「ドラえもん」から学ぶ人間関係の改善方法
執筆した占い師:M.MIDORI先生
更新日:2022年3月25日
皆さんこんばんは。M.MIDORIです。
「国も組織も、大勢の人が集まるだけで、なぜこうも激しく対立してしまうのだろう」と、最近改めて痛感しています。
更に小規模なコミュニティであっても…例えば習い事のような場であってもそれは同じです。
「何故だか判らないけど敵対視してしまう人がいる」…という方は意外に多いのではないでしょうか?
今回のコラムでは、誰もが知っている国民的なアニメを例に、人間関係の「こじれ」とその改善方法について考えていきたいと思います。
人間関係の「こじれ」はなぜ起きるか
自分に対し、事あるごとに冷たい態度で接してくる人が身近にいると、得てして人間関係はこじれてしまいがちです。
元々は敵対心が無かったとしても、相手から良く思われていないと感じる事でネガティブな方向に感情が流れやすくなります。
お返しとばかりに、こちらも冷たい態度で接するようになったり、さらには、相手と仲良くしているグループに対しても、嫌悪感を抱くようになるかもしれません。
そして、そのままどんどん人間関係が悪化してくと、最終的には周囲から孤立してしまい、自分の居場所を完全に失ってしまいます。
相手を受け入れ我慢する事で、周囲との協調を図ろうとする自分と、相手を否定して己の正しさを周囲に認めさせたいと考える自分…私たちは常に様々な感情を抱え、葛藤しながら日々生活しています。
このように、相反する感情を同時に抱くことを、心理学の世界では「アンビバレンス」(両価的心情)と呼びます。
私の元へ相談に来られる方も、この心情に起因する問題を抱えている事が多々あります。
相反する感情とうまく折り合いをつけながらバランスを保っていられる人は、人間関係が極端にこじれる事はありません。
どちらかの感情が突出する事で、どんどん自分を苦しめていき、最悪は鬱のような状態に陥ってしまうのです。
そういった問題を自分一人で抱え込んでしまい、生きづらさを感じている人は非常に多いです。
「ドラえもん」の主要キャラクターに学ぶ
もし、あなたが今、人間関係のこじれによって思い悩んでいるのでしたら、自身の心の状態をしっかりと知ることが重要になります。
そこで、私が伝えたい事を分かりやすく皆さんに紹介できる題材は無いものかと考えていたところ、ついに思いつきました…
それは、あの国民的アニメ「ドラえもん」に出て来る登場人物たちです。
これより簡単ではありますが、ドラえもんの主要キャラクターについて解説していきますね。
野比 のび太くん
のび太くんは、のんびりとした温厚な性格で、他人を深く思いやる心があり、仲間を助けるために危険に立ち向かう勇気も持ち合わせています。
短所としては、怠け者で他力本願な一面があり、何か困ったことがあるとすぐにドラえもんの道具に頼ろうとする点などが挙げられるでしょうか。
のび太くんは優等生の出木杉くんと比較されることが多いので、一般的には短所のイメージの方が強いかもしれませんね。
実は、のび太くんは幼少期に「天才少年」と呼ばれていたのですが、元来の性格が仇となってか、何の努力もしないまま小学校に進んだため、その後の学業成績は周囲から大きく後れをとることになります。
剛田 武くん(通称ジャイアン)
ジャイアンはリーダーシップが強く、いざという時には頼れる存在です。
のび太くんを「心の友」と呼んだり、仲間思いな描写は映画版のエピソードなどで多く見られます。
短所は、自分の思い通りにならないと気が済まない性格で、時として過度に攻撃的になったり、人をばかにするような態度をとるという点です。
「お前のものはオレのもの、オレのものもオレのもの」という台詞は有名ですよね。
基本的に腕力で物事を解決しようとするため、批判的思考力に乏しく、人からの影響を受けやすいといった傾向も見られます。
骨川 スネ夫くん
スネ夫くんは良く言えば「世渡り上手」、悪く言えば「ジャイアンの腰巾着」といった印象が強いかと思います。
