運気を「上げる」エネルギーの源は？

2021年の桜の開花予想は、平年より早く3月18日頃になると耳にしました。

桜の名所100選にも選ばれるお花見スポットの公園に、気の置けない仲間たちとお弁当を持ち寄って楽しくお話ししたり、そぞろ歩きで春の訪れを楽しみながら「また来年もこの場所で会いましょう」と約束していた2年前のことを、まるで昨日の出来事のように思い出します。

去年の今頃はCOVID-19が流行の兆しを見せ始めていた時期で、流石にお花見どころではありませんでしたが、今年も残念ながら自粛せざるをえないような情勢です。

閉塞感を感じる一方で、年明けに新たに知り合った人や、旧知の友達とSNSで細々と繋がり話をしていると、皆大変活動的で前向きなので元気を貰えます。そして、そういった人たちと接していると、自然と自分自身の運気も上がっていく事に気付いたのです。

さて、ここで疑問が生じます。彼等・彼女等がコロナ禍でも元気でいられるその秘訣は？

他人の運気まで「上げる」そのエネルギーの源は一体どこにあるのでしょう？

感じたことをまとめてみました。お時間よろしければどうぞお付き合いくださいませ！

「上げる」雰囲気はどこからくるの？

「お久しぶり。何か雰囲気変わったねー」

気軽に人と会うことが難しい世の中になってしまいましたが、そんな中で久々に友人と再会した時、最初の挨拶でよくこんなやり取りを交わしている自分に気付きました。

服装や髪型といった見た目の変化でイメージが変わるという事もあるでしょうが。。。全身より発せられるオーラからも、どことなく以前より洗練されたような印象を受けたのだと思います。

もちろん、変わらない安定感を常に保ち続けている人も中には居ますが、俄然「いい意味で」変わったと感じる人が多かったのです。

「仕事の部署が変わってオフィスカジュアルな服を選ぶようになった」「髪が傷んだので短く切った」など、理由は人それぞれですが、今年は自粛にジッと耐えてきたから何か刺激が欲しかった、意識して日常生活に変化をつけたという話をよく聞きました。

長引く自粛の影響により範囲が狭まった生活空間から、出来るだけ閉塞感を無くしたいとなると、必然的に最も長い時間を過ごす自宅から見直すことになります。思い切って断捨離を行ったのを手始めに、自分自身もイメージチェンジしてスッキリしたという訳です。

物や固定概念への執着を手放す事によって無駄が削ぎ落とされ、メンタル面にも良い影響が現れます。すると、その人自身が発するオーラからも、部屋を片付けてスッキリしたような、こざっぱりした爽やかさが感じられるようになるのです。

一言で表すなら、軽やかに「上げる」雰囲気といった感じです。

ここで少し話が横道にそれますが、一緒にいると運気を上げてくれる女性の事を「アゲマン」という俗称で呼ぶ風潮がありますね。

「性差別してる！」という声もあり、最近ではあまり表立って使われなくなったのかと思いきや、女子高生に話を聞くと、逆に運気を上げてくれる男性を「アゲメン」と命名していたので驚きでした(笑)

スピリチュアル風に表現すると、「徳を積んできた人」という事になるのでしょうか。「上げる」雰囲気とは、そういった空気に近いものがあるかもしれません。

「いいね！」が引き寄せる幸運について

「上げる」雰囲気というものを言葉で説明するのは難しいのですが、最も端的に表現するなら、私には軽くて明るくてキラキラしているように感じられるのです。

かと言って、フワフワと漂うような頼りなさは感じさせず、大きさや存在感は変わらないのに軽やかに輝いているので、自然に「いいね！」と口に出して言いたくなります。

私「その髪型、似合ってるねー」
友人「ありがとう、自分でも気に入ってるー」

実際には、このような会話になりますね。

本人含めて客観的にも「いいね！」と思えるので、どこにもネガティブな要素が無く、ポジティブな高い波動を放つことにより幸運を引き寄せることができます。

そんな運気の流れが良い時に、何気なく考えたり思い付いたりしたことを実行に移すと、結果的に夢の実現に近づくことができるのです。

例えば、新しい髪形に似合うヘアアクセサリーを探して、友人に勧められたお店を見て回ったり、似たような商品を扱う店舗をネットで検索したりといった具合に日常の行動にも変化が起こります。

