縁起の良い初夢と開運初詣で素敵な新年の幕開けを

執筆した占い師:月乃羽美先生
更新日:2021年1月1日
新年明けましておめでとうございます。 今年も宜しくお願い致します。
2021年は十干が「辛」、十二支が「丑」の年にあたるので、干支は「辛丑(かのとうし)」となります。
丑年の守護神は大物主神、守り本尊は虚空蔵菩薩となります。
「コツコツと地道に力を磨いて成功を目指す年」
2021年も私なりのスピリチュアルをお伝えしていき、学び精進していこうと思っております。
皆様にとって素敵な新年の幕開けとなりますことを心よりお祈り致します。
新年元旦なので、どのようなコラムを書かせていただこうかと悩んだ結果、
今回は初夢と開運初詣をテーマとさせていただきました。
初夢とは?

初詣など新年初めてのことは縁起が良いとされ、「初夢」もそのひとつです。
「新年の縁起物」と考えられ、縁起の良い夢を見たらその一年が良い年になるという、古くからある夢占いが由来です。
初夢とはいつのことなのか?疑問に思われることがあるかもしれません。
「初夢」とは、新しい年を迎え、最初に就寝した夜に見る夢のことです。
大晦日の夜から元日にかけて見る夢が、初夢と言われる方もいますが、元日から2日にかけて見た夢が初夢でも、新年最初に寝た日に夢を見なかったとしても、その年初めて見た夢を初夢としても何ら問題はありません。
ようするに年が明けて新年最初に見た夢が初夢なのです。
初夢に見ると縁起が良いものに「一富士二鷹三茄子(いちふじ にたか さんなすび)」という諺がありますが、なぜ縁起が良いのか不思議ですよね。
これより、その意味についてご説明しますね。
一富士二鷹三茄子(いちふじにたかさんなすび)

一富士、二鷹、三茄子は江戸時代に「初夢に見ると縁起が良いとされるもの」として広まったと言われています。
江戸時代における「初夢ベスト3!1位、2位、3位」という順番です。
実はこの一富士二鷹三茄子には四以降も存在しており、
「四扇(しおうぎ)、五煙草(ごたばこ)、六座頭(ろくざとう)」と続きます。
夢に出てきたら縁起が良いもの4位、5位、6位といった所でしょうか。
それぞれの意味について簡単にご紹介したいと思います。
一富士(いちふじ)
富士は富士山を意味し、「無事(ぶじ)」と掛けていると言われてます。
山の夢は困難や達成を表すとされますが、高くて美しい富士山を眺める夢はあらゆる運気が上昇。
末広がりで、繁栄の一年となります。
二鷹(にたか)
大空を舞い鋭い爪で獲物をつかまえる鷹は、チャンスをつかめる暗示。
「高い」と掛かって高い可能性を感じられる1年になり、自由な行動力、夢の実現に繋がるとされています。
三茄子(さんなすび)
当時、江戸時代は、茄子は高級野菜だったため、お正月に食べてみたいと願う人も多かったとか。
価値の高い実りあるもので、事を「成す」にも掛かっているそう。
蓄財や子孫繁栄を表します。
四扇(しおうぎ)
扇はお祭りや舞踊の時に使用する小道具で、縁起が良いとされていました。
末広がりの形であることから、子孫繁栄や商売繁盛を意味します。
五煙草(ごたばこ)
煙草は当時、お祭りやお祝い事など、人が集まる席に欠かせない嗜好品でした。
煙が上へ高く上がるため、運気上昇を表しています。
六座頭(ろくざとう)
座頭とは、琵琶法師を意味します。
「毛がない」が「怪我ない」に掛かっており、家内安全を表すと言われています。
その他の縁起が良い夢

「一富士二鷹三茄子」や「四扇五煙草六座頭」以外にも、初夢で見ると縁起の良い夢はまだあります。それらの中から一部をご紹介したいと思います。
七福神を乗せた宝船
お金や打ち出の小鎚、米俵などを乗せた宝船には開運の意味があり、夢に出てくると良いとされています。
宝船だけでなく七福神が1人でも出てきたら、さらにラッキー!
へびの夢
夢に出てきたへびに対して不安や怖さがなければ、初夢に限らず運気上昇の暗示かも。へびの色が白や金なら、その一年は金運に恵まれる可能性大!
ちなみに、「白い動物」は神様に仕えるものの象徴で、白いイルカやフクロウなんかも縁起が良いとされています。
朝・朝日
「日が昇る」=「運気が上昇」ということで、仕事運や出会いに恵まれる予感です。
鳥居をくぐる夢
仕事、お金、恋愛などで願い事が叶うとされる吉夢です。
また、吉兆をあらわす夢には、一見良くなさそうだけど…というものも多くあります。
太る夢
金運がアップし、チャンスに恵まれる暗示です。
火事の夢
炎の勢いが強いほど、運気が上昇し繁栄をあらわすと言われています。
うんちの夢
「うん」がつくという語呂で金運上昇の兆し。
元カレと喧嘩する夢
過去の悲しみを解消して前に進もうとする潜在意識の表れであり、新たな恋に向き合っていける吉夢とも言えます。
(ただし、その元カレに対してあまり良い思い出がないなら、吉夢でない場合も)
…といった具合に、ここまで縁起の良い夢をご紹介してきましたが、これらは別に初夢でなくても、普段見る夢としても縁起の良いものと言えるでしょう。
嫌な夢を見ても大丈夫

