恋愛における「マンネリ化」を解消するには?7つの効果的なポイントを解説します。
執筆した占い師:多聞先生
更新日:2022年6月21日
皆様、こんにちは。多聞でございます。
今回は、恋愛関係にありがちな「マンネリ化」の悩みに関する解決法についてお話していきたいと思います。
付き合い始めた当初は、お互いに心をときめかせていた恋人同士であっても、時間が経つにつれ、「付き合い始めた当初の刺激がない」ですとか、「相手と考え方が合わない」といった不満が多少なりとも湧いてくるものでしょう。
そのような倦怠期を乗り越えて、恋愛パートナーと末永く良好な関係性を維持する際の一助にしていただければ幸いです。
恋愛が「マンネリ化」する事で表れる兆候は?
「マンネリ」(マンネリズムの略)は、恋人や夫婦間における倦怠期を表す言葉として、世間一般的に広く使用されています。
これは元々、後期イタリア・ルネサンスの美術様式を表す「マニエリスム」が語源となっており、芸術家が型にはまった技法を繰り返す事により、独創性や新鮮みを失ってしまう意味で用いられるようになったのが始まりとされています。
恋愛パートナーと良好な関係が続いている内は、毎日が新鮮な刺激に満ち溢れているため、倦怠感などは入り込む余地もないのですが、日常生活のストレスや気分の浮き沈みなどで、状況は刻々と変化していきます。
恋愛の熱は次第に冷め始め、通常は12ヶ月から18ヶ月の間に、以下のようなマンネリ化の兆候が表れ始めます。
恋愛のマンネリ化で表れる兆候
- パートナーにあまり興味がなくなってくる。
- お互いに会話がなくなる。
- パートナーに対する思いやりがなくなる。
- 細かいことですぐに喧嘩になる。
- 付き合い始めた頃に比べて心がときめかなくなる。
- 将来について話すことがないので不安になる。
- パートナー以外の人と過ごす方が楽しく感じる。
- パートナーと自分に共通点が無いと感じてしまう。
- パートナーに対してイライラしてしまう。
- お互いに感謝の念がなくなる。
- お互いに避けるようになる。
- 独身生活に戻りたくなる。
- 一人で自分の趣味を楽しむようになる。
- 二人の問題を解決するのが億劫になる。
この中に一つでも当てはまる項目があるようでしたら、あなたと恋愛相手との「蜜月」は、すでに失われようとしているのかもしれません。
一旦、目線を変えて、科学的な視点で物事を捉えると、これまで気付かなかった相手の心理が見えてくるかもしれません。
男性脳と女性脳の違いから見えてくるものは?
恋愛関係が長くなるにつれ、パートナーとの価値観の違いが浮き彫りになってくる事は多々あると思います。
「なぜ話がかみ合わないの?」「彼は本当に私の事を理解してくれているの?」 と不安に感じている方もいらっしゃるでしょう。
感性アナリスト・黒川伊保子氏は、奈良女子大学で物理学を学んだ後、民間の研究所やコンサルタント会社勤務を経て、株式会社感性リサーチを設立した人物です。
彼女の著書に「コミュニケーション・ストレス」という本があります。「男女のミゾを科学する」という副題が付いていますが、これは男性の脳と女性の脳の違いについて科学的に研究した本です。
内容の全てをご紹介する事はできないので、興味のある方は是非、手に取って確かめて頂きたいのですが、本の中から抜粋した一部を、これより簡単にご説明します。
男性脳と女性脳の違い
一般的に男性の脳は、女性に比べて「おしゃべり」に使えるワーク領域が非常に小さいと言われています。その代わり、「空間認知」には長けており、いったん目標に定めを付けると、それ以外にはあまり注意が向かなくなります。
一方、女性の脳は相手と会話をしながらより多くの情報を集め、物事の経緯から共感できる部分を探し出そうとします。そのため、時として取り留めない会話に陥ってしまいがちなのですが、最終的には客観的かつ謙虚な答えを導き出すことができるのです。
男性と女性の脳がなぜここまで違うのかと言うと、その起源は太古の昔、人間が狩りをしながら生活していた時代まで遡ると黒川氏は言います。
男性は何万年も荒野で危険に身を晒しながら、確実に獲物を持って帰る方法を模索してきました。従って、如何に狩りを成功させるかという分野に脳が特化していきました。