人を褒めて気分良くさせる話術に長けており、ジャイアンの怒りの矛先をうまくのび太くんに誘導する事で、自分が巻き添えになるのを避ける描写も度々見られます。
同時にさびしがり屋で、母親に依存するような言動が多いのも特徴です。
源 静香ちゃん
静香ちゃんは、思慮深く優しい性格で、分け隔てなく誰とでも接する事ができます。
母親のような存在といった印象が強い静香ちゃんですが、連載初期はジャイアン達と一緒にのび太くんをからかう事も多かったのです。
最近ではそういった言動はほぼ無くなりましたが、時代に合わせて最適化が進んだキャラクターと言えるかもしれません。
「のび太の宇宙小戦争」では、「そりゃあわたしだって怖いわよ。でも…このまま独裁者に負けちゃうなんて、あんまり惨めじゃない!やれるだけのことをやるしかないわ…」 という名言と共に戦車に乗り込む描写がありました。
自己犠牲的な精神で周囲に優しさと愛情を与え、その事によって自分自身を苦しめるキャラクターでもあります。
…以上、ドラえもんの主要なキャラクターについてご紹介しましたが、彼等の長所や短所は、大なり小なり私たちにもに当てはまるのではないでしょうか?
相手の長所にもきちんと目を向けて
今回、ドラえもんを題材にしたのは、人間関係で何かしらのトラブルが起こった際に、立ち止まって考えるための参考例になるかもしれないと考えたからです。
人は皆、生まれ持った性格も、育った環境も異なりますので、相手とソリが合わなかったり、時には喧嘩をしてしまう事も致し方ないと思います。
ただし、そこで相手の人間性までも完全に否定してしまうのは、行き過ぎた行動に突っ走ってしまう要因になりかねません。
そして、相手も自分も不利益を被るだけの虚しい人生を、その先過ごす羽目になるかもしれません。
「ドラえもん」の登場人物たちには皆、長所と短所が存在し、現実世界で生きる私たちと同じように人間関係の悩みも抱えています。
ですが同時に、共に笑い、共に泣き、進む先に障壁があれば、わだかまりを全て水に流し、力を合わせて共に困難に立ち向かう姿が、全国の子供たちに夢と希望を与えているのではないでしょうか?
自分のことを棚に上げて、相手の欠点だけをあげつらうのは傲慢で虫が良すぎます。その人の長所にもきちんと目を向けるべきなのです。
それが難しいようでしたら、せめて、自身の度量が狭いという認識だけは持った方がいいと思います。そのことにすら気付いていない人が多いのが、一番の問題だと思いますので。
自身も含めた全ての人の長所と短所を認識した上で、「お互い一緒にやっていこう」という気持ちが芽生えたら、きっと人間関係の改善に役立つと思います。
ドラえもんの名言から学ぶ
「いつも周りの目が気になってしんどい…」
「人間関係でいつも失敗して自分が嫌になる…」
「思ったことを正直に人に言えない…」
こういったお悩みを抱えておられる方は、まず自分自身のことを知って、それから人の心を理解する必要があります。
過去の失敗をフィードバックして見つめ直すことで問題点を洗い出し、課題を浮き彫りにして初めて改善への道筋が見えてきます。
そこから学びと気付きを得て、自己成長に繋げることができるのです。
他人に対しても自分に対しても、同じように労りの気持ちを持ってください。そして、丁寧に生きてください。
乱暴な言動は人を傷つけるだけでなく自分自身を一番傷つけていることに気付いてください。
最後に、私が元気と勇気をもらった「ドラえもん」の名言について、ご紹介したいと思います。
「きみはかんちがいしてるんだ。道をえらぶということは、かならずしも歩きやすい安全な道をえらぶってことじゃないんだぞ。」 ドラえもんの名言
「いくら夢の世界に逃げても覚めたらみじめになるだけじゃないか!もっと現実世界でがんばらなくちゃ…」 ドラえもんの名言
「未来なんてちょっとしたはずみでどんどん変わるから。」 ドラえもんの名言
「いちばんいけないのは、自分なんかダメだと思い込むことだよ。」 ドラえもんの名言
