『不安』に負けない対処法とは？

『不安』…それは時として、全ての開運への道標(みちしるべ)を破壊してしまう、強いネガティブな反応を人々にもたらします。

一組のカップルを例に取ると、相手を心の底から愛しているのに、不安だから束縛してしまう。結果、一方の心が離れて破局に至ってしまうケースも少なくありません。

自分からは与えず、相手の愛を欲するばかりでは、2人の世界のバランスは崩れてしまいます。歪(いびつ)な恋愛は長続きしないものです。

裏を返せば、不安に巻かれることなく感情のコントロールを覚えることさえ出来れば、今よりもっと愛される人間に誰でもなれるはずなのです。

これは恋愛に限らず、様々な人間関係において同じ事が言えると思います。

とは言うものの、不安な気持ちは誰でも大なり小なり感じるものだし、そういった感情のコントロールが果たして可能なの？

そう思った皆様、一緒にお悩み解決への糸口を読み解いて参りましょう。

ご興味ありましたら、どうぞ最後までお付き合いくださいませ。

不安なAさんと聞き上手のBさん

Aさん「わたし不安なの。この気持ち判る？」
Bさん「うん！わかるよー！大丈夫だよー！」

ある日ふと入ったカフェで、隣の席からこのような会話が聞こえてきました。

Aさん「だから不安なのー」
Bさん「…うん。判った。」

Aさん「何が判ったの？」
Bさん「…不安だって判ったよ…」

お友達女子2人で真剣に話し合っている様子で、聞き耳を立てるのは悪いかなと思ったのですが、あまりに同じ内容を繰り返しているので、どうしても気になってしまいました。。。

時間が経てば会話に何か変化が起きると期待したのですが、Aさんは延々とBさんへ同じ話を繰り返しています。

Aさん「本当に判ってる？」
Bさん「うん、判ってる(暗い顔)」

横で聞いていた私が、たまらず先にギブアップしてしまいました。Bさん、お疲れさま～！！

ここまで同じ話が続くことはそうそうありませんが、お友達や家族との間で、似たような会話はよくありますよね。

さて、あなたはAさんタイプでしょうか？または、Bさんのタイプでしょうか？

Aさんは真剣に悩み事を聞いてほしいだけで悪気が無いのは判りますし、同じ話をここまでジッと聞いてくれるお友達を持てたという事は、ある意味、とても幸せだと思います。

ですが、このAさんBさんにとって、今回のカフェタイムが充実した時間になったかと言えば疑問符が付きますね。

皆イヤな思いをするよりは楽しく陽気に過ごしたいし、それが友人と共に過ごす時間であるなら尚更です。

人生において時間は有限です。そう考えると時間は命そのものなのです。つまり、時間を有意義に使えないと、無意味に命を消費してしまう事になりかねないのです。

「命を無駄にしてはいけない」という普遍的な表現なら、当然のように誰でも認識出来ると思います。

では、「友人から楽しい時間を奪うという事は、友人の命を無駄にしているのと同じである」とするならばどうでしょうか。大袈裟過ぎる表現？

皆様はどう思われますか？

クヨクヨしないのは無理、でもね…

Aさんに対して、巷に溢れるような定番の助言をするなら「悩まず前向きに、ポジティブに、ネガティブなものは引き寄せないように」といった内容になるでしょう。

そういう類の言葉は、元気な時に心に響くと「そうだ、頑張ろう！私には出来る！」と思えるのです。

ですが、『不安』というのは、ポジティブに思えないからこその感情という側面も否めませんよね。「どうにかなるさ」と気楽に構える事が出来ず、主に自分の手に余る制御できない状況下にある時に抱く感情です。

無理をしてポジティブになろうとすると、今現在落ち込んでいる自分を不自然な形で持ち上げようとしてしまったり、ポジティブになれない自分自身を責めてしまったり、または、自分の感情を無視して『ポジティブな振り』をすることで取り繕おうとする方も実際に多いのです。

本心を無視して自分に嘘をついた所で、我慢の上に本当の幸せは成り立ちません。

カフェで見掛けたAさんBさんの関係性は全く分かりませんが、例え深い絆で結ばれた間柄だったとしても、「いつまで同じ話を繰り返すの？せっかく会えたのにツマラナイし私の話も聞いてよー。あーあ楽しくない。この話早く終わらないかなー」というBさんの心の声をAさんは察するべきだったと思います。

ですが、同じ話をいつまでも繰り返していることから分かるように、Aさんも決して満足はしていないでしょう。

そう、2人ともこの時間に満足していないのです。一方的に話すAさんだけが満足しているわけでもないのですね。

悩み事や不安を抱えている時点で満足とは程遠いのです。

クヨクヨしてしまうことは仕方ない、ですから、なぜ自分はいつまでも悩んでいる状態から抜け出せないのか自覚することから始めるべきです。

自覚したら、その意識を大切にする事。状況に流されて目の前に薄らと見え始めた出口を無視してはいけません。

友人に延々と愚痴をこぼした所で問題が解決する訳ではないと自覚する、もっと他にやるべき事があると自覚する、友人と過ごす時間をつまらないものにしてしまっている自分の振る舞いについても自覚する。何事も自覚することから始まります。