一方、女性は集団で子育てを行っていました。母乳が出ない場合は自分以外の仲間から融通してもらう必要があったりしたので、「共感力」は生存確率を上げるためにも重要だったのです。
そのため、女性脳は「プロセス指向共感型」、男性脳は「ゴール指向問題解決型」に分類されるようになったというのが、黒川氏の導き出した答えです。
こちらから色々と喋りかけても、気のない答えしか返してこない男性に対して、怒りが込み上げてくる女性の皆様の気持ちはよく分かります。
黒川氏の研究によれば、男性の脳は、相手からゴールの見えない話を延々とされると、言語野のスイッチを完全に切ってしまう事があるといいます。黒川氏はこの電気信号を見た時に大変なショックを受けたそうです。
つまりそれは、相手の話を音声認識すらしていないという事で、男性が会話の最中にぼんやりしている時、おそらく彼の耳にはあたなの声が「ほえほえほえ」としか聞こえていないのです。
ここで「プロセス指向共感型」と「ゴール指向問題解決型」の特徴について、もう少し詳しく解説します。
女性脳・「プロセス指向共感型」とは
「プロセス指向共感型」は、感情を手掛かりに過去の記憶を引き出しながら、「深い気づき」を得る感性モデルです。
過去の記憶を瞬時に取り出すことができ、日常生活に潜む危機に気づくことができるという特徴があります。
とても便利な機能ですが、夫や彼氏が何か無神経な発言をする度に、その感情トリガーは同様の記憶を瞬時に引き出すので、場合によっては「過去の蒸し返し」になって、恋愛関係がギクシャクしてしまう可能性もあります。
男性脳・「ゴール指向問題解決型」とは
「ゴール指向問題解決型」は、意識の最初に「目標」を定めます。そして、目標に到達する過程で、危険因子を瞬時に見分け、速攻で対処し行動に移していきます。
良くも悪くも「目標」ばかりに目が行くために、身辺の事に気を取られている余裕がないというのが「ゴール指向問題解決型」の特徴です。
つまり、「共感力」は女性に比べて低い傾向にあります。
男性脳・女性脳の違いを克服するには?
黒川氏によれば、男女の脳には基本的な作りに違いがないけれども、とっさに使われる神経回路モデルが異なるために、コミュニケーション・ストレスを起こし、お互いの理解を難しくする場合が出てくるのだそうです。
しかし、そういったコミュニケーション・ストレスは、ちょっとした心遣いや思いやりで克服できるものであり、それが人間の知恵だとも述べています。
恋愛関係がマンネリ化し、コミュニケーションが少なくなっている状態では、お互いに理解し合うことが難しいと感じるかもしれません。
ですので、男性脳・女性脳の違いを考慮した上で、コミュニケーションの取り方を工夫してみては如何でしょうか?意外と簡単に仲直りができるかもしれませんよ。
▼他にも男性脳と女性脳の違いについて紹介しています。▼
曖昧のススメ ‐柔らかい思考でラクに生きる‐
キャサリン妃のことをあきらめなかったウィリアム王子
紆余曲折を経て、マンネリ化した恋愛関係を見事に克服したカップルとしては、今年で結婚から11周年目を迎えるイギリス王室のウィリアム王子とキャサリン妃が挙げられます。
夫妻の馴れ初めは、セント・アンドルーズ大学で共に美術史を学んでいた頃まで遡ります。
大学を卒業してから、キャサリン妃はファッション関係の仕事に就き、ウィリアム王子は王立陸軍士官学校に入学しましたが、お二人の交際は順調に進んでいました。
しかし、ウィリアム王子の友人や、一部の王室スタッフが、キャサリン妃の母、キャロル・ミドルトンの言葉使い・振る舞いなどが王室に相応しくないと批判し始めたのです。
キャロルが元客室乗務員だった事から、「ドアを開けるのをマニュアルにしてください」と、キャサリン妃に聞こえるような声で嘲笑する事もあったと言います。
ウィリアム王子は、このままで良いのか悩みました。そして、父親のチャールズ皇太子と祖母のエリザベス女王にキャサリン妃とのことを相談しました。
そこで返ってきたアドバイスは「何も急ぐことはない」というものでした。ウィリアム王子は素直にその意見に従います。キャサリン妃に電話を掛け、休暇を共に過ごす約束のキャンセルと、別れの言葉を告げたとされています。
キャサリン妃は、この時のことについて、「とても悲嘆にくれましたが、冷静に気持ちを保ち、それまで気が付かなかった自分自身を見つめることができた」と語っています。