「さりげなくわらってはいるが…きみの気持ちが、どんなにきずついたかぼくにはよくわかる。」 ドラえもんの名言
「人の親切を、ありがたいと思わないのか。うれしいときは、犬でさえシッポをふる。 ネコだってのどをならす。きみは人間なのに…」 ドラえもんの名言
「大人ってかわいそうだね。自分より大きなものがいないもの。よりかかって甘えたり、しかってくれる人がいないんだもの。」 ドラえもんの名言
「無理しないで、自分の力でできることをやってみようよ。」 ドラえもんの名言
「なにかしようと思ったら、 そのことだけに夢中にならなくちゃだめだ。ほかのことに気をとられちゃいけないんだ。」 ドラえもんの名言
「のび太君を選んだ君の判断は正しい。あの青年は、人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことのできる人間だ。それがいちばん人間にとって大事なことなんだからね。」 しずかちゃんのパパの名言 結婚前夜より
「君はこの先 何度も転ぶ でもその度に立ち上がる強さも君は持っているんだよ。」 ドラえもんの名言
「どんなに勉強が出来なくても、どんなにけんかが弱くても、どこかに君の宝石があるはずだよ。その宝石を磨いて、魂をぴかぴかにして魅せてよ。」 ドラえもんの名言
「どっちも自分が正しいと思ってるよ。戦争なんてそんなもんだよ。」 ドラえもんの名言
最後まで読んで頂きありがとうございました。お体に気をつけてお過ごしください…
M.MIDORIでした。
▼M.MIDORI先生の前回の記事はこちら▼
マインドチェンジ術を活用して人間関係の悩みを解決!
▼M.MIDORI先生のインタビューはこちら▼
占い師インタビュー:M.MIDORI先生
このコラム記事を書いたのは、「電話占い絆~kizuna~」占い鑑定士のM.MIDORI先生です。
M.MIDORI先生ミドリ
鑑定歴 | 10年以上 |
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得意な占術 | 霊感タロット・未来予知・四柱推命・シンクロニシテイ・スピリチュアルリーディング.数理学.基礎心理学 |
実績 | 鑑定が終わった後で、「心が楽になりました、また頑張っていけそうです」と前向きになられ、 嬉しいお声をたくさん頂き逆に私がいつも力を頂いています。 メールでも嬉しいお言葉を多数頂いています。ほんとうに感謝でいっぱいです。 |
得意な相談内容 | 恋愛成就・復縁・不倫・浮気・結婚・離婚・片思い・相手の気持ち・仕事・適職・転職・習い事の選択・人間関係・嫁、姑問題・夫婦問題・子供の悩み・親子の問題・自分の弱点の対処法など・金運・開運 (生死にかかわる内容やお子様の出産前の性別。ギャンブル、受験や資格の合否などはお応えできませんのでご了承ください。 |
M.MIDORI先生よりご挨拶
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
私がコラム内で語っている内容は、皆さんがすでに知っている当たり前の事ばかりかもしれません。
ですが、その「当たり前」すらおざなりにされているのが今の時代です。
昔は言葉のキャッチボールをきちんと出来ていたのに、気がつけば今はドッジボールになっているという気がします。
自分の心が今どんな状態にあるのか客観的に見る習慣を身につけてください。
同時に、相手の心の状態も気に掛けるようにしてくださいね。
なぜなら、自分一人だけで言葉のキャッチボールは出来ないからです。
私のアドバイスが必要でしたら、お気軽に鑑定をご利用くださいね!
お客様から頂いた口コミ
女性20代
ゆったりとした話し方で、心が落ち着きました。
ついつい長く話したくなっちゃいます^_^
言いにくい結果も言葉を選んで言ってくださるので、信頼できます。
これから頑張っていきますね!
前向きな言葉をたくさん、ありがとうございました。
またよろしくお願いいたします!