芸能人のスキャンダルや、不倫を題材にしたテレビドラマを見るたびに「既婚者を好きになるなんてありえない!」と眉をひそめる人は多いかもしれませんね。
そのようなことは自分と全く関係ない世界で起きている話だと考えてしまうのも無理はありません。しかし、この世の中には実際に、既婚者を好きになってしまったのに誰にも相談できず、一人で悩んでいる人は多いのです。
そこで今回は、既婚者を好きになってしまう人の特徴や、対処法について紹介します。
既婚者を好きになってしまう人の特徴
「気が付くと既婚者を好きになっている」「相手が所帯持ちだと分かっているのに諦めきれない」という人には、いくつかの共通点があるようです。
人にはそれぞれの恋愛の形があり、相手に求めるものが異なります。既婚者を好きになる人の特徴に、思い当たる点がないか確認してみましょう。
年上の人が好み
年上の男性に惹かれやすい人は、既婚者を好きになってしまう可能性が高いといえるでしょう。
同年代や年下の彼氏に対して「子どもっぽい」という印象を抱いているのであれば、既婚男性特有の余裕を感じさせる立ち振る舞いに、魅力を感じてしまうのも仕方のない話です。
たとえば、相手が会社の上司だった場合、はじめは恋愛対象として見ていなかったのに、自分が仕事で困っているときサポートしてくれたり、部下を引っ張っていく頼もしい姿に、思わず心がキュンとしてしまうこともあるでしょう。
もともと年上が好みであれば、相手が既婚者であったとしても、好きな気持ちを抑えきれなくなるかもしれません。
大人の恋愛をしてみたい
子供っぽい彼氏に嫌気がさした女性は人一倍に、男性に対して優しさや包容力を求めるようになるかもしれません。
恋愛経験豊富な既婚男性と「大人のお付き合い」をしてみたいと考えたとしても、なんら不思議な話ではないでしょう。
ですが、相手が結婚しているからといって、内面が必ずしも大人だとは限りません。既婚男性の落ち着いた雰囲気が人間として成熟しているように見え、魅力的に感じてしまうのです。
恋愛経験に乏しい女性であれば余計に、その場の雰囲気に流されてしまう可能性が高いかもしれません。
夜景が見えるスポットに連れて行ってもらったり、おしゃれなバーでひと時を過ごしたりすることで、「頼りがいがある人」だという印象が強くなり、相手に心惹かれていくのではないでしょうか。
独占欲が強い性格である
独占欲が強い女性も、既婚男性を好きになってしまう人の特徴に当てはまります。
「隣の芝生は青く見える」とよくいいますが、他人のものが魅力的に映るのは、程度の差こそあれ誰しもが共感できる話ではないでしょうか?
結婚している男性はすでに「他人のもの」です。だからこそ、より一層好きな気持ちが高まるのかもしれません。
独占欲が強い人は、好きになった相手に対して「自分だけを見てほしい」という感情が抑えきれなくなります。
闘争心に火が付き、奥さんよりも愛されようとのめり込んでしまうのです。こういった場合、恋愛で気持ちが消耗しやすいため注意が必要です。
既婚者を好きになってしまったときの心理
既婚男性を好きになってしまったとき、もしくは好きな人が既婚者だと気づいたとき、あなたならどうしますか?相談できる人が身近にいなくて、一人で悩んでいるケースは多いようです。
既婚男性を好きになったときの女性の心理状態について、いくつかの例をご紹介します。
既婚者を好きになるとは思わなかった
既婚者を好きになってしまったとき、「よりによって、なんで私が…」と、その時になって初めて自分が置かれている状況に戸惑う人は多いといいます。
ドラマやネットの中だけだと思っていた話が、自分の身にも起こっているわけですから、無理からぬ話ですね。
もともとの知り合い、親しい友人、会社の上司…関係性はさまざまですが、最初は恋愛対象ではなかったというケースが多いようです。
「不倫は良くない」「好きになってはいけない」と頭ではわかっていても、すでに心惹かれていることを自覚したとき、人知れず思い悩むようになります。
一度相手を好きになってしまったら、そう簡単に元の関係性には戻れませんよね。恋愛は本来ポジティブなものですが、相手が既婚者であるというハードルにつまずき、心を痛めてしまうのです。
既婚者とは知らずに好きになってしまった
相手を好きになったあとで、実は既婚者だったと知るケースも決して少なくはありません。
結婚指輪をせず、若々しい雰囲気の男性なら、結婚しているかどうか見た目だけで判断するのは難しいでしょう。普段あまりプライベートな話をしない間柄であればなおさらです。
「相手には家庭がある」と誰かに聞かされたり、自分で気になって調べてみたり、本人から告げられたり、気づき方は人それぞれです。
ですが、相手を本気で好きになった後に心のブレーキをかけるのは難しいでしょう。
いけないことだと分かっていながら、相手に対する好意を引きずってしまうことも多々あります。
いつの間にか辛い恋愛を選んでいる
既婚男性を好きになってしまうのは、もしかしたら無意識の内に困難な恋愛対象を選んでしまう性癖によるものかもしれません。。