一方、ウィリアム王子は気持ちを切り替えて独身生活を楽しもうとしましたが、どうしてもキャサリン妃の事を忘れる事が出来ず、結局、別れてから10週間後に、お二人の関係は復活しました。
復縁後、お二人はウェールズ北西部のアングルシー島にある大きな家で同棲生活を始めます。そして、2011年11月、ウィリアム王子はついにキャサリン妃にプロポーズをしました。
セント・ジェームズ宮殿で婚約会見に臨んだキャサリン妃の指には、ダイアナ元妃から受け継いだ大きなサファイアの婚約指輪が輝いていました。
ダイアナ妃の悲劇を思い起こすたびに、ウィリアム王子とキャサリン妃は大丈夫だろうかと、つい心配してしまいますが、3人の子供たち囲まれて幸せそうなお姿を見ると、その不安もどこかに消えていくようです。
これからもお二人の幸せが末永く続くように、ただただ願うばかりです。
「蛤」が繋いだ夫婦の仲?今昔物語集から学ぶ妻の知恵
平安時代末期に作られたとされる日本最大の説話集「今昔物語集」には、1000話を超えるお話が収録されています。
その中に、マンネリ化した男女の恋愛を一気に修復したという「妻の知恵」にまつわる興味深い話が収録されていますので、これよりご紹介します。
男性は身分の高い人物でした。長い夫婦生活に飽きたのでしょう。どこかに浮気相手の女性を見つけたようで家に帰ってきません。
妻からすると、「最後に夫に会ったのはいつの事だったかしら?」というくらいご無沙汰になっています。
この男性が、ある時、摂津の国(今の大阪)に仕事で出張になりました。そして、難波の浜辺を歩いていると、小さな貝を見つけました。
それは、小さな蛤(はまぐり)でした。貝の淵から海藻が生えて、とても風雅に見えたものですから、拾って持ち帰りました。そして、召使に命じて、「この貝を京都にいる『あの人』に届けなさい」と言いました。
召使は、「はい、わかりました」と言って出かけたものの、途中で、「待てよ、この貝はどちらのお宅に届けたら良いのだろうか?」と迷ってしまいました。そして、いろいろ考えた末に、妻のいる家に届けました。
男性は仕事から帰り、浮気相手の家に行くと、「あの蛤はどうだった?」と尋ねました。すると、浮気相手の女性は、「知らないわ、蛤なんて。貰ったら焼いて食べたのに」と、素っ気ない答えを返しました。
「お前はそういう女だったのか」と、男性はがっかりしてしまいましたが、気を取り直して、召使に「蛤を取り返してこい」と命じました。
召使が、妻の所に行き、事情を説明すると、「やっぱり、そうだったのね」と気持ちよく返してくれました。召使が、蛤を男性のところに持って帰ると、蛤を包んだ紙に一首の歌が添えてありました。
「海(あま)の苞(つと) 思わぬ方に ありければ 見る(海松・みる)甲斐(貝)もなく 返しつるかな」
(意外な方から海のおみやげを頂きましたので、海松(みる)のついた貝を見て楽しみましたが、私が見る甲斐もないものであったようなので、お返ししますね)
蛤は、拾った当時のまま新鮮で美しい姿を保っていました。男性は「なんと聡明で心遣いの細やかな妻なのだろう」と心の底から感動しました。
「私の伴侶は、妻だけだ」男性は、すぐさま牛車を出させて妻の元へと帰りました。その後は浮気をすることもなく、夫婦仲睦まじく暮らしたそうです。
自分の心を一番よく理解してくれるのは、長年連れ添った妻だったということが、小さな蛤の扱い方で分かったのです。
自分を理解してくれる相手と長年連れ添えるというのは、非常に尊い事です。一緒にいる時間が長くなると、時として大切なものが見えなくなってしまう事もありますが、感謝と思いやりの気持ちは忘れないようにしたいものです。
マンネリ化を嘆き、愛を求め続けた和泉式部の生涯
歌人として有名な和泉式部(いずみしきぶ)は、日本における封建的な男女の関係に一石を投じた人物と言えるでしょう。彼女の感受性豊で自由奔放な気質は、閉鎖的な平安時代において、ひときわ輝きました。
当然、ジェンダーフリーといった概念は存在しない時代ですので、美人で才気あふれる和泉式部の行動には、一部から厳しい評価が与えられました。
藤原道長から「浮かれ女」という烙印を押された事もあります。さらに、同僚であった紫式部からは、「恋文や和歌は素晴らしいが、素行には感心できない」と批評されてしまいました。
