているものです。
心理学者のユングはこの現象を、古代ローマ演劇で役者が顔に付けていた仮面を意味するラテン語にちなんで「ペルソナ」と名付けました。
ペルソナは「自己の外的側面」を意味します。家族・恋人・友人・仕事仲間など、その時々の人間関係に合わせて、自分のキャラクターを演じ分けるのです。
相手によって言葉遣いが違ったり、特定の人にだけ見せる自分の表情があったり、無限大に変化すると私は考えています。
「シャドウ」とは「抑圧されたもう一人の自分」
ペルソナが、普段表に出している「心の仮面」だとするならば、その仮面の下には、抑圧されたもう一人の自分の姿があるはずです。
ユング心理学で「シャドウ」と呼ばれる概念がまさにそれです。シャドウはある意味、普段は隠しておきたい自分の一面とも言えます。
シャドウはペルソナとは正反対の意味で主に用いられます。「影」と呼ばれるだけあって、誰かに指摘されるまでその存在に気付かないことが多いのも仕方のない話でしょう。
潜在意識に覆い隠された影

ペルソナやシャドウについて、もっと具体的な話をしたいと思いますが、なかなか簡単には説明できそうにありません。
あえて言うなら、解離性同一症といったような精神疾患には必ずしも分類できない「もう一人の自分」です。
当然のことですが、私の中にもペルソナやシャドウは存在しています。
これが思いの他、いろんな場面で問題となってくる事が多いのです。ということで、ここからは「もう一人の自分」について考察をしてみたいと思います。
世界的大女優の「光と影」
マリリン・モンロー(Marilyn Monroe、1926年6月1日 – 1962年8月5日)
「マリリン・モンロー」という女優の名前は、誰でも一度は耳にしたことがあると思います。
オードリー・ヘプバーンやグレース・ケリーなどと並んで、かつての映画界で一世を風靡(ふうび)した、シンボル的存在です。
栄光の歴史に刻まれた、表舞台の華やかなイメージが強いかもしれませんが、彼女の半生には、意外と知られていない「もう一つの顔」があります。
マリリン・モンローは生まれてすぐに里親に出され、幼いころは孤児院を転々として過ごしました。里親からは性的虐待を受けていたともいわれています。
16歳で結婚し、その後は離婚と再婚を繰り返しながら、最終的には薬物で自ら命を絶ってしまいました。享年36歳という、あまりに早すぎる旅立ちでした。
シャドウと潜在意識の関係性
マリリン・モンローのシャドウは果たしてどのようなものだったのか、私たちには知る由もありません。ひょっとすると、当の本人ですら気付いていなかったかもしれませんね。
世間一般的に知られている大女優としてのペルソナも、マリリン・モンロー本人であることは間違いありませんが、シャドウという存在は「潜在意識に覆い隠されたもう一人の自分自身」なのです。
少し話が分かりにくいかもしれませんが、潜在意識に関しては過去のコラムでも解説していますので、もしよろしければご一読ください。
潜在意識と引き寄せの法則の関係とは?潜在意識をコントロールするための大切な考え方について解説
潜在意識を書き換える方法は?

潜在意識は、自分でハッキリとは認識できない領域になりますが、私たちの人格形成にも大きな影響を与えています。
近年、脳科学の研究によって、人の意識にまつわる謎が次々と明らかになっていますが、私たちが普段認識できるのは、例えるなら「氷山の一角」にすぎません。この領域を、心理学の世界では「顕在意識(けんざいいしき)」と呼びます。
「普段から表に出ている自分の側面」という意味で、顕在意識とペルソナは似たようなものだと解釈することもできるでしょう。
顕在意識の下には、シャドウと密接な繋がりがある「潜在意識」があり、更にその下に「無意識」の領域が広がっている構図です。