縁起が良い夢を見ることができた人は良いですが、初夢で嫌な夢を見れば不安ですよね。
でも、心配しないでくださいね。初夢で嫌な夢を見たとしても大丈夫。
悪い夢を見た時は、次の日の午前中に見た夢の話を他人に伝えると良いのです。
なぜかと言うと、夢の内容を他人に話すことで、難を離すことが出来ると言われているからです。
逆に、良い夢を見た時も他人に話をすると効力が失われるとされていますので、悪い夢を見た時にだけ他人に話すようにしてくださいね。
ところで、皆さんは「逆夢」という言葉をご存知でしょうか?
逆夢とは、夢で見た内容と反対のことが現実で起きることを言います。
従って、一見縁起が悪そうな夢であっても、逆に良いことが起きるとされています。
縁起直しに使う言葉でもあり、もし悪い夢を見た時には「夢は逆夢」と言ってその夢をすぐに忘れてしまう方が良いようです。
他に縁起直しの手法として、宝船の絵を川に流すという風習が古くから伝わっています。
その際、宝船の帆に「獏(バク)」と書かれた絵を用います。獏は架空の動物ですが、人の悪い夢を食べてくれると言われています。
正しい作法の初詣で開運招福

ここまで初夢についてご紹介してきましたが、ここからは「開運初詣」について話をさせていただきたいと思います。
初詣は日本人にとってごく当たり前の風習となっており、新年に神社やお寺に参拝する事で、厄をすべて払い落してその年の開運招福を祈願します。
伝統を守るためにも、礼儀正しく振る舞う事が求められますので、正しい初詣の仕方や参拝の作法をこれよりお伝えしたいと思います。
初詣とはそもそも、地域の守り神である氏神様(神社)、自分の家が先祖代々檀家になっている菩提寺に行くものなのです。
有名な神社やお寺で参拝する事も否定はしませんが、初めに氏神様や菩提寺にお参りしてから行くようにすると良いですよ。
神様、仏様への感謝と尊敬を胸に抱いて、お参りしましょう。「手水舎(ちょうずや)」での身の清め方、「二礼二拍手一礼」の作法等を練習しておくと、慌てず落ち着いて振る舞うことができます。
神社に初詣するときのマナー

神社は神聖な場所であり、鳥居は聖域を区切るものです。鳥居のすぐ前まで来たら、一礼してからくぐります。鳥居がいくつもある神社では、一の鳥居から順にくぐります。
参道の真ん中を歩かないようにしてください。中央は神様が通る道で、「正中(せいちゅう)」と呼ばれます。神様を敬い、人間は左右の端に寄って歩くのがマナーです。
参拝の前に、手水舎で手と口を清めます。
手水の手順
- ひしゃくを右手で持って水を汲んだら、左手に水をかけて清めます。
- ひしゃくを左手に持ち替え、右手に水をかけます。
- 再び右手でひしゃくを持ち、少しの水を左の手のひらで受けて口に含み、静かに軽く口をすすいで出します。ひしゃくに直接、口をつけてはいけません。
- 左手に少し水をかけたら、ひしゃくを立てて残った水で柄を流し、元の場所に置きます。
お清めを済ませてご神前に進んだら、まず会釈をします。お賽銭は神様に捧げるものなので、手を腰のあたりに下ろして静かにお賽銭箱に入れてくださいね。
「二礼二拍手一礼」の作法で拝礼します。出雲大社など「二礼四拍手一礼」としているところもあります。
拝礼の手順
- 深いお辞儀を2回します(二礼)。背中を丸めないように気をつけて、ゆっくりと腰を90度くらいまで曲げるようにしましょう。
- 胸の高さで2回、拍手をします(二拍手)。肩幅くらいに両手を開き、右手を少し下にずらすようにして打ちます。
- 指先を揃えて手を合わせ、神様に感謝し、お祈りをします。
- 最後にもう一度、深いお辞儀をします(一礼)。
参拝が終わったら、鳥居をくぐりぬけた後、振りかえってもう一度最後に会釈して帰ります。
お寺に初詣するときのマナー