和泉式部は、最初、和泉守・橘道貞(たちばなのみちさだ)の妻となり、娘を生んでいます。この娘も歌の名人で、その名を小式部内侍(こしきぶのないし)と言います。
小式部内侍も、母親に似て恋多き女性でした。13歳の頃、中宮・彰子(あきこ)に仕えることになりました。歌の才能にも恵まれて、宮中の貴公子、藤原教通(のりみち)、藤原頼宗(よりむね)、藤原範永(のりなが)、藤原定頼(さだより)などといった人々と恋愛をしています。
特に藤原定頼(ふじわらのさだより)とは、和歌をめぐっての逸話が残っています。当時、小式部内侍の歌は、母親の和泉式部が代作しているのではないかという噂がありました。
ある時、歌合せの前に、藤原定頼が、「丹後の国へ出した使いはまだ帰ってこないのかな?歌会で詠む歌はどうするつもりか?」と、彼女の代作疑惑を皮肉ったのです。
すると、小式部内侍は臆することなく、すぐに次の歌で答えました。
「大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみもみず 天の橋立」
(大江山を越えて行くなど、近くの生野の道さえも遠いのに、まして天の橋立の地など踏んだこともありませんし、母からの手紙も見たことがありません。)
この歌の素晴らしいところは、地名の「生野」と「行く」の掛詞と、「踏み」と「文」が掛詞になっていて、天橋立が母親のいる丹後の国を表していることです。
このように、即座に歌で答えた小式部内侍の才能には驚くばかりです。この時、本来であれば、定頼は返歌をしなければならなかったのですが、あまりの歌の出来栄えに狼狽してその場を立ち去ってしまいました。
才能に恵まれた小式部内侍でしたが、26歳という若さでこの世を去る事になります。母の和泉式部は嘆き悲しみ、小式部の哀傷歌を多く残しました。
さて、話を和泉式部に戻します。和泉式部の最初の夫は、和泉守・橘道貞(たちばなのみちさだ)です。藤原道長(ふじわらのみちなが)の側近で、道長から「道」という字をもらうことのできる身分の高い人物でした。
橘道貞が任地の和泉国(大阪府和泉市)に居る間は、お互いに歌を送り合ったりして夫婦仲は良好でした。しかし、橘道貞が京都に帰ってからは、二人の関係はあまり上手くいかなかったようです。
彼女の歌に、橘道貞との寂しい夫婦生活を詠ったものがあります。
「せこが来て 臥ししかたはら 寒き夜は わが手枕を 我ぞして寝る」
(夫が来て横に寝ているが、こんな寒い夜であるのに自分の手枕で寝ている、ああ寂しいことだ)
魅力たっぷりの和泉式部の歌にしては、少々寂しすぎるような気もします。そのような時に、冷泉天皇の第三皇子・為尊親王(ためたかしんのう)が和泉式部に熱を上げるという事件が発覚し、夫の橘道貞とは結局離婚、親からも勘当されてしまいました。
ところが為尊親王は、一年ほどした長保4年(1002年)に病死してしまいました。その後、異母弟である敦道親王(あつみちしんのう)の求愛を受けました。
敦道親王は、和泉式部を自らの邸内に迎えようとしたので、彼の妻は怒って家出をしてしまいました。しかし、敦道も寛弘4年(1007年)に26歳の若さで亡くなってしまいます。
頼れる人を立て続けに失い、和泉式部は途方にくれましたが、その時、彼女を助けたのが、藤原道長でした。彼の助けで、一条天皇の中宮・藤原彰子(ふじわらのあきこ)の元に女房として仕えることができました。
その後、長和2年(1013年)藤原保昌(ふじわらやすまさ)と再婚し、夫の任地である丹後の国に行きました。藤原保昌と和泉式部の結婚についても奇想天外な逸話が残っています。
藤原保昌は、源頼光(みなもとのよりみつ)と共に大江山の鬼退治で有名な人です。保昌が和泉式部に対して、結婚しようともちかけたところ、和泉式部は、なんと、「紫宸殿の梅」を折って持ってくれば結婚しても良いという厳しい条件を出しました。
紫宸殿は帝のいらっしゃる所です。言うまでもなく警備は厳重で、庭の梅を折ってくるなど、ほとんど「ミッション・インポッシブル」の世界です。
それでも保昌は、トム・クルーズのように成功したので、結婚することができたと言われています。
ところが、和泉式部は保昌との関係も結局、上手くいかなかったようで、貴船神社に参詣し、夫婦円満の祈願をした際に、次のような歌を残しています。