「まさか」と思うかもしれませんが、自分が幸せになることを心の奥で拒絶してしまう人というのは、一定数存在するのです。
幸せになることを拒む心理状態の人は、「私なんかが人並みに幸せな家庭を築くなんて…」という思いを抱えています。恋愛の先にあるはずの「結婚」という選択肢がそもそもないのです。
既婚男性に限らず、暴力的な男性、体だけの関係を求める男性など、周囲から「あの人だけはやめておいたほうが良いよ」といわれるような男性を好きになってしまう傾向があります。
結果的には、実らない恋ばかり引き寄せてしまうのです。このようなクセは、自覚しない限りなかなか直すことができません。
自分の理想の相手だった
自分にとって理想の相手と出会えたことで、好きな気持ちを抑えられなくなったケースも考えられます。
見た目や性格、社会的なポジションなど、自分の理想とぴったり合う男性には、なかなか出会えませんよね。
だからこそ、運命的な出会いをあきらめきれずに、好きな気持ちが気持ちが加速していってしまうのです。
「この人しかいない」と思っているのに、相手に対する気持ちにブレーキをかけるのは難しいでしょう。
本来、既婚者であれば恋愛関係から手を引けるはずが、その他の要素が魅力的過ぎて「それでも好き!」という気持ちが止められないのでしょう。
既婚者を好きになってしまった場合の対処法
世間的に認められない恋愛だとわかっていても、自分の心には嘘をつけないものです。いくら世間体を気にしても、既婚者を好きになってしまう可能性は誰にでもあります。
自分の気持ちを素直に受け止めた上で、どう乗り越えていけば良いのかを考えてみましょう。
好きになった理由を考える
まずは、なぜ既婚男性を好きになってしまったのか、その理由を冷静に考えてみるべきです。
もしも、「一時のスリル」と「恋愛感情」を混同しているようであれば、自分を見つめ直した方がいいでしょう。
心の底から恋愛パートナーとしての魅力を相手に感じているのであれば、既婚者だからという理由であきらめることが一概に良いとは限りません。
そもそも、不倫に対し日本は必要以上に非難される風潮があるようです。ドイツをはじめとする欧州諸国では、不倫に対して日本よりもおおらかな考えをもつ傾向があるといいます。
もちろん、相手の家庭事情はしっかりと考慮する必要があります。状況によっては、相手の家族を不幸にするおそれがあるからです。
ですが、自分の気持ちに正直に生きることも大切です。しっかりと自分の心の声にも耳を傾けた上で、どうするべきか冷静に判断しましょう。
不倫のリスクの大きさを考える
「不倫は良くない」という感覚は誰しも少なからずもっていると思います。しかし、不倫がどのような影響を及ぼすのか、具体的にイメージするのは難しいのではないでしょうか。
既婚者を好きになったその先のリスクについて考えると、冷静さを取り戻せるかもしれません。
人を好きになる気持ちは個人の自由ですが、婚姻(こんいん)は民法で定められた夫婦関係です。不倫で刑罰は科せられないにせよ、相手方の奥さんにバレてしまえば、慰謝料を請求される可能性があります。
一概には言えませんが、ケースによっては慰謝料が数百万にのぼることも。慰謝料の請求が認められれば、生活に大きな支障が出るかもしれません。
また、周囲に知られてしまう可能性についても注意する必要があります。職場恋愛だった場合、上司や同僚にも知られてしまい、それが原因で退職を余儀なくされるケースも珍しくありません。
社会的なリスクと恋愛を天秤にかけ、冷静に選ぶことが大事だと言えるでしょう。
相手を意識しないように生活する
「これ以上、相手を好きになったら後戻りできない!」そう考えて、気持ちにブレーキをかけたい方は、相手を意識しないようにして普段の生活を充実させる方法がおすすめです。
好きになったばかりのころは、とにかく相手と密に連絡を取り合いたくて仕方ないでしょう。そのような時期に、あえて距離を置くのは難しいかもしれません。
ですが、そこはぐっと堪えて、まずは3ヶ月ほど冷却期間を置いてください。新しい趣味を見つけたり、仲のいい友人と旅行に行ったりするのも一つの手です。
既婚男性への恋心から、新しい興味へと脳内をシフトチェンジしていく内に、自然と相手に対する執着心が薄れていくかもしれません。
それでも諦めきれないようであれば、改めて相手を慕う自分自身の気持ちと向き合ってみましょう。
まとめ
既婚男性との恋愛はリスクが高いにも関わらず、相談できる相手も限られてしまうことが多いものです。
大切なのは「彼のどんなところが好きなのか?」「自分の気持ちは本物なのか?」を見極めることです。自分と相手の気持ち、家庭事情や仕事環境などを客観的な視点で振り返り、冷静な心で見つめ直してみましょう。
引き返したいと思っている人は、今回紹介した対処法を試してみてくださいね。
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