そうすることで、周囲の環境が変化したり、目に入ってくる情報量が増えたり、新しい出会いによる刺激も生まれ、自分が楽しいと思える事、好きな事を追求し続けた結果、より良い未来へと進む事が可能になります。

「いいね！」を楽しむポジティブな波動が、変化と同時に幸運を連れてくるようなイメージですね。

魂のレベルを引き上げるには

以前に引き寄せの法則についてのコラムを執筆した時にもお話しましたが、最近は10代～20代の若い方にも精神性の高さを感じることが多々あります。

▼引き寄せの法則に関するコラムはこちら▼

「引き寄せの法則」～Dreams come true～

SNSの発展により、世界中の人々とシームレスに繋がる事が可能な環境が整いつつあるのもその一因だと思います。

肉体という縛りから精神が解放され、国境も人種も超えて、面識すらない人と自宅にいながら容易に情報の交換ができる世の中になりました。

インターネットを通じて、小さい頃からそういったコミュニケーションに慣れ親しんできた子供たちは、私たちの世代と比べて、ある点においてはアドバンテージがあると言えるでしょう。

とは言え、そんなネットの世界でも他人との関わり方によってはトラブルが発生するケースも多々あるので、無難な受け答えや対処の仕方など、大人社会と同じか、もしくはそれ以上に対人能力のスキルを求められることもあります。

知識を望むなら個人でいくらでも取り込むことが可能な情報の海の中で、荒波に揉まれながらも魂の経験値を積み上げていった若者たちとやり取りをすると、まるで完成された大人と会話をしているような感覚すら私は感じるのです。

コロナ禍の状況で、さらにその傾向は加速したように感じます。

辛く苦しいことは現世の価値観では敬遠されがちです。誰もがお祝いの席ではつつがない人生を祈りますし、わたし自身も困難や苦しい努力は出来る限り避けて通りたいと思うタイプです。

ですが、スピリチュアルな目線で世の中の真理を深く掘り下げていくと、喜怒哀楽の全てを自分のモノとして体験していく方が、魂の成長においてはプラスになるのだと解釈しています。

そういった意味では、世界的な苦境に立たされている現在の情勢は、私たちの精神世界を次の段階に押し上げる為に避けて通れない課題なのかもしれません。

暗い世相を反映したような出来事に遭遇するとネガティブな方向に感情が引きずられそうになりますが、体験した分だけ得られる魂の経験値は跳ね上がると気持ちを切り替えることでポジティブな波動に変え、自分の好きな事を追求してください。

あなたの興味に応じる道はすでに沢山用意されているのですから。

思考の変化がもたらすもの

子供は無知で未熟者、大人には知識と徳がある。。。とはもう既に言えない状況になっていると感じます。

今の世の中では、少しでもあやふやな記憶はさっとスマホで調べてしまい、自分が知らない答えも手の中に収まるネットに聞けば判るのです。

または、いい歳をした大人同士が電車の優先席を巡って言い争い、周囲に迷惑をかけるような出来事も起きていますのでね。

こういった現実をしっかりと受け止め、スタート地点は皆同じだという気持ちで、少しでも日常生活に変化をつける努力をする事で、光り輝く未来の自分自身が、高い所から今現在の自分を引き上げてくれるように感じます。

「失敗したらどうしよう」という不安は「失敗しても大丈夫」という自信に変えてみましょう。

そういった意識レベルの変化を毎日繰り返していけば、いずれ運気を「上げる」ポジティブな波動が必ず定着します。

思考の変化は一朝一夕には難しいと思いますが、焦る必要はありません。毎日少しずつの地味に思える繰り返しが、「徳を積んだ魂」への着実な一歩になるとポジティブに考え、まずは身近な生活空間の見直しから始めて見ませんか？

最後までお付き合いいただきありがとうございました！

▼堂園 りま先生の前回の記事はこちら▼

不完全だからこそ美しい！風の時代に相応しい生き方とは？

▼堂園 りま先生のインタビューはこちら▼

占い師インタビュー：堂園 りま先生