「もの思へば 澤の蛍も わが身より あくがれ出づる玉かとぞみる」
(私のことを忘れた夫のことを思い出していると、飛び交う澤の蛍も、わが身から抜け出た自分の魂かと思える)
自分の魂を蛍に見立てた和泉式部の心境は如何程のものだったでしょう。愛する夫に忘れられ、この世から消え去ってしまいたい気持ちだったのかもしれません。
この時、貴船明神が和泉式部の哀しい歌をお聞きになって、以下のような返歌をしたと言われています。
「奥山に たぎりて落つる 滝つ瀬の 玉ちるばかり 物な思ひそ」
(奥山で溢れては落ちる滝の流れのように、この貴船川の流れも玉となって砕け散ってはいるけれども、あなたの魂まで砕け散るかのように思いつめるものではありませんよ。)
貴船明神の優しさが感じられる返歌に和泉式部は心を癒されました。
こうして彼女が歌に込めた意味を注意深く読み解くと、単に浮気性というものではなく、男性からの熱く深い愛情が薄れると、孤独の寂しさに耐えられない繊細な女性であったという事が伺えます。
和泉式部の晩年の作品と思われる有名な歌は、百人一首にも収められており、彼女が残した最高の歌として評価されています。
「あらざらむ この世の外の思ひ出に 今ひとたびの逢ふこともがな」
(わたしはもうすぐ死ぬけれども、あの世の思い出に、あの方にもう一度会いたいものだ)
恋多き和泉式部ですが、特に好きな男性については思い入れが深く、敦道親王との恋を書いた「和泉式部日記」には、彼女の自由奔放な人生が生き生きと描かれています。興味のある方は是非お読みになることをお勧めします。
わくわくドキドキする心を取り戻す方法は?
いかがでしたでしょうか?恋愛のマンネリ化について、科学的な考察から、歴史上の人物にまつわるエピソードまで、幅広くお伝えして来ました。
最後になりますが、恋愛のマンネリ化を防ぐ方法を7つのポイントに分けてご紹介したいと思います。
恋愛のマンネリ化を防ぐ7つのポイント
- 一緒にいる時は明るい気分で、喜びと幸せを率直に表現してください。共に充実した時間を過ごしたカップルは、満足度が高まります。
- 相手の意見に耳を傾け、何か気に障ることがあっても許してください。相手に寛大になることで、親密度が高まります。相手を許すことで自分自身も許すことができます。
- 何か自分に悪いことがあったら、素直に謝ってください。相手に謝ることで、緊迫した気分が和らぎます。喧嘩の原因を早めに消してしまうことが大事です。
- 二人にとっての明るい未来について話し合ってください。二人で新しい希望や夢を共有する事で、付き合い始めた当初の新鮮な気持ちが戻ってくるかもしれません。
- 自分の心をオープンにして、相手の気持ちを受け入れてください。悲しい時、苦しい時、辛い時、相手の気持ちを理解することで、より深い愛情が生まれてきます。それは生き甲斐と勇気を与えてくれます。
- 二人で共同作業できるような趣味を持ってください。二人で協力し合って何かを達成することによって、新たな充実感が生まれます。
- 相手に感謝の気持ちを示してください。感謝の心は一番の助けになります。どんな些細な事であっても、お互いに感謝することによって愛が深まります。
もちろん、上記の改善方法の他にも、たくさんの回答があると思います。ご自身で他にも思いついた事があれば是非、試してみてください。
いずれにせよ、最終的な目的は、恋愛に倦怠感を抱く以前の、ワクワクドキドキする心を取り戻すことです。
そのワクワクドキドキの正体は、私たちが笑ったり感動した際に体内で放出される、オキシトシン・フェネチルアミン・ドーパミンなどといった特定の化学物質です。
それらの化学物質は、アドレナリンやアンフェタミンと同様に機能して私たちの気分を高揚させ、恋愛パートナーとの絆を深めるのに役立ちます。
運命の出会いから始まった愛は、いつまでも変わらずに持続するものと私たちは考えてしまいがちですが、「熱力学第二法則」が宇宙を支配しているように、いかなる恋愛も放置すれば次第にその熱を奪われていきます。
現状に満足して、怠惰になってはいけません。常により良い恋愛関係を目指して、驚きと感動の冒険感覚を維持するように努めていきましょう。
▼関連記事▼
マインドチェンジ術を活用して人間関係の悩みを解決!