「無意識」と「潜在意識」の違いは?
「無意識」と「潜在意識」は、時として同一視されることもありますが、厳密に言えばその意味は異なります。
「無意識」とは元々、「意識がない状態」を意味する言葉です。精神分析学的な解釈では、人間の意識下にある混沌とした領域であり、無意識はどう頑張ってもコントロールすることはできません。
「普段意識していない」という点において、「潜在意識」も「無意識」と似ている部分はありますが、潜在意識は本人の努力次第で書き換えることが可能です。どことなく、「宿命」と「運命」の違いにも似ています。
潜在意識を良い方向に書き換えることで、必然的にあなたのシャドウにもポジティブな変化が現れることでしょう。
潜在意識を書き換えるにはどうすればいい?
潜在意識は、顕在意識と無意識を繋ぐ役割を果たしています。多少の個人差はあるかもしれませんが、だいたい幼児期くらいまでに体験したことが記憶として潜在意識に蓄積され、その人のシャドウを形成するのです。
大なり小なり誰もが持っている「こころのクセ」とも表現できます。子供の人格は、その大部分が親との関係性によって形作られるということを、これまで何度もコラム内で語ってきましたが、これが私たちの「こころ」というものなのです。
では、潜在意識を良い方向に書き換えるにはどうすればいいのかというと、それは「自分自身のペルソナとシャドウを徐々に統合していくこと」です。
ペルソナとシャドウを統合するには?
ペルソナもシャドウも共にあなたの一部であり、陰と陽のように、共になくてはならない存在です。平たく言えば、顕在意識と潜在意識によって分断された本来の自分自身なのです。
ですから、潜在意識によるもう一人の自分を責めたり、悪いものと考えるのではなく、自分自身のシャドウとどう向き合うかをしっかり学ぶ必要があります。
最終的には自身のシャドウを認めることで、陰と陽は自然な形で調和するでしょう。そして、「本来の自分」を取り戻すことができると思います。
他人と自分を比べる必要がなくなるので、以前のように思い悩まず、自分のシャドウが暴走して誰かを傷付ける心配もありません。
何事も「習慣づけ」が大事
とは言え、ここまでお伝えしたことはすぐに実現できるような内容ではありません。
以前から言っているように、何事も「習慣づけ」が大切で、その意識を植え付けるスイッチを入れるために、自分自身のシャドウに語り掛ける作業が必要となるのです。
具体的な方法をいくつか挙げるなら、まずは「とにかく笑顔を心掛けること」です。笑顔がもたらす心理学的な効果については、さまざまな研究結果によってすでに証明されています。
そして、出来るだけシンプルな言葉で「ポジティブな感情を自分自身に伝えてみる」のも効果的です。 私の場合は、「大丈夫!大丈夫!」「なんも問題ない!」「心配ない!」などです。とっても簡単です。
言葉や表情は潜在意識に働きかける効果があるので、是非、実践してみることをオススメします。きっとモヤモヤとした感情が薄れていくと思いますよ。
全てはあなたと一つの存在

という訳で今回は、「幸せメソッド」のVol.2をお届けしました。
私たちは日々、さまざまな人と接する中で、喜びや怒り、さらには、悲しみや嫌悪感すら抱くことがあると思います。
ペルソナという仮面を付けた自分も、仮面の奥にあるシャドウも、全てはあなた自身でひとつの存在という考え方を受け入れれば、自分のことも他人のこともきっと素直に愛せるようになります。
スピリチュアル的にまとめるなら、この世界は大いなる愛で包まれたひとつの存在だと感じ取ることが大切です。その方がきっと生きやすく、人生も光り輝くはずです。
皆さんが、あらゆる人間関係の悩みから解放されることを心から願っています。
▼M.MIDORI先生の前回の記事はこちら▼
【人生を180度変える幸せメソッド】自分の承認欲求とどう向き合う?
▼M.MIDORI先生のインタビューはこちら▼
占い師インタビュー:M.MIDORI先生
このコラム記事を書いたのは、「電話占い絆~kizuna~」占い鑑定士のM.MIDORI先生です。
M.MIDORI先生ミドリ
鑑定歴 | 10年以上 |
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得意な占術 | 霊感タロット・未来予知・四柱推命・シンクロニシテイ・スピリチュアルリーディング.数理学.基礎心理学 |
実績 | 鑑定が終わった後で、「心が楽になりました、また頑張っていけそうです」と前向きになられ、 嬉しいお声をたくさん頂き逆に私がいつも力を頂いています。 メールでも嬉しいお言葉を多数頂いています。ほんとうに感謝でいっぱいです。 |
得意な相談内容 | 恋愛成就・復縁・不倫・浮気・結婚・離婚・片思い・相手の気持ち・仕事・適職・転職・習い事の選択・人間関係・嫁、姑問題・夫婦問題・子供の悩み・親子の問題・自分の弱点の対処法など・金運・開運 (生死にかかわる内容やお子様の出産前の性別。ギャンブル、受験や資格の合否などはお応えできませんのでご了承ください。 |
M.MIDORI先生よりご挨拶
コラムを最後までお読みいただき、ありがとうございました。
何かに対して不満があったり、現状を素直に受け入れられない時は、自分自身のシャドウと向き合ってみましょう。
「もう一人の自分」を拒絶するのではなく、優しく語りかけることで、大抵の悩みは乗り切ることができるようになります。
私のアドバイスが必要でしたら、お気軽に電話占い鑑定をご利用くださいね!
M.MIDORIでした…
お客様から頂いた口コミ
男性30代
占いは半信半疑でしたが、
自分の性格や考えを見抜かれびっくりでした。
親との関係を聞いたところ私からお伝えした情報が足りないながらも、そこでもあやふやな事を言わなくわかる範囲でのアドバイスを頂きました。
なぜ占いでここまでわかるのか理解できませんが、間違いなく相談して悪いことはない誠実な先生だったと思います。
ありがとうございました。