お寺の山門は俗界との境界にあたります。静かに合掌し、一礼してくぐります。
左右に仁王像が安置されているときは、それぞれに手を合わせます。神社とは違い、お寺の参道は中央を歩いても問題ありません。
手水舎で手と口を清めるのは、基本的に神社と同じです。左手、右手、口の順に清めたら、左手、ひしゃくの柄をすすぎ、ひしゃくを元に戻します。
境内にお線香を焚く大きな「常香炉(じょうこうろ)」がある場合は、煙を浴びて身を清めてください。体の調子の悪いところに手で煙を導くようにすると良くなるとも言われています。
本堂に進んだら、一礼をしてお賽銭を入れます。お賽銭は乱暴に投げ入れたりせず、そっと手を近づけて入れます。
そして胸の前で静かに両手を合わせて合掌します。心を込めてお祈りをしたら、手を合わせたままで深くお辞儀をします。
参拝が終わったら、感謝を込めて会釈してください。
神社でもお寺でも、初詣で願い事をするときは、まず先に自分の名前、住所を述べ所在を明らかにした後で、前年の感謝や報告を述べるようにします。
「昨年はありがとうございました」「無事に新年を迎えられました」などと、感謝を捧げます。(心の中で)
ご利益を祈願するのは、その後です。そして、願い事は一つ。
「就活がうまくいきますように」「家族が健康でいられますように」「彼氏ができますように」などと、心を込めて一つだけお願いしましょう。
そして、「彼氏ができますように、そのために私は自分磨きを頑張ります」など自分自身がそのためにどうするかも神様にお伝えしてくださいね。
ちなみに、お賽銭の額に決まりはありません。 語呂合わせで、縁起がいいと好まれる額もあります。
例えば5円は「ご縁がありますように」
15円は「十分ご縁がありますように」
25円は「二重にご縁がありますように」
45円は「始終ご縁がありますように」
反対に10円は「遠縁」になるから避けたほうがいいとも言われます。
心を込めて感謝の気持ちを伝えることで、守っていただけ開運となっていきます。
牛にまつわる神社や虚空蔵菩薩様をまつられているお寺などに2021年は参拝することで開運となっていきます。
虚空蔵菩薩様のお寺など参拝する時、「ノウボウ アキャシャ ギャラバヤ オン アリキャ マリ ボリ ソワカ」と3回唱えてみて下さい。
「虚空蔵菩薩に繋がれば、無限の叡智と無尽蔵の富が得られるので、心から祈ります。」開運へと繋げてくれます。
▼月乃羽美先生の前回の記事はこちら▼
オーラとは?色ごとの性質の違いもご紹介
▼月乃羽美先生のインタビューはこちら▼
「月乃羽美先生」ってどんな人?電話占い絆所属の占い師に直接インタビュー!
このコラム記事を書いたのは、「電話占い絆~kizuna~」占い鑑定士の月乃羽美先生です。
月乃羽美先生つきのうみ
鑑定歴 | 11年以上 |
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得意な占術 | 霊感、霊視、霊聴、オーラ、タロット、エンジェルカード、エンジェルヒーリング、風水、夢占い |
実績 | 対面鑑定、電話鑑定、メール鑑定。 これまで電話鑑定、メール鑑定では、多数のお客様に信頼を得ています。 特に霊視は、霊力の強い守護霊様に導かれていて、お客様には、よくわかると好評です |
得意な相談内容 | 恋愛、片想い、復縁、不倫、夫婦問題、子育て、お仕事、心の悩み、人間関係、運気アップ |
月乃羽美先生よりご挨拶
記事を最後までお読みいただき、ありがとうございました。
皆様はもう既に初夢を見られましたか?すでに初夢を見た方にもこれからという方にも今回のコラムがお役に立てば幸いです。
昨年はコロナ禍の影響で「密」を避けるために年末に幸先詣に行かれる方も多かったようです。
先行き不安な時代ですが、日本の伝統文化を守る気持だけは大切にしたいものです。
皆様にとって明るく楽しい一年となりますように心からお祈り申し上げます。
お客様から頂いた口コミ
女性40代
最後まで励まし続けて下さり、ありがとうございました。
涙声になってしまい、温かな言葉に何も返せませんでしたが、またネガティブになってしまいそうな時は、先生の言葉を思い出してがんばります。
この度はありがとうございました!