▼多聞先生の前回の記事はこちら▼
ソウルメイトとの恋愛を成功に導く秘訣とは?
このコラム記事を書いたのは、「電話占い絆~kizuna~」占い鑑定士の多聞先生です。
多聞先生たもん
鑑定歴 | 20年以上 |
---|---|
得意な占術 | 霊感、霊視、前世占い、タロット占い、易占 |
実績 | 余命が1年と診断された女性を占ったことがあります。病名は癌ということで、彼女も諦めてはいるものの「どうして私がこのような運命なのか」という心残りの思いが消えない、悲しい思いで胸が張り裂けそうだというご相談を受けました。 抗ガン治療も続けておられましたが、診断をもらった以上、どんな効果があるのかご自分でも確信が持てず、憂鬱な毎日をすごされておられました。 タロット占いでのカードは、「ソードの9」というカードでした。現在は苦しみの日々ですが、居場所を変えれば良くなるというメッセージでもありますので、病院を変えてセカンド・オピニオンを聞いてみたらどうかとお勧めしました。 2か月後、お電話を再び頂き、新しい病院で、経過も良く希望が持てるようになったということでした。この時は、私ももらい泣きをしてしまいました。 |
得意な相談内容 | 恋愛、出会い、相性、浮気、結婚、不倫、離婚、復縁、三角関係、仕事、転職、適職、対人関係、運勢 |
多聞先生よりご挨拶
コラムを最後までご覧頂き有難うございます。
今回は恋愛関係に、いろいろな危機が訪れたり、マンネリ化して倦怠期に悩んでしまったりした時に、それを解消する方法についてお話しさせて頂きました。如何でしたでしょうか?少しでもお役に立てば幸いです。
男と女は意地の突っ張り合いさえなければ、仲良くやって行かれるのですが、腹の虫の居所が悪い時は、「別れるの切れるの」という話になります。落語の世界でも、笑い話にありますが、長屋に住む夫婦が大喧嘩の挙句の果てに、オカミさんが怒って出ていくと言い張ります。
オカミサン 「もう、あたしは出ていくからね」
亭主 「出ていくなら勝手に出ていけ!」
オカミサン 「それじゃ、出ていくよ、いいね」
亭主 「ちょっと、待った」
オカミサン 「何さ」
亭主 「表から出られたんじゃ、世間体が悪い、裏から出ていけ」
オカミサン 「裏かい?わかったよ。裏ってどこだい?」
亭主 「裏ってのは、表の反対だ」
オカミサン 「だから、裏口はどこだって、聞いてんだよ」
亭主 「裏口?そんなものはない」
オカミサン 「裏口がなきゃ、出ていけないよ」
亭主 「それじゃ、うちにいるがいい」
オカミさんに出ていかれては困ってしまいますよね。亭主の懸命の引き留め策です。この後は、オカミさんも大笑い、結局、丸く収まったと言うことです。
恋愛に何か支障が出た時は、どうしたら良いか迷ってしまいます。そうした時にこそ、絆の占いをご利用いただき、ご相談頂きたいと念願しております。
多聞
お客様から頂いた口コミ
女性40代
本当は鑑定をお願いする予定はなかったのですが、偶然にも私に縁のあるお名前の新人の先生とご紹介されているのを拝見し、ふとお願いしてみたくなった方です。
霊感タロットって、ここまですごいのか、と感銘を受けました。一つの質問に対して、一枚のカードをひいておられるとのこと、そこから、ものすごく詳細で具体的な答えを導いてくださいます。
それが、その一枚の意味するところを明らかに超えているんです。私が今仕事と趣味で取り組んでいることAとBとがあって、Aについての私の質問に対するご回答が、その時点ではお話してもいないBのことに関連していて、自然と「BをAに応用せよ」というメッセージだということがわかってしまうというといったことの連続で、後から後から質問が私から湧いてきました。
品があり、軽やかな口調で語ってくださる方で、私とのセッションの間、終始「フフフ、楽しいです」と笑っておられました。
当初は私的に多少モヤモヤするような案件をご相談したのですが、そのようにいかにも楽しそうに、かつ今の私が達成しうるおそらく最高レベルの未来を予想してくださるので、思いつく限りの質問をお聞きした後は、すっかり何かを不安に思う気持ちが払拭されていました。
最近忙しく、疲れている自分にご褒美のつもりで鑑定をお願いしましたが、ご褒美以上のセッションだったと思っています。