全てを自覚すれば、クヨクヨした感情は次第に薄れていくでしょう。ポジティブになれない今の等身大の自分自身と向き合うことで初めて前向きになれます。今の自分の立ち位置を確認してから、自分に足りないものを足していけばいいのです。

人それぞれ個性も環境も感覚も異なるので、「前向きに」という言葉だけが独り歩きしないように、世間から尊いとされているような言葉であっても一度自分の中で咀嚼して当てはめてみること、丸々受け売りのポジティブでなく、自分が納得できることを取り入れていくことで、前向きな自分でいられるようになると思います。

望むモノをマイペースに一つずつ手に入れましょう！

スピリチュアルの分野で取り上げられることが多い『引き寄せの法則』や『ポジティブシンキング』など、巷に溢れる情報は間違いではありません。

自分に合う所だけを取り入れていけばいいのです。全て聞いた通りにではなく、自分に合うようにカスタマイズすることが必要なケースもあるでしょう。人はそれぞれ十人十色と言いますからね。

「引き寄せの法則を使って幸せになるために頑張る！自分にはきっと出来る！」と思った時こそ慎重に。その気負いは後々苦しくなってしまいそう…ってちょっと思いませんか？

自分に出来る出来ないではなく、理想的な自分であるために、現在の自分自身を素直に見つめることが大切なのです。苦しい事は続けられません。

現実の自分の立ち位置を確認することはネガティブな行動ではありません。現実を無視して周りにキラキラしているように見せることがポジティブではなく、等身大の自分を自覚することが、明るい未来への一歩に踏み出す為に必要なのです。

『不安』とは形のないモノですが、確かに存在してます。想像力も手を貸してしまい、それは時に手に負えない大きな存在として私達の心理に大きくのしかかることがあります。

「これまで経験していない・自分は持っていない・失うのが怖い」といった、不安を増長させる要素を数えて心細くなるならば、逆に「すでに経験している・自分は持っている・決して無くさない」といった要素を一つずつ確認していく事で心強くなれます。

確実なカウント、確かなモノを数えるのです。

あらゆる生命は進化する過程で数えきれない失敗を積み重ね、学習しながら今日へと至ります。したがって、失敗は成功体験よりも忘れにくく、ネガティブはポジティブより基本的に強く記憶に残ります。太古の世界での失敗は死を意味したからです。

生き残るための真剣勝負から得た蓄積が、遺伝子レベルで記憶に刻み込まれているので、人がネガティブな思考になりやすいのは致し方ないことなのです。

「人はネガティブな記憶が残りやすいように進化してきたのに、どうやったら幸せになれるの？」

こういう感想をお持ちになった方も当然いるでしょう。

努力無くポジティブな思考を維持することはかなり難しいです。それでもこの世に存在する自分のために、幸せになるために、ネガティブな感情に引き摺られることなく幸せに快適に未来へ進んで行けるように、御自身を安心させる確かなモノをカウント・数えてみましょう。

もし、現時点で何も数えられるモノがなければ、今後そういったモノを増やしていけるように、望むモノを手に入れられるように行動してみましょう。

等身大の自分を自覚して、安心出来るモノを無理せずマイペースに一つずつ手にしていけば、心にゆとりある未来に向かって確実な歩みを進められるでしょう。

『不安』を克服すると幸せオーラが溢れ出します！

一足飛びには出来ませんが、『不安』な状態が少しずつ解消されると人は安心して過ごせるようになります。

安心を得ることで初めて心に余裕が生まれ、よく眠れたり、ゆったり充実して過ごすことができて、人にも優しく振る舞えるようになります。

安心して過ごす時間が長くなれば、心に余裕があることが当たり前となり、その状態が日常になっていきます。

『不安』な感情に支配された状態では、心に余裕は生まれません。不安な感情は非常に暗くて重いエネルギーを放出するため、プレッシャーで心が押しつぶされてしまうからです。

心に余裕がある状態を可能な限りキープできるよう心掛けてください。それが出来れば、陰気・悪徳は遠ざかり、あなたが発する明るい波動が優しさ・美徳として周囲に認識されていくでしょう。

人は悪意にも優しさにも敏感です。そして優しい人の周囲には、自然とたくさんの人が集まります。誰もが心地良い時間を過ごしたいですからね。

心に余裕が生まれ日常を過ごす中で、また『不安』が頭をもたげ始めたとしても、自分の立ち位置を日常的に確認して前向きに切り替えていくことを繰り返し、繰り返し続けていく事で、『不安』より安心感・幸福感を感じる時間がドンドン長くなり、幸せオーラが溢れ出します。

人は「この人と一緒にいたら幸せになれそう」という人に惹かれます。

人は霊的な存在ゆえに視えないオーラを感じて、美しい幸せオーラに導かれて集まります。沢山の人と縁が生じて日常的にネガティブな感情をリセットしていくことを繰り返し出来れば不安は去り幸せを常に感じられるようになります。

『不安』は生まれながら人にインプットされている、危険回避の本能に紐付けされた機能ともいえます。

だからこそ常に前向きに心を切り替えて、幸せを常に望む姿勢が1番となります。

皆様に明るい未来が開かれますように心からお祈り申し上げます！

最後までお読みいただきありがとうございました！

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高まるオーラカラーの色を纏いましょう！

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占い師インタビュー：堂園